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ゴシックとは何か 大聖堂の精神史(講談社現代新書)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 9件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.1
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社現代新書
  • サイズ:18cm/241p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-149487-2
  • 国内送料無料
新書

紙の本

ゴシックとは何か 大聖堂の精神史 (講談社現代新書)

著者 酒井 健 (著)

【サントリー学芸賞(第22回)】【「TRC MARC」の商品解説】

ゴシックとは何か 大聖堂の精神史 (講談社現代新書)

756(税込)

ポイント :7pt

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評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

大自然への憧憬

2003/11/26 23:39

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:北祭 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヨーロッパを舞台にした映画で稀に見かけるゴシック様式による大聖堂。あれは“異様”である。天井にあるどこまでも高く伸びる尖頭アーチ、側面の縦長の大きな窓にはめ込まれたステンドグラスの濃厚な色彩、聖堂を外部から支える蟹の足のような飛梁と控壁。“グロテスク”、まさにこの言葉がピタリと当てはまる建築様式はちょっと他にない。

 著者は、ジョルジュ・バタイユの思想を研究するためにパリに留学していたときに訪れたサン・ピエール大聖堂(1272年完成)で“衝撃”をうけた。
 「…全身射すくめられ、その場に立ちつくしてしまった。…北方の暗い空を背景にそそり立つおどろおどろしい大建築物。もの言いたげに迫ってくる不吉な巨体。ゴシック様式の大聖堂が私の心に最初に食い入ったときの印象である。この印象とともに私は、ゴシックを見た、という思いにはじめて襲われたのだった。」p.4
 この強烈な印象は決定的であった。以来、著者はゴシックにとりつかれたという。

 本書はゴシックの起源からその盛衰、そして復活にいたる歴史をすっきりと解説した良書である−こういっても間違いではない。しかし、それでは本書のもつ魅力の本質がするりと抜け落ちてしまうのだ。その本質は、ゴシック研究が著者の本職ではない点に関係がある。
 著者が本職となすのはバタイユ研究である。しかし、ひとつの強烈な体験によって“ゴシック”にとりつかれてしまった。ゴシックに並ならぬ好奇心を抱き、数世紀にわたる宗教・社会・文化の視点から大聖堂を徹底的に考察した。その成果が本書であり、ここに綴られた文章からは、“好奇心に突き動かされる著者の鼓動”が伝わってくるのである。言葉はときに詩的となり、ときに宗教的でありさえする。純粋で強烈な好奇心が研究の原動力となり、それが確かな「ゴシック観」としてここに結実している。本書の魅力はそこにある。

 とりわけ、「ゴシックの誕生」についての考察にはため息が出た。農民達による大自然への憧憬、大開墾により失われし森林への思いを反映した大聖堂の建築様式。大地のもつ陽気な破壊力の表現により、一つの完結した形状が否定されたグロテスクな彫刻や装飾。物質的な光を神の光へと近付ける濃厚な色彩によるステンドグラス…。
 ただ漠然と“異様”であると思っていたもの、その悉くに、そのような形象になる理由があったのである。
 ゴシックは大自然を表現する。故に“時間の流れ”をも取り込むのだという。風化し廃墟と化した様、継ぎ足し改築された様もまたゴシックの様式なのだという。

 本書の最後を締め括るのは“サグラダ・ファミリア聖堂”であった。このガウディによる力学的計算に則りつつ淡々と建築が進められる“異様のもの”は、自然の崇高さを表現するゴシックの怪物である。建築も半ばにして既に一部には風化が見られるという。はたして完成する日がくるとは思えないあの大聖堂の存在価値はどこにあるのか、長く疑問であった。しかしそれも解消した。完成などしない、時間の流れと共にある、それがゴシックなのである。

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紙の本

合理性の進展ではないもう一つの西洋精神史

2006/01/14 22:02

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YOMUひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヨーロッパの景観というとまず連想するもののなかに、ゴシック大聖堂は必ず含まれているだろう。し
かし、日本人は、そのいかにも西洋的な、直線的で巨大な石造り構造、天を突く尖塔、あるいは、壮麗なステンドグラスといった見た目の威容に感心するものの、建設当時、そこで暮らした住民たちの精神生活について、あまり知識は持ち合わせないであろう。

ゴシックがキリスト教における天上世界への憧れを形象し、司教や国王の威信を高めるための建築であったということは、容易に想像できるが、中世都市民がもつ異教の信仰心の発露でもあるという点は、大変興味深い。著者は、大聖堂に対するノートル・ダムという呼称に表れた聖母信仰や、大聖堂内部の、樹木を模した、あるいはグロテスクな怪物の彫刻、さらには苦悩のキリスト磔刑像などから、都市民に残存する異教信仰の名残を鮮やかに解き明かしていく。
また著者は、そこで行われた宗教行為に不浄で不吉な「左極の聖性」を読み解く。都市民は「人間一人一人を画する精神の殻が壊されて人間間に深い共同性が実現し、自然の律動と重なる、そういう機縁を求め」たという。宗教社会学やバタイユの思想を援用した「聖なるもの」は、宗教というものの本質に関わるものかもしれない。
逆に、これら都市民の異教信仰を取り込んでいく、キリスト教の側の巧妙さも印象的である。
さらに、古典主義時代における受難を経たゴシックの復活は、西洋精神史について、もう一つの視点から見る可能性を示しているのではないだろうか。
本書は2000年度サントリー学芸賞受賞作であるが、読者が世にある各賞の受賞作を読み応えのある書籍選択の目安とする方法に、相当の有効性があることを(なかには例外もあるが)証明する結果となった。
しかし、このような良書が早々に品切れになって放置されるのは、嘆かわしい。

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紙の本

果たしてゴシックのイメージは?

