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わたしの外国語学習法(ちくま学芸文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.2
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま学芸文庫
  • サイズ:15cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-08543-2
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

著者 ロンブ・カトー (著),米原 万里 (訳)

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

1,026(税込)

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著者/著名人のレビュー

本日は、16カ国語を...

ジュンク堂

本日は、16カ国語を学習によって習得した通訳者、ロンブ・カトーの命日です。
訳者は米原万里さん。文庫版に寄せた訳者あとがきの中で米原さんは、
「エッ!これほどの傑作をこのわたしが翻訳していたの?!」
と驚きそして、
「通訳が仕事でもあり同時に快楽でもあるような通訳者」になれたのも、
この本との出会いのおかげだと書いています。

ハンガリー人のカトーさんは、高校生の時に突如ラテン語に魅せられて、
そこから言葉に捧げ言葉に愛された人生がはじまりました。
ほぼ独学で16カ国語、しかもラテン語から日本語・中国語まで含むというのです。
だから、この本の中でも彼女は自由。縦横無尽に言葉の間を行き来するのです。
ひとつの言葉の言い回しについて英語やフランス語、ドイツ語、日本語、
スウェーデン語ではどのようになっているかをごく普通のように読者へ
差し出してくるのですから。

語学の勉強方法あり、言葉にまつわる論考あり、とにかく刺激的な本です。

【折々のHON 2010年6月9日の1冊】

みんなのレビュー45件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

語学に効く漢方薬

2003/02/24 20:45

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:毛布犬 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 5カ国語の同時通訳、10カ国語の通訳、16カ国語の翻訳をこなす女性による「時間のない大人のための」外国語学習指南書。訳は大学院を出たばかりの米原万里。
 面白そうだけど、しかしこの人めちゃめちゃ外国語のセンスがあるんだろうし、ハンガリー人だから勉強しやすいんだよね、ヨーロッパ系の言語。日本の普通人に役に立つのかなあ…。半信半疑で読み出した。しかし、結果的には驚くほど役に立ったのだ。こういった本には向き不向きがあるとは知りつつも、多くの人に勧めたくなる一冊だ。
 そもそもカトーさん、語学が苦手で大学も理系を選んだクチ。しかし専攻した化学を活かす仕事がなく、食べるために英語教師を目指す。全く英語は知らないのに。たいして若くもなく、語学的才能に溢れているとも言い難い彼女の手持ちの札は、
・母国語ハンガリー語ができる(ただしハンガリー語はウラル語族に属し、他のヨーロッパ系言語とはつながりが薄いそうだ)
・得意とは決して言えないが、ラテン語とフランス語の素養がある。
・本が好き、辞書が好き。
・言葉への強い興味、尽きないあこがれがある。
これだけ。子供の頃から親もあきれる語学オンチであり、また家庭教師を雇うことも出来なかったのに、どうして次々と外国語をマスターすることが出来たのか。彼女が手持ちの札をいかに活用したか。本書にはそれが平易な言葉で記されている。練り上げられた「本格的に学びたい人のためのアドバイス10項目」「すべての言語に通用する架空言語アジール語学習法」これらを読むだけでも、かなりモトはとれる。
 ただ、具体的学習法の体得を目論んでいた人は、ひととき戸惑うかもしれない。この本は百花繚乱のカトー・メソッドを披露するといった類のものではないからだ。もちろん単語暗記法、発音のコツなどの項目はあるが、それら実際的なことと同じくらいの比重でことばとは何か、語学教育の歴史、彼女の学習遍歴等にページが割かれている。「文法はこう覚えよう、とか、そういうの無いのね…」。一瞬、私も落胆したのだ。
 しかし、読み進むうちに分かってくる。もっとも淀みない口調で分かりやすいから、自然とぐいぐい読めるのだが、彼女は「これだけで安心の熟語集200」などという、すぐ効いてすぐ意味が無くなる薬を出すつもりはもともと無かったのだ。効果が出るのに多少時間はかかるかもしれないが、一生もののコツを伝授してくれていたのである。
 それは彼女の手持ちの札の中でも最強にして普遍的なカード「言葉への強い興味、尽きないあこがれ」、言い換えれば言葉の感受性、をいかに育むか。その秘訣だ。読んでいるうち、多くの人に彼女の言葉○チガイが伝染してくる、この本はそんな仕組みを持つ珍書なのだ。語学学習を吐きそうな「苦役」から一生手放したくない「楽しみ」に変換する秘薬、そんな嘘みたいなものが仕込まれている貴重な本だとも言える。
 著者は、戦時下の防空壕内で「ハンガリーの百科事典にロシア小説を張り付けたもの」まで作ってロシア語を会得したという、ちょっと変でかわいいおばあちゃんである。彼女の口調は無駄が多いようで精選されており、常に本質を射抜いている。そして何より、読み手である後輩を思いやっている。じわじわ、じわじわ効いてくるのは当然かもしれない。おばあちゃん手ずからの漢方薬、そう思うと愛おしくさえなる一冊だ。
 春の語学講座スタートにはまだ時間がある。今からじっくり読み込み、飲み込んで、語学体質の向上をはかっておいてはいかがだろうか。

