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完本毒蛇(文春文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.2
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/475p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-763701-4
  • 国内送料無料
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完本毒蛇 (文春文庫)

著者 小林 照幸 (著)

完本毒蛇 (文春文庫)

720(税込)

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評価内訳

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沖縄のハブ撲滅の戦いは世界へ広がった

2002/08/25 09:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風紋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今を遡ること20有余年前、ある少年が一人の医師を知った。デパートで開かれた「蛇展」の案内パンフレットに、医師の名が記されていたのである。少年は長じて毒蛇に対する関心を再燃させ、明治薬科大学に入学する。だが、こと志と異なる教育環境に飽きたらず、群馬県にある日本蛇族学術研究所をたびたび訪れて、かの医師からじかに教えを受けた。
 少年はすなわち小林照幸であり、医師は蛇毒研究の第一人者、沢井芳男である。小林は、私淑した沢井の業績を世に伝えようと、「ある咬症伝」と題するレポートをものする。レポートには第1回開高健賞奨励賞が授与された。爾来、小林は旺盛な執筆活動に入り、『朱鷺の遺言』で第30回大宅ノンフィクション賞を史上最年少で受賞した。
 「ある咬症伝」は、公刊にあたって『毒蛇』と改題された。『毒蛇』及びその後を描いた『続 毒蛇』を一本化したものが本書である。
 陽光あふれる南国、奄美大島の場面で幕はあがる。
 漁猟資源にめぐまれた奄美の発展を阻害してきた二大要因は、台風とハブである。ハブは、山野はもとより、民家でも人を咬む。主食のネズミを求めて侵入するのである。ハブに咬まれると、筋肉、血液、骨が壊死する。死に至ることもあり、死は大部分、咬まれてから24時間以内にやってくる。
 ハブの血清製造に従事していた沢井芳男は、昭和32年7月、初めて奄美大島の土を踏んだ。東京大学付属伝染病研究所(後の医科学研究所)試験製造室主任として、沢井は、ハブ咬症による死を減少させた血清に自信をもっていた。しかし、名瀬市にある大島病院で、咬症患者の悲惨な実態を目にして、息を飲む。鼻をつく腐臭、糜爛した肌、むきだしになった骨、絶え間ない痛みに叫ぶ患者。当時の血清は、死を防ぐ効果はあっても、腫張や壊死を防ぐ効果は乏しかったのである。保存の問題もあった。冷蔵庫に保管しても、有効期間が1年しかなかった。しかも、離島には電気が通じていない。
 沢井は、1年間研究した結果、筋肉注射よりも静脈注射のほうが薬効大であることを発見する。また、群馬大学の友人の協力を得て壊死のメカニスムを解明し、世界にも前例のない乾燥血清を作りだした。かくてハブ咬症による壊死は減少したが、血清療法は万全ではない。予防ワクチンの開発に取り組み、昭和40年にハブトキソイドを完成させた。これまた世界で初めての、新しい治療対策であった。
 沢井が活躍する舞台は沖縄へ広がり、また、台湾、東南アジアにも広がった。世界の毒蛇がターゲットとなった。
 本書は著者の処女作であるだけに、若書きのあらが目につく。構成は単調、時系列に沿って記述するのみだ。また、生のデータがやや過剰なまで詰めこまれているから、文面が生硬になりがちだ。
 だが、こうした些細な瑕疵を補って余りあるのは、主人公、沢井芳男に対する著者の熱い思い入れである。この一途な傾倒は、さわやかだ。多数の資料を渉猟し、綿密な現地調査により裏づけているから、我田引水的な礼賛になっていない。世間的な華々しさとは無縁のところでハブ禍撲滅のため地道に尽力した学者の半生が、ずしりと重い読後感を残す。

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2011/06/12 20:57

投稿元:ブクログ

「完本 毒蛇」5

著者 小林照幸
出版 文藝春秋

p313より引用
“<<いちばん安全な場所から、いちばん危険な作業を
観賞することぐらい楽しいことはない>>”

大宅賞受賞作家である著者による、
ハブ毒の血清の改良や予防薬の開発に、
多大な功績を残した医師や関係者達のエピソードを綴った一冊。
日本のみならず、
他国で毒蛇に悩まされる人たちの為に奔走する、
主人公・沢井医師の情熱の強さに頭の下がる思いを、
抑えられません。

上記の引用は、
かつてアメリカにあった毒蛇研究施設における、
キングコブラの採毒を見せるショーのステージ横に、
書かれていた一文。
怖い物を見たい危ない物を見たいというのは、
ローマ時代に闘技場があったように、
遠い昔から変わらない人の娯楽のあり方のようです。
最近では、
検索してはいけない言葉を検索してみた動画なども、
この引用の言葉に当てはまるように思います。
第一章で書かれるハブ毒の被害について読んでいると、
自然と共に生きていくには、
覚悟を決めてかからなければ出来ないように思います。
先人の偉大な功績に感謝せざるを得ない一冊です。

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