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〈骨牌使い〉の鏡
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.2
  • 出版社: 富士見書房
  • サイズ:20cm/507p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8291-7412-9
  • 国内送料無料

紙の本

〈骨牌使い〉の鏡 (Fantasy essential)

著者 五代 ゆう (著)

祭の日、「骨牌」を使った占いの最中、アトリを襲った悲劇が、すべての物語を語りはじめる。運命的に出会った青年の「お前は十三番目なんだ」という言葉の意味とは。「骨牌」に翻弄さ...

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〈骨牌使い〉の鏡 (Fantasy essential)

2,484(税込)

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商品説明

祭の日、「骨牌」を使った占いの最中、アトリを襲った悲劇が、すべての物語を語りはじめる。運命的に出会った青年の「お前は十三番目なんだ」という言葉の意味とは。「骨牌」に翻弄される少女アトリの数奇な運命を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

五代 ゆう

略歴
〈五代ゆう〉作家。著書に「機械じかけの神々」「遙かなる波濤の呼び声」など。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.9

評価内訳

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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

これぞファンタジー!

2001/02/20 01:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 商業都市ハイ・キセレスの骨牌使いアトリは時折、奇妙な夢を見る。それはいつも暗い夜にアトリの上に訪れ、涙を流す。それは、これから始まることの予兆に過ぎなかった。花の祭の日、アトリは〈斥候館〉でロナーと名乗る流れ者の剣士と出会う。彼を占ったアトリが見たのは、死と破滅を意味する骨牌〈月の鎌〉だった。果たして、ロナーと名乗るこの男は何物なのだろうか? やがてアトリの、運命に翻弄される旅が始まる。
 実力派のファンタジー作家・五代ゆうの描く、一大叙事詩である。この作品はどこか創世神話的な趣を持ち、そして切ない。タロットにも似た十二枚の『骨牌』と呼ばれるカード、反逆した『逆位』の骨牌、見ず、聞かず、語られない禁断の『十三』。そんなガジェットやタイトルの示す通り、物語は『骨牌』を中心として巡る。
 タロットカードの連なりは、運命を摸した寓話の旅でもある。《魔術師》に始まり、《恋》を知り《運命》の変転や《死》を体験し、やがて変容の旅は天空の果てへと続く。本書も同じく寓話的な物語であり、その行き着く先は骨牌の一枚である《円環》の象徴する、《巡り行く世界》なのだ。
 私は常々『国産ファンタジーは何か物足りない』と思っていたが、そんなことはなかった。本書はまさしく、ファンタジーの王道を行く作品なのである。

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紙の本

2度目の「始まりの骨の物語」

2001/11/27 00:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kusnoki - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タロットカードに似た「十二の骨牌」。それに象徴される十二の「詞(ことば)」で形作られる世界。街の占い師の少女、アトリは「骨牌」の織り成す数奇な運命に巻き込まれていく。

 著者のデビュー作「始まりの骨の物語」を読み、私はファンになったのだが、長く書いておらず本書が復活第一弾。デビュー10周年だそうでタイトルも「骨」つながりでなにか象徴的である。
 荒削りで、展開がやや唐突でドラマやキャラが処理しきれていないところがあるが、個人的には大変面白かった。
 母と娘について書かれた話で、女性が女性に対し描いたファンタジーという印象。ファンタジーがRPGパロディーに堕落し、オタクの流行として消化されてしまっている昨今、ちゃんとファンタジーを読み、ファンタジーを愛し、ファンタジーを書こうとしてそれに成功している稀有な作品。
 作中に満ちる古典ファンタジー(特に指輪物語)に対するオマージュも心地よい。

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2006/05/04 21:47

投稿元:ブクログ

この作品について書きたいことはたくさんありますが。

今まで読んできた日本のファンタジーの中で一つあげるとしたら迷わずこれです。

指輪物語的世界観の中に、東洋的な「輪廻」「循環」の思想が取り込まれ、築かれた新しい世界。
生命、母と娘、父と息子、いろいろな要素をはらむ見事な世界観。

それでも、物語を動かすのは、どこの世でも変わらず少女と少年の出会いです。




個人的には、作中で筆者が語る「過ぎ去った過去の悲劇」の上に作られる今の安寧に対する考えに心を打たれました。
それは一つの歴史観でもあると思うのです。

2006/07/13 20:18

投稿元:ブクログ

日本はファンタジーというジャンルがマイナだけど、その分世に出てくる作品は優秀なものが多い。これもかなりの良作。

2006/09/10 19:20

投稿元:ブクログ

近頃文庫で再出版されているので、文庫でも揃えてしまおうかと悩み中……。
でもイラストのイメージは弘司さんなので、宮城さんも好きだけどなんか違うと思ってしまうのでした。

2010/12/28 00:01

投稿元:ブクログ

 最も好きなファンタジーの一つなんですが、読み返したら「影薄くね?」「いつ惚れたの?」と散々な印象だったロナーが序盤からきっちり恋愛&成長フラグを立ててたのに気づいて大変申し訳ない気持ちに……アトリが主人公だからついつい母と娘の物語に気を取られてたけど、ロナーも主人公で、兄と弟、王の物語も主軸の一つだったのか。
 ちなみに一番好きなキャラは誰かと聞かれたら迷わず「ドリリス・ベルン」と答えるのですが、そんな自分に納得いきません。いや確かに好きな要素はたくさんあるんだけど、普段の私だったら迷わず「この××野郎! 死ね!」と思えるはずなのに、何度考えても一番好きなキャラはドリリス……五代さんの筆力に完敗です。
 そういえばアトリがロナーに「女たらし」と言ってますが、ぶっちゃけ女たらしなのはロナーではなくアトリだと思う。女性キャラの八割以上がアトリのことが大好きというこの現実。
 ハードカバーの方が重厚な雰囲気があって好きなのですが、加筆修正されてるみたいだし今度文庫版も読み返そうかな。

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