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商品説明
山ほどの現実的な話題の延長線上で交錯する、建築家と住み手の夢。建築家・鈴木恂が夢の共有者として手がけてきた住宅を写真、解題とともにまとめるほか、独自の住宅論も収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
建築家は夢の共有者。「夢に見た家」にリアリティーを持たせるための方法を明示
2000/07/17 09:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家について夢を見ることは誰にでもあることだ。それは,想像力などという以前の問題として,こうあって欲しいという願いが夢として知らず知らずのうちに築かれるのだ。建築家は建築家である以前に夢の共有者にほかならない,と筆者は言う。家を建てることは,建て主の夢と建築家の夢を交錯させることにある。同時に建築家は,理想と現実を結びつける職業でもある。筆者は1964年以来,住宅を中心に設計活動を続けている。
本書では,夢と現実との折り合いをつける設計思想を自らの実作10件を例題に解説する。例えば,光の扱い方,あるいは閉鎖性の高いコンクリートの箱を住宅の原型として位置づけること。いずれも,一般的なテーマに対する具体的な解決法の提示だ。さらに,家の機能を分化させ,都市の機能と結びつくことで完全な機能を持つという論も展開させ,限定された機能のみを持った家も可能だという。誰でも持つ「夢に見た家」をリアリティーのあるものに結びつけるための一冊。
(C) ブックレビュー社 2000