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マンション 安全と保全のために(岩波新書 新赤版)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.2
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/240p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-430656-6
  • 国内送料無料
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マンション 安全と保全のために (岩波新書 新赤版)

著者 小林 一輔 (著),藤木 良明 (著)

マンション 安全と保全のために (岩波新書 新赤版)

842(税込)

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

マンション住人必読の書

2005/03/05 06:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:良泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

分譲型のマンションというのは不思議な建物である。
 実際に生活するまで、隣りにどんな人が住んでいるのか、または入居してくるのかさえわからない。また、同じ屋根の下に大勢の人が住んでいながら、たいていの場合、長く住んでいてもそのすべての人と知り合いになることはない。
 しかも、多くの人がそこを持ち家として大金を払い入居するものであり、たとえ居ごこちが悪くても、近所の人間関係程度の原因では、簡単に出ていったり、他に移り住んだりすることはできない。
 そんな状態の中でも、建物を共有し、いわば同居しているのである。いったん建物に欠陥が発見されたり、構造的な劣化が生じてきた場合には、それらの住人が一致団結して対処しないといけない。
 この本は、そんなマンションの補修・修繕あるいは建替えに至るまでのすべてがコンパクトにまとめられたものである。
 著者のひとり小林一輔氏は、コンクリートクライシスという言葉で、コンクリート構造物劣化の危険性を世に投げかけてきたコンクリート工学者である。
 この著者が、専門であるコンクリート構造の劣化から、自身の居住経験を基にした、区分所有法などの法律、マンション管理組合の位置づけ・実態・あり方などまで含めて幅広い知識を集大成してできた本である。
 また、もう一人の著者藤木良明氏は、専門である建築学から、マンションの具体的な補修・修繕工法をわかりやすく示してくれている。
 まさに、マンション住人必読の良書である。
 マンション劣化による居住環境の破壊、及びそれに起因し、問題に対処する住人どうしのトラブルが多く聞かれるようになったのは、阪神淡路大震災によるものであった。しかし、それ以前も、あるいはその他の場所でも、この問題はこれまでもあったし、今後はいっそう増えていくこととなる。
 高度経済成長時代に続々と立ち並んだマンション群が、これから次々と補修・修繕を要する年代となっていく。それに対し、そこに住む労働者には、マンションを購入した時代とはうってかわって不景気・雇用不安がつきまとう時代となった。長期ローンがしっかり残った状態で、次の大型補修に向かっていかなければならない。大いなる心構えが必要だ。

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2010/02/18 11:05

投稿元:ブクログ

出版社/著者からの内容紹介
国内で400万戸に達しようとしているマンション.その増加にあわせてトラブルの数もうなぎ上りだ.基礎の劣化,水漏れ,騒音,ペット,修繕積立金不足….さらに大規模修繕や防災対策,建替えの効果的な実施は.これらの問題をどう解決・予防していくのか,居住者個人と管理組合の役割に分けてすべきことを的確にしめす.


内容(「BOOK」データベースより)
国内で四〇〇万戸に達しようとしているマンション。その増加にあわせてトラブルの数もうなぎ上りだ。基礎の劣化、水漏れ、騒音、ペット、修繕積立金不足…。さらに大規模修繕や防災対策、建替えの効果的な実施は。これらの問題をどう解決・予防していくのか、居住者個人と管理組合の役割に分けて、なすべきことを的格にしめす。

目次
1 いま、マンションで
2 欠陥問題と対策
3 マンションの法律
4 管理組合の役割
5 大規模修繕工事の進め方
6 さまざまな保全工事
7 マンション再生をめぐって

2011/05/16 06:48

投稿元:ブクログ

[ 内容 ]
国内で四〇〇万戸に達しようとしているマンション。
その増加にあわせてトラブルの数もうなぎ上りだ。
基礎の劣化、水漏れ、騒音、ペット、修繕積立金不足…。
さらに大規模修繕や防災対策、建替えの効果的な実施は。
これらの問題をどう解決・予防していくのか、居住者個人と管理組合の役割に分けて、なすべきことを的格にしめす。

[ 目次 ]
1 いま、マンションで
2 欠陥問題と対策
3 マンションの法律
4 管理組合の役割
5 大規模修繕工事の進め方
6 さまざまな保全工事
7 マンション再生をめぐって

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[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

2012/10/22 23:58

投稿元:ブクログ

1章から4章をコンクリートの専門家小林一輔が、5章から7章を実際にマンションの修繕工事などに関わってきた藤木良明が担当している。前半はマンションに起こりうる物理的な問題や住民間の問題についてとりまとめ、またマンションに関わる法律についてふれている。後半ではマンションの修繕、改修、改築などに際して注意すべき点がわかりやすくまとめられている。住民側の目線として、管理組合はただ面倒くさくよくわからない団体であったものが、この本を読んでその重要性をよく理解できた。法律などに関しては最新の情報ではないものの、マンション購入などを考える際にもう一度読もうと思える本。

2014/09/27 12:00

投稿元:ブクログ

街に増え続けるマンション。
分譲マンションは、一棟の建物を複数の世帯で所有するという特殊な形態をとるために、その保守(メンテナンスや修繕工事、計画づくり)を円滑に行うことを目的として全所有者からなる「管理組合」を設置することが義務付けられています。

本書は、その「管理組合の独立」のための手引書となっています。
賃貸であれば、居住者はある意味でお客様状態なので、建物の問題についてはそれを所有または管理を行う主体(大家さんや管理会社など)の責任を求めさえすればよく、良くも悪くも他人任せで快適な生活が可能でしょう。
「廊下の電気が点かないんだけど」「トイレが故障したんだけど」というように。
一方、分譲形式の集合住宅では、その建物が引き渡された後は、“売り逃げ”とも言われる分譲会社が責任を負うことはありません。(瑕疵補修という、一定期間のみ責任を問う制度はありますが)
建物上の問題については、その建物の区分所有者である居住者が対応していくしかないわけです。

しかし、戸建てのように一戸単位で生産が行われ、建主(将来の居住者)も一定の提案・企画が求められるものと異なり、分譲マンションは家具以外の何もかもが整えられた状態で居住者のものとなります。
それゆえに居住者の意識は戸建てのそれとは異なり、「都市に住むからには近所付き合いなどの面倒なことは避けたい」という意識と相乗効果が生まれ、受動的な住み方となってしまうわけです。

管理組合という制度が法律上担保されているわけですが、その実は一般的な自治会・町内会と同様に、役員は居住者の輪番でまわされることが多く、その年その年をつつがなく終えることが組合の至上命題となります。
その結果、分譲会社の初期の施工不良が見抜けなかったり、引渡し後も管理会社任せ、言いなりの管理組合ができてしまうわけです。

本書は、分譲形式の集合住宅を真に居住者のものとし、自立していくためのノウハウとそれによるメリットが紹介されています。
2000年の書籍で、法律事情が変化している可能性もありますが、マンション居住者には是非読んでもらいたい本と言えるでしょう。

それに関わらず点数が3にとどまっているのは、専門性が高い上に写真が少なく、難解であることです。
変に噛み砕きすぎて内容が軽くなるよりは、よいのですけどね。

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