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ダーティー・ユー
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.2
  • 出版社: 日本放送出版協会
  • サイズ:20cm/299p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-14-005339-9
  • 国内送料無料

紙の本

ダーティー・ユー

著者 高嶋 哲夫 (著)

人が脅されて恐がっている。苦しんで、最後に自分を殺してしまう。それしか方法がない状態に追い込まれてしまう。いじめは遊びなんかじゃない、犯罪なんだ。帰国子女・雄一郎の周囲で...

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ダーティー・ユー

1,620(税込)

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商品説明

人が脅されて恐がっている。苦しんで、最後に自分を殺してしまう。それしか方法がない状態に追い込まれてしまう。いじめは遊びなんかじゃない、犯罪なんだ。帰国子女・雄一郎の周囲で起こるいじめが引き起こした事件を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

高嶋 哲夫

略歴
〈高嶋哲夫〉1949年岡山県生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程修了。元日本原子力研究所研究員。「メルト・ダウン」で小説現代推理新人賞、「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞等を受賞。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

自分が何もできないこのもどかしさ

2001/01/23 11:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青月にじむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 全てがアメリカがいいとは言わないけれど、今の日本の教育が、人間を圧し潰しているのは確かだ。私自身、校則が厳しい高校に行っていたのだけれど、それも「卒業までの我慢だ」という風にしか考えられなかった。それがどういった意味をもつからこうしていかなければならない、と、自発的に考えつく前に「規則」が子どもたちを待っていて、がんじがらめにしてしまうのだ。子どもを守るはずであった校則が、いつしかその目的を忘れ、教師が楽をするために作り変えられていく。そして、それに何の疑問も覚えない。いじめを告発する? そんなことをやったって、倍になって仕打ちが返ってくるだけさ。先生方だって助けちゃくれないし、生徒だってその辺は心得ている。いじめてるんじゃなくて、かわいそうだから「遊んでやって」るんだ。

 昨今、尋常でない事件が頻発し、その度に警察の初動捜査のまずさが浮き彫りになってきている。「殺人事件でも起きないと、事件として取り扱えない」という現状はこの物語の中でも変わり無く、伸一は極限まで精神を追い詰められてしまうのだ。

 何がいけないのか。学校教育、警察組織、司法、子どもたち。そして、これらが怖いのは「最悪の状態」にならないと何も動かないという事実なのだ。世の中はあきらめの空気に包まれていく。私も明らかに、この空気の中にいる。

 このもどかしさ、情けなさ、救いの無さ、そういったものが渾然一体となって、私に襲い掛かるのだ。

 この話は中学生を話の中心に持ってきたことで、一種のビルドゥンクス・ストーリーとしても存在しており、雄一郎はこの葛藤を経て、ひとつ大人になっていく。アメリカに帰って楽しく過ごせば、彼のことだ。世の中の役に立つ人間に育っていたことだろう。そこで敢えて日本に居残ることを選ぶ。最初のうちは彼の、「日本ってクレイジーだよ!」というようなステロタイプな反応にうんざりしていたのだけれど、楽な方に逃げるだけでは成長が無い、と現状に立ち向かう力強さは頼もしい。

 いじめを巡る心理の描写に所々秀でる点がある。雄一郎が、そんなに弱い存在と知られたくなくて「苛められているのか?」という問いにも「それほどでも」と否定する場面、助けを求めながらもそれを受け入れてもらえない伸一の葛藤する場面、などなど。

 いじめは(そして万引きは)、軽い気持ちで、ふざけの延長線上でできてしまうところが怖い。それは「子どものやることは別」と、良くも悪くも一人前に扱わない社会だからこそ起こる現象なのだろうか。境界線が見えなくなってきて、子どもはそれに甘え、大人も見てみぬ振りをしてしまっている。人間としての価値をどこに見るか、そこから考え直さなければいけないのだろうか、この世の中というものは。

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紙の本

育というものを帰国子女という黒船来航で切り開く。

2001/03/31 15:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:澤木凛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公は米国からの帰国子女で、日本語は堪能だが考え方が米国人といういわゆるバナナな奴(外見は黄色が中は白い)である。この主人公が今の日本の中学校という環境にはいるとどうなるか、いやもっと具体的に言うと「いじめ」というものをどのように見るか、という視点で描いているのがこの本の切り口だ。

