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ホンダ神話 教祖のなき後で(文春文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.3
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/680p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-763901-7
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

ホンダ神話 教祖のなき後で (文春文庫)

著者 佐藤 正明 (著)

【大宅壮一ノンフィクション賞(第27回)】【「TRC MARC」の商品解説】

ホンダ神話 教祖のなき後で (文春文庫)

895(税込)

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.7

評価内訳

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紙の本

企業の存続とは何なのか…

2002/01/12 08:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オウイン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、ホンダファンのための神話本ではない。本田宗一郎と藤沢武夫の偉大さを伝える本でもない。本書はホンダ成長の記録であり、それは企業の成長に伴う社会との関わりや様々な組織上の問題に焦点を当てたノンフィクションである。そして、成長した企業はその後なにを目標に存続していくのかを問う。
 戦後、ホンダは一貫して成長を続け、今やトヨタと並んで「2強」の時代を謳歌している。しかし、成長し勝ち続けた企業はこれからも成長し勝ち続けなければならないのだろうか? それは日本という国の戦後史でもあり、これからの日本を考えたときのテーマでもあろう。
 本書は1995年に単行本として発刊されたが、文庫本の本書は2000年発刊であり、その間の出来事を「エピローグ」として追補している。この間はまさにホンダ快進撃の5年間でもあるが、逆にホンダの苦悩がいっそう深くなっていることを伝えている。
 700ページ弱というかなり分厚い本であるが、佐藤正明氏の卓越した取材と克明な記述により、まさにその場に居合わせているような臨場感があり、一気に読めた。

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紙の本

2000/3/27

2000/10/26 00:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、常に「勝利」を求めホンダを町工場から世界企業へと導いた本田宗一郎氏とその盟友藤沢武夫氏の生きざまに肉迫したルポルタージュである。さらに、両雄亡き後の「舵取り役」たちが迷走の果てに行き着く地を予測する試みでもある。1995年に単行本化され、翌年大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。本年はこの文庫版に加え、米国で英訳書が出版される予定だ。
 日本経済新聞社の自動車業界担当記者としてホンダの中心人物たちを追い続けてきた著者は、高収益企業ホンダを礼賛するのではなく「ホンダを通して『会社の寿命』を探ること」に主眼を置き取材を進めた。
 作家の北方謙三氏は本書の解説で「ホンダは勝ったのだろうか。それぞれの局面での、輝かしい勝利はある。オートバイで世界制覇をするところなど、ドラマチックでさえある(中略)しかし、勝ちはしなかった。ビッグスリーやトヨタや日産が上にいたということではなく、企業というものが、最終的には勝つものではないということが、実は2人(本田、藤沢両氏)は最後までわからなかったのではないか」と述べ、本書が踏み込んだ普遍的問題点を読後感とともに指摘している。
Copyright (c)1998-2000 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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2005/04/21 18:18

投稿元:ブクログ

クルマに関心が高い人、企業経営に興味がある人、本を読むのが好きな人には、面白いと思います。ノンフィクションであり、大河ドラマになりそうな、さまざまな出来事があって、出会いがあって、別れがあって、教えがあったり、そんな1冊になっています。

2012/11/01 14:42

投稿元:ブクログ

 この本の680ページは長く感じた。『陽はまた昇る―映像メディアの世紀』 (文春文庫) でも然り。読みきるには気合が必要だ。時間軸で話がすすむわけではなく、主要登場人物またはトピックスごとにお話がまとまっているので多少とまどうところもある。著者は書きたいことを書きたいだけ書いている風にみえる。2冊とも共通する感想である。この本のダイジェスト版があれば読者層も増えるとおもう。内容はホンダ創始者たちの苦労と後半は、あとを担う社員の苦労をながながと書き連ねる。読了後は普通の偉人伝にあるような勇気がわくわけでもなく、すがすがしい気持ちにさせるわけでもない。

2010/04/28 23:53

投稿元:ブクログ

ホンダには2人の創業者がいた。

本田宗一郎の本田技術工業。
藤沢武夫の藤沢商会。
2人の天才が世界のホンダを作った。

戦後、焼け跡の中から産声をあげたホンダは、瞬く間に世界一のオートバイメーカーとなり、4輪者にも進出する。
今から考えれば信じられないことだが、ホンダは日本の自動車メーカーとしては最後発である。
まさに神話の世界。

「第二章 二人羽織」を読んでいると泣けてくる。

2011/10/12 23:19

投稿元:ブクログ

サブタイトルに「教祖のなき後で」って書いてあるし、どうせ批判的なんだろうと思って読み始めたら、見事に期待を裏切られた。(良い意味で) 

ホンダ創業期のトップ二人の出会いから引退まで、その間の成長の過程が丁寧に書き綴られている。(その後のお家騒動も若干。これも面白い) 

著者は記者から作家になった人物だが、「何でそこまで知ってんの?」と思うくらい内部事情が赤裸々に書かれている。 かと言って、ホンダ万歳ではなく、あくまで中立的な立場で書かれているのが好感触。

戦後の焼野原から、今に至るホンダを築き上げたダイナミズムが文章からヒシヒシと伝わり、一読の価値アリ。 今の日本人に、こんなエネルギッシュな人はいるのかなぁ・・・

読んだのは2~3年くらい前だけど、もう一度読みたくなる一冊。

2015/12/15 13:24

投稿元:ブクログ

ホンダ創業の話があまりにも面白く、もっと詳しく当時のことを知ってみたいということと伝説的な創業者が去った後、ホンダの子供達がどのようにして現在につながる軌跡を残そうとしてきたのかを知りたくて読んだ。
本の厚みが語るように(680ページ!)著者の徹底的なまでの取材能力のおかげでとても濃い内容だった。
自分が現在置かれている状況にもおおいに参考になり、今後の自分のビジョンをより明確に照らしてくれた。

2016/10/29 21:02

投稿元:ブクログ

私は地面に鼻がくっつくほど近づいてガソリンの匂いをかぎました。そこには文明の薫りがありました。(p.539)

そういう人間がいちいちラジエターの水をチェックしたり、確認するか。しないだろう。だからそれを確認する必要がない空冷がいいんだ。(p.227)