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紙の本

語学の勉強が好きな人は読んでみるといいかも

2016/03/12 22:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Johan - この投稿者のレビュー一覧を見る

語学は好きだけれど、勉強への意欲が少し停滞気味の時に読むと良いかと思います。本来語学は楽しいもので、わくわくする気持ちを再び思い出させてくれます。

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紙の本

16カ国の習得法。

2002/07/21 21:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:優樹O - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ほぼ独学のみで自国から出ることなく16ヶ国語をマスターしたという著者がその学習法を披露している。14のヨーロッパ系言語だけでなく、中国語もそして日本語も使えると言うのだからその語学力は驚嘆もの。本書を読んで思った感想は語学は結局スポーツと同じ、反復と集中力がないとダメなんだろうな。詳しい内容は読んでください。

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紙の本

通訳を目指す人にはおすすめの部分も

2008/05/04 19:05

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Milina - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本はハンガリー人の著者によって書かれたもので、彼女が日本語や中国語も身につけているとはいっても、やはりヨーロッパ諸語の1つを母国語とする人の視点から書かれている部分も多いと感じました。
それは、私がこの本を読む前に<日本人によって日本人向けに書かれた第二言語(外国語)習得本>を読んでいた為に、余計にそう感じたのかもしれません。

著者は通訳(と翻訳も少し)が職業の為、本の最後の方にその学び方のコツ、適性、失敗談などが書かれていて、通訳を目指す人には参考になる部分があると思います。
しかし、私はどちらかというと翻訳に興味があり、以前に少し翻訳を勉強したことがあるので、この訳者の日本語訳に愕然としてしまいました。
外国語から日本語へ訳すのは非常に難しい場合もあるし、この訳書は比較的古いもののようですが、私の感覚では、こんな翻訳の仕方で1冊の本になっていることが不思議です。特に、日本語訳の中で代名詞の多用が気になりました。また、文の構造を直訳したのだろうと推測できる部分が多々ありました。それで良い場合もあると思いますが、私には非常に読みにくく感じられました。

実はこの訳者も主に通訳の仕事をする方だということで、本書の中にも「通訳者が必ずしも良い翻訳者であるとは限らない」というようなことが書かれていますが、本書を訳した方はまさにそういう方ではないかと思います。

単に外国語学習に興味がある方は、「外国語学習に成功する人,しない人」
など、日本人の為に書かれた外国語学習本をおすすめします。

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2008/06/15 11:25

投稿元:ブクログ

日本語、中国語を含む 16ヶ国語をあやつる著者(ハンガリー人)が、「平均的学習者」の語学学習にかける想いと、彼女の方法論を語る。翻訳は若き頃の米原万里。

語学修得に必要な最低学習時間を週に 10〜12時間と規定した上で、読解を中心とした独習で 4つの部屋(読解、聴解、発話、作文)を征服するのが彼女のやり方。単語の記憶法なども特に変わったことはなく、「単語に限らず、何であってもコンテキストから切り離した形で覚えないこと」。ある程度できるようになったら、あとは新聞、ラジオ、映画、ネイティヴとの文通・会話など多方面から「外国語漬け」になること。そして常に「自分はその言語を修得できる」という確信を捨てないこと。

週に 10時間と言われた時点で、今の自分はそもそも勉強時間が圧倒的に足りていないことがよく判る。う〜む。

2009/01/02 13:04

投稿元:ブクログ

自分の国から出ることなく、25年の間に16カ国語を身に付けたハンガリー人女性と、自分の外国語学習の方法が基本的に同じだったので、いい励ましとなった。この翻訳の日本語文章がちょっと読みづらいのが残念。しかし、外国語学習に王道はないということもよく分かった。継続と努力のみ。

2005/06/05 00:07

投稿元:ブクログ

語学を勉強する上で、挫折ぎみの時に読むのはとっても、おすすめです。
(私はまだ挫折してませんが)
内容的には、けっこう専門用語とか出てきて難しいけど、納得出来る事ばかり書かれた一冊です。

2016/07/30 17:44

投稿元:ブクログ

語学を独学しよう、と考えている人でその手段方法にまだ開眼できていない人には参考になることがてんこ盛りだと思います。
私の場合、やってる、とか考え方は同じかなということが多く、これだけの数の言語をモノにした方から大丈夫、その方法で突っ走れ!と背中を押してもらった感じ。
語学に限らず上手くなる、出来るようになる、習得するには時間も必要だし、ある程度、集中して継続することが大切ということを再認識した、という本です。

2010/10/18 11:20

投稿元:ブクログ

著者は16カ国語に通暁した言語エキスパートのハンガリー人。5ヶ国語で完全同時通訳が、10ヶ国語で通訳が、16ヶ国語で翻訳が可能だという。著書刊行時も90歳を超えながら現役バリバリだった著者の、外国語を学習する方法を紹介しているのが本書だ。ハンガリーではベストセラーになったんだって。

