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商品説明
日本人の英語もじりをユーモラスに論じた「猿も休暇」を始め、新語誕生の現場、広辞苑批判、トンボの由来など、日本語をめぐる話題がいっぱいのシリーズ第4弾。巻末にシリーズすべての主要語・人名索引つき。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高島 俊男
- 略歴
- 〈高島俊男〉1937年兵庫県生まれ。東京大学大学院修了。中国文学専攻。著書に「水滸伝と日本人」「中国の大盗賊」「本が好き、悪口言うのはもっと好き」など。
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紙の本
日本語に関する面白話
2000/08/22 01:13
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投稿者:(格) - この投稿者のレビュー一覧を見る
4冊も続くとさすがにマンネリか。おもしろい話題がぽつりぽつりという感じになってきた。批判も少なくなって来たような気がするのは気のせいか。以前から読者とのやりとりが面白かったのだが、それによりかかるようになってきた感じさえする。
いくつか、話をあげておく。
十六文キック。たしかに16文キックではないだろう。しかし、実際に新聞などでは16文キックの表記が始まっているらしい。ところで、1文は、2.4cm。16文だと、40cm近くになる。ところがこの由来は、馬場の履いていた靴に16と書いてあったのを誰かが16文と誤解したものらしく、実際には靴メーカの16号を意味していて、33〜34センチであったらしい。14文相当らしいのだ。こういうことが、読者とのやりとりや、後の調査から分かってくる。面白い。
人材選びの秘訣。履歴書をワープロではなく、手書きにさせ、一発で判定できる方法があるという。正解はここには書かないが、なんとなく分かる気がする。
肌にやさしい。ふだん聞いていておかしいとは思っていないのだが、よく考えると、ほんとはおかしいという言葉づかいというのがある。説明されると分かるが、たしかに、ふだん聞いている分にはおかしいと思っていない。自分でも使っているのがあるかもしれない。『左側の扉が開きます』『自民党惨敗のA級戦犯は、』『至上命題』…分かるかな。
かぞえることば。『三本をサンポンと言うことがある、どういう場合か?』教師の頃、教室で質問して、20年に一度だけ正解を即座に答えた学生がいたそうだ。正解は、本書で。