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マリス博士の奇想天外な人生
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.2
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/262p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-15-208264-X
  • 国内送料無料

紙の本

マリス博士の奇想天外な人生

著者 キャリー・マリス (著),福岡 伸一 (訳)

「史上最も身持ちの悪いノーベル賞受賞者」の異名を持つマリス博士が、デートの途中でPCRを思いついたこと、アブナイ実験に明け暮れた学生時代の思い出、LSDの常用体験等、その...

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マリス博士の奇想天外な人生

2,052(税込)

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商品説明

「史上最も身持ちの悪いノーベル賞受賞者」の異名を持つマリス博士が、デートの途中でPCRを思いついたこと、アブナイ実験に明け暮れた学生時代の思い出、LSDの常用体験等、その型やぶりな人生をユーモアたっぷりに語る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

キャリー・マリス

略歴
〈マリス〉1944年アメリカ生まれ。化学者。93年、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)の発見でノーベル化学賞受賞。

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みんなのレビュー5件

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評価内訳

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紙の本

日本経済新聞2000/3/26朝刊

2000/10/21 00:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:渡辺 政隆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法は、DNAの断片一個を短時間でしかも自動的に大量増幅させる魔法の技術である。この発見(八〇年代半ば)がなければ、血液鑑定や親子鑑定はおろかヒトの全遺伝子を解読するヒトゲノムプロジェクトも夢物語にすぎなかった。原理はいたって単純で、細胞が現にDNAを複製している方法を、試験管の中で化学的に反復させるだけのことである。だが、そんなことが可能だとは、誰一人考えてもいなかった。その常識を破ったのがマリス博士である。
 バイオベンチャー企業の社員だった彼は、PCRの原理を思いついた業績により、ノーベル化学賞を受賞した。これだけの話ならば、よくある天才科学者の成功物語だ。しかしマリスは、ここでも常識を覆す。大学院ではドラッグにふけり、博士号をとってもまともな職には就かず、PCRの発明で貢献した会社もけんかをして首になる、ノーベル賞受賞発表時には海辺でサーフボードを抱えた写真を世界に配信させる、O・J・シンプソン裁判では傍聴席からテレビ中継を見ている母に手を振る等々、その奇行は数かぎりない。しかもそれは、無邪気な天才のそれというより、世の中の権威に反抗する確信犯的な奇行である。
 半自伝的なエッセイ集である本書でも、テレパシーや星占いは非科学的ではない、エイズウイルスがエイズの原因とはかぎらない、超常現象は存在する、理論宇宙物理学はむだな学問だ等々、奇をてらう話ばかりだ。これは、いわゆる「科学的な説明」(仮説検証や対照実験など)を逆手にとった、世の中の仕組みや常識への反抗にほかならない。しかもここで皮肉なのは、これを科学界のアウトサイダーのたわごととして無視できないことだろう。なにしろ彼は、科学界最高の権威とされるノーベル賞の受賞者なのだ。本書を反面教師と読むか、問題提起と読むかは、読者の問題意識しだいである。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000

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2010/12/19 20:42

投稿元:ブクログ

サーファーでありLSDの服用を公言する、ノーベル科学賞受賞者マリス博士の言いたい放題な自著伝。大人げなくてイイ!

「今世紀が終わろうとしている現在、社会的に重要とされる問題のうち、それが本当がどうか、きちんとした実験的検証を経ているものは、実はほとんどないのである。」

エイズはヒト免疫不全ウイルスによって生じる。大気中に放出されたフロンがオゾン層を破壊している。地球は二酸化炭素で温暖化している。などを根拠のない幻想と言い切る挑戦的姿勢に惚れる。

2011/01/23 19:23

投稿元:ブクログ

はちゃめちゃで豪快な生き方の博士に惚れました。科学を愛し素直に人生を楽しんでる人です。変人好きならきっと彼のファンになるはず。

2014/02/15 09:37

投稿元:ブクログ

文句なく面白い。変人でオカルトチックという前評判だったけど、読んだら意外とまともな人だと思った。あまりにも常識に囚われないので変人扱いされるだけで、考え方の筋は通っている。
例えば、赤の他人が3人、「あなたの星座は山羊座ですね」という。この人達が当てずっぽうで言って当たる確率は(1/12)の3乗であり、かなり低い。だから何かしら、性格から星座を判断できるような相関関係があるのではないか、という推測。突飛に聞こえるかもしれないが、先入観を排すれば、間違っているとは断定できない。
エイズとHIVの関係についても、皆が引用する文献を当たって直接筆者に聞いて、両者の関連性が証明されていないという結論に至っている。これが事実であるなら反論のしようがない(今現在では他の論文が証明しているかもしれないので、実際の所は調べてみないと分からない)。
こういう人の言うことに耳を傾けるのは大切だと思う。凝り固まっている頭をほぐす、いい体操になる。

2013/09/12 22:49

投稿元:ブクログ

こう言っては大変失礼だが、科学者を自覚するということは刺青を入れてパンクスであることを叫ぶ位の勢いのあることではないかと思う。つまり真理を追求する点において、あまりにも権威や派閥の多い世界で、見つけてしまった使命を叩きつけることを躊躇できない。

マリス博士は、その辺上等で。 飲む買う打つ(LSDを)バリバリだし、HIVウィルスとエイズの関連性は否定してるし、スウェーデン国王グスタフ夫妻に前妻との息子を推しながら、ノーベル化学賞受賞するし。

「生物と無生物の間」からのファレンス。OJシンプソン事件で、法曹と戦ったエピーソードも含め、科学とは(そしてそれを取り囲むアレとは)何か、そこを腹に落としてくれた一冊でした。映画化希望

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