対象となる読者を著者は「平均的読者」と言う。端的に言えば、あまりにも忙しすぎる人、あまりにも時間がある人を除いたオトナのことだ。時間がありあまるほどあるなら、集中的なプログラムなどが可能だし、一日90分すら時間取れないなら「そもそも外国語を習得することはどんな方法であれムリ」と著者は述べている。

一番いいのはできれば朝、1日2時間、週に10~12時間以上を言語学習に当てること、それがムリでも、とにかく毎日10分間でも外国語をやるのがベター!ということらしい。

外国語習得効果を著者は

{消費された時間+関心度(意欲)}÷羞恥心=結果

と表している。恥ずかしがらず、間違いをおそれず、ガンガン今ある自分の知識で「何とか」し、とにかく勉強していこう!ってことだ。何と言うか、結構オーソドックスな考え方だし、オーソドックスな学習法だろう。奇を衒ったところはところは一切ない。

一般の「常識」と異なるように思えることとしては、

▼大人も幼児と同じように、母国語を習得するように外国語を学ぶべきだとは思わない

▼子どもの方が大人より外国語習得が早いとは思わない→大人には既に獲得した概念などが活用できる&大人は外国語を修得する熱心な理由がある

▼統計的には2~3人のグループで学習するのが最も効果的(マンツーマンがいいとは限らない)→適度にリラックスできる、競争心が出るため


また、著者のとっていた方法で非常に有効そうに思われたもの、「なるほど」と思った方法は以下の通り。

●最初からどんどん外国語で書かれた本をガンガン読もう

●外国語のコースがある場合は、初級、中級ではなく、上級を選ぼう

●半日で復習できるようなメモを作っておく

●よく使う成句はとにかく抜き出しすべて覚えてしまう

2008/10/12 01:08

投稿元:ブクログ

これから読みます。
同時にピーターフランクルさんの本も買いましたが、彼も、ロンブカトーさんもハンガリー人。
ハンガリー人って語学強いのかしら。。(単純)

2011/01/25 16:23

投稿元:ブクログ

16か国語を操り、9か国語の同時通訳が可能な、筆者の外国語習得法が書かれた一冊。極めて読みやすく、外国語習得の意欲が涌く。通訳エピソードがひとつひとつ面白く、読み応えがある。現代流行の外国語習得法に一言あり、それも全く納得できる。言葉の面白さと、言語習得の喜びに触れ、学習意欲が著しく刺激される。必読。

2015/02/04 19:44

投稿元:ブクログ

【読了メモ】(150204 19:35) ロンブ・カトー Lomb Kato、米原万里 訳『わたしの外国語学習法 IGY TANULOK NYELVEKET』/ちくま学芸文庫/2000 Mar 8th/そもそも教育法というものは、その時代の要求に応えるべきものではないでしょうか。(P47)

2010/01/08 11:20

投稿元:ブクログ

米原万里唯一の翻訳本。
著者のロンブ・カトーはハンガリー人。14のヨーロッパ系言語と中国語と日本語を
ほとんどハンガリーをでることなく身に着けたというすごい人物。
そのすごい人物がどうやってこれらの言語を身につけたか教えてくれている。

1981年に初めて日本で出版されてから、何度も版を改めて出版されている。
30年近い以前からずっと読まれているにはやはり訳がある。
その勉強法がやはり今でも有効だからだ。


「バーナードショーも言ったものです。自分は三つの《英語》を知っていると。
一つの《英語》で戯曲を書き、二つ目のは公式的な席で使い、三つ目ので友人達と語らうのです。
その三つともなんと互いに似通っていないこと!」(ロンブ・カトー『わたしの外国語学習法』より)

こういう自分では気づいていたけれど、言葉にしたことのない事柄を
本の中で見つけるととてもわくわくする。

2008/10/05 00:13

投稿元:ブクログ

16ヶ国語を身につけ、4ヶ国語を同時通訳できるというハンガリー人女性の書いた本。
書いてある内容はしごく全うで納得できる。結局のところ、本当に重要なのは以下の2点ということなのだろう。
・言語へのあくなき情熱。
・日々学習すること(最低一日に90分は)。

2010/11/10 17:23

投稿元:ブクログ

純粋な学習によって16ヶ国語を習得したハンガリー人の外国語学習術。
学習術、学習法といえるような所謂ハウツーものとしてではなくむしろエッセイの類。
外国語習得にあたっては女性のほうが男性よりすぐれているということはよく聞く。
<成人した、教養ある人間は、外国語を話すときに《常に彼の精神的熟成度とそのレベルにふさわしい内容を外国語で表現することの可能性の限界の間に生じるギャップにもだえ苦しむものだ》。~中略~男性は、このギャップにより悩まされるものです。>
このことは一定の水準に達した外国語学習者がいやがおうにもぶつかる壁であって、ここで腐ってしまっては道は開けないとわかっていながらもいろいろと考えこんでしまう。そこで<外国語での発話は、常に妥協である>。というコストラーニの引用はほとんど真理で、学習を続ける限りは何度もそこへ立ち返って自分を励ましていくことだなあと思った。

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