2002/07/06 10:11

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ベリ太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ゴシックとは何か」という題名にひかれて読み進める。

ロマネスク様式とゴシック様式は時代的にかなりラップしているが、
著者の薬籠中にあるバタイユを引用しながら、
いっきにかつ巧みにゴシックの大聖堂に焦点を集めていく。

さらに著者の該博な知識は、そのゴシックのイメージを対比のなかで明らかにする。
イタリアの反ゴシックの美学、宗教改革の聖書主義。
そして時代は下ってのイギリスを嚆矢とするゴシックの復活。

ゴシック様式がヨーロッパの中で連綿と生きてきた形を、
コンパクトに凝縮して語ることにおいて類書はない。
事実記載において秀逸のみならず、著者のパトスも所々に感じさせられる。
これは名著と値すると言えよう。

しかしながら、この内容と題名に一種の違和感は否定できない。
「ゴシックとは何か」の題名に求めた読者の心の映像に、
果たしてどんなゴシックの強烈なイメージを残せただろうか?

これは求めすぎであるかも知れない。
しかし、内容が素晴しいだけに、
よりハイレベルなものを望んでしまいたくなる気持ちを禁じえない。

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2004/10/11 20:29

投稿元:ブクログ

大聖堂建築は、何故、天にもとどこうかと思えるほどの高さなのか。高く建てようと思った、当時の人々の心理も合わせて理解。カドフェルや「薔薇の名前」など、中世時代に興味があるならば、建物という切り口からも理解を深めたいと思う。

2006/11/19 12:58

投稿元:ブクログ

「ゴシック・ロリータ」の、ゴシックって何だ?
私のイメージにあった関連語と言えば「ゴシック体」ぐらい。・・・さっぱり掴めんな。
ゴシックが秘めている、現代の女子中高生を魅きつけてやまない要素とは?それを探る上での参考文献として読みました。(そういう読者は多分珍しい)

尖った聖堂、人を寄せ付けない聖性 過剰に装飾的な天井、その下にある壁画やステンドグラス等々、ゴシックを代表するものを多数紹介、解説。
あの悪趣味かつ魅惑的な文化が何故生まれ、如何様にして衰退したか。
当時の人々の思いや社会背景、聖堂の情景を描き出す。
ゴシックが与える印象を的確に言葉で示してるところがいい。
(ちなみにゴスロリの魅力についてですが、「幻想性」かなーと思った。)

2007/05/23 22:12

投稿元:ブクログ

欧州へ行くと、その美しさに目を奪われる、『ゴシック建築』の大聖堂。
そこには天に在る神だけではなく、大地、森林への信仰がありました。
後世の歴史観、中世の歴史・文化を背景に『ゴシック』という言葉、その精神性を知るための入門書です。読みやすいです。

2010/07/19 23:37

投稿元:ブクログ

中世ヨーロッパの建築様式であるゴシックを思想史を織り交ぜながら書かれた作品。なぜゴシック様式の教会には悪魔などの異様な怪物たちの彫刻が彫られているのか不思議に思っていた私に明快な答えを与えてくれた一冊。

ちなみに学生時代、この先生の授業を受けてました。授業よりも多分、本のほうが好きです。(実力は確かな人だと思いますが、愚痴っぽいのがたまに傷な方だったという印象を持っています。)

2012/10/26 15:54

投稿元:ブクログ

キリスト教と異教が共存する象徴空間としてのゴシック大聖堂。それは昏く不吉な中世の森の比喩でもある。

中世におけるゴシック大聖堂の誕生からその衰退および19世紀における復興まで。建築史だけでなく、宗教や社会、文化といった視点からゴシックを論じた精神史。著者の主観的記述が多く、時に牽強付会と思われない点もないではないが、すごく面白い。

2010/12/14 06:44

投稿元:ブクログ

[ 内容 ]
大聖堂はなぜ高いのか?
中世キリスト教信仰と自然崇拝が生んだ聖なるかたち。
その思想をたどり、ヨーロッパを読み直す。

[ 目次 ]
第1章 ゴシックの誕生―自然とキリスト教の出会い(大自然への憧憬;死と笑いの聖性;威光と調和)
第2章 ゴシックの受難―変わる美意識、尖鋭化する宗教感情(戦争とペスト;反ゴシックの美学;宗教改革)
第3章 ゴシックの復活―近代はいかに中世を甦らせたか(ゴシック神話―イギリスの場合;生ける全体―ドイツの場合;神秘と感覚と構造―フランスの場合)

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