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紙の本
英単語「比較」学習帳 (宝島社新書)
著者 ケリー伊藤 (著)
少ない単語で、幅広い表現ができるようになるコツは、英単語の微妙な「意味の違い」を知ること。基本的な英単語で、意味が似ていて間違いやすいもの・区別がつきにくいものを比較して...
英単語「比較」学習帳 (宝島社新書)
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商品説明
少ない単語で、幅広い表現ができるようになるコツは、英単語の微妙な「意味の違い」を知ること。基本的な英単語で、意味が似ていて間違いやすいもの・区別がつきにくいものを比較して、わかりやすく説明。【「TRC MARC」の商品解説】
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求められたら説明に窮するような類語の違いを説明
2007/11/19 02:28
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 これなら通じる名詞の使い方
2 英語力は動詞力!
3 続英語力は動詞力!
4 辞典ではわからない形容詞の使い方
5 前置詞、この使い分けで正解
巻末情報 ケリー伊藤の英語情報館
著者は1954年生まれ(出生地不明)。Brown Institute修了(ブロードキャスト・ジャーナリズム専攻)。ミネアポリス(ミネソタ州)のニュース専門局勤務。日本では,"Asahi Evening News" 英文ライター,サイマル・アカデミー講師を経て,企業研修で英語を指導するかたわら,Kelly’s English Labでの対面教育,Plain English in CyberSpaceでインターネット上の英語教育有料サイトを運営。Wikipediaには,伊藤洋一(住信基礎研究所主席研究員)が「1989年4月に“ケリー伊藤”の名でスタートした『サンデーラウンドアップ!』」という記述があるが,番組名でオンライン検索してもヒットせず。両者のサイトを見る限り,洋一とは別人と思われる。顔も別人。また,Brown InstituteをGoogle検索すると,「Brown’s DNA is broadcasting.」と謳うBrown College(ミネソタ州)がヒットする。名誉を傷つけるつもりはないが,事実として,アイヴィーリーグのブラウン大学(ロードアイランド州)とは別物。卒業時と現在では学校名が変更されたのだろうか?
「本書は,日本人の英語学習者にとって画期的な内容です。私は自信を持って,英語学習者必読の書誕生!と言い切れます」(3頁)という著者本人の自信に満ち溢れた前書きで始まる本書は,類語の使用法を日本人英語学習者層に具体的に教えるもの。たとえば,differentとwrongの違いといったものから,betweenとamong,fallとdrop,sayとtellなど,わかっているようで,求められたら説明に窮するような類語の違いを説明している。私にはなかなか勉強になる。こういう説明を辞書編纂者はバカにせず,丁寧に拾っておいてほしい。
だが,ケリーには失礼だが,たしかに本書は,「日本人の英語学習者にとって画期的な内容」なのかもしれないが,手許の_Roget’s Thesaurus_(1952)やPaul HEACOCKの_Which Word When?_(1989)が類語解説辞書として有益であったし,_Longman Dictionary of Common Errors_(new ed., 1996)も一種の類語辞典として使える。本書が「画期的」なのは,私のような“日本人の‘初級’英語学習者”にとってであって,出版界にはすでに類書はごまんとある。このような出版物史についてのケリーの無知(もしくは無視)が彼を英語学習産業の傍流(キワモノ)に追いやっているのではないだろうか?(919字)