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商品説明
旬を尊び、素材の持ち味を最大限に生かす和食は、ゴテゴテした味つけをよしとせず「生の味」を大切にする、世界でも有数の食文化なのだ。古代日本人の意外な食文化が明かす、もっとも人間に理想的な食の秘密。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
2000/3/1
2000/10/26 00:21
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投稿者:日経レストラン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今日のわれわれは,「和食」と聞くと,とかく米飯を中心にした食卓を思い浮かべてしまう。だが著者は,和食のルーツは,稲作が普及する遥か以前,縄文時代にまでさかのぼることができると断言する。
例えば,和食には欠かせない刺身も,縄文人はすでに食べていたという。その根拠は,青森県の三内丸山遺跡から出土したマダイの骨。その脊椎がつながって発見されたことから,著者は,これは三枚におろしたためと分析し,つまりは刺身で食べたものに違いないと,大胆に推理するのだ。
そんな知的好奇心をくすぐる歴史の謎解きをしながら,著者は,和食とはどのような食事を指し,それがいかに合理的で健康的なものであるかを,明らかにしていく。
後半では,現代でも手に入りやすい,縄文人が好んだ食材と,著者が考えた縄文料理のレシピを紹介している。和食をより深く理解するために,ぜひ試作してみたい。
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