 確かに米国ほど日本の中学校は危険な環境ではない。スクールポリスが徘徊していなければいけないようなことはないし、学校に銃が持ち込まれることもない。しかし、米国の場合はそういった現実を受け止めて防衛策をとっている。そして子供達は「自分の身は自分で守れ」ということがきちんと身に付いているのだ。もちろんありとあらゆる差別が存在し、それがどうしていけないのか、ということを自分たちの範疇で理解している。

 それに対して日本という国はどうだ?全ての人が平等、皆等質故に差別なんてないと「いうことになっている」。差別は本当にないのか、悪しき平等主義にかくれておきていないのか、と考えることはない。そしていじめ。学校に暴力はないと教師が思っている(自分たちが体罰を放棄したからだろうか)のだから、いつまでたっても「いたちごっこ」。日本社会の本音と建て前をそのままもちこんだ学校という閉鎖空間で主人公はもううんざりと感じてしまう。きっと外からみれば日本という国はこんなにも閉塞しているということなのだろう。大人も子供も同じである。

 主人公の偶然仲良くなった友人がいじめを苦にして自殺してしまう。なにも出来なかった自分を友人の死後、何ができるのか考えた主人公はいじめた連中を相手取り訴訟を起こそうと考える。このいかにも米国的な手法を読んでいるものはどう感じるだろうか。荒唐無稽だろうか。いや日本の常識でものごとを処理できるのにも限度があるのかもしれない。ここは日本だ、といいきっても世界の中のだろ?といわれればそれまでではないか。鎖国をしているわけではないのだ。

 しかし、この本の著者はその構造をなんども指摘する。日本の学校教育は鎖国状態であると。つまり学校というシステムには自由競争がないという。一度教師になったらずっと同じ地位を与えられる。義務教育という名の下に決められた学校へ通わなければならない。選択の余地はないのだ。こんな状態でどうして教師が努力し、よりよい学校運営を考えるというのだと主人公の父親は怒る。「文部省と日教組が日本の教育をダメにした」父親のこの言葉はおそらく著者の叫びそのものだろう。競争なき社会をいつまでつづけるのか、それが続く限り鎖国は変わらないのかもしれない。鎖国を解くには…やはり黒船来航しかない、ということか。いつまでたってもこの国の島国根性はかわないのかもしれない。

 扱っている問題は奥が深いが、文章は非常に滑らかで展開も計算が行き届いている。我々が無意識に抱えている問題を上手に書き出した一冊。

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紙の本

この国の教育を変えるのも、悲しいけれど外国の力かもしれない

2002/10/09 20:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近は、いじめの報道が減ったけれど、実際はどうだろう。マスコミは、事件が起こらなければ追跡をしようとしないから、ニュースが無いからと安心はできない。この小説は、現代日本・教育の現場のありようを告発する小説といったところだろうか。本の宣伝の文句は、かなり「いじめ」に焦点を絞っていたけれど、どちらかというと学校の荒廃描いた作品と考えたほうが自然な気がする。

主人公の小野田雄一郎はアメリカで生まれ、一時帰国の経験はあるが、日本に帰るのは十年ぶり。アメリカの学校で飛び級を経験し、自由・正義についても確固とした考えを持つ彼の前にあるのは、差別的で、現実から眼を背ける日本の学校であり、教師や学生達の姿だった。無論、似たようなことはアメリカにもあるはずだ。しかし、日本ほど大規模で、しかも行政がその存在自体を認めようとしない、といった異常な事態ではないだろう。

そのような環境の中で、いじめの奥に見えるものに立ち向かう雄一郎の姿は、見ていて美しい。物語の中で、日本の裁判制度や弁護士のありかた、現在の教育者の質、さらにはマスコミについて鋭い指摘が続く。筆者は、アメリカでの生活がかなり長かったらしい。もしかすると、自分の子供が日本の学校に編入して、そこで見たものが作家としての心を駆り立てたのかもしれない、それほどに熱い作品だ。

作者の高嶋哲夫は『イントゥルーダー』、『スピカ』などといった作品で、今までも現代日本の問題点をクールに描いている。しかし、その知識には感心したものの、肝心の人間を描くという部分で深みを感じなかった。しかし、この作品は違う。一部で、ありふれた展開云々と評されていたようだが、この作品の含みのあるエンディング、ここには救いがある。ある意味、天童荒太『永遠の仔』を超えた、詩情あふれる作品といってもいい。

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2005/09/04 07:54

投稿元:ブクログ

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2010/03/18 14:58

投稿元:ブクログ

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2012/06/21 12:57

投稿元:ブクログ

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