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松下竜一その仕事 17 ルイズ−父に貰いし名は
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.3
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/360p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-62067-1
  • 国内送料無料

紙の本

松下竜一その仕事 17 ルイズ−父に貰いし名は

著者 松下 竜一 (著),『松下竜一その仕事』刊行委員会 (編集)

松下竜一その仕事 17 ルイズ−父に貰いし名は

3,024(税込)

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

「アナキストの娘」というレッテルと格闘した一生を繊細に描く

2008/05/02 02:01

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 関東大震災の際に憲兵に虐殺された、大杉栄と伊藤野枝の娘ルイズの生い立ちを1年半もの時間をかけて取材した力作。
 著者自身が見たわけでもないのに、ルイズの祖母の様子、潮騒の音、家にたちこめる松葉をたく香りまでがつたわってくる。会話も丹念に再現している。細部の描写が圧巻だ。なぜこれほどの細かなインタビューと描写ができるのだろう。
 大正デモクラシーからファシズム、終戦の解放感からレッドパージへという、時代の流れに翻弄されて生きる苛烈な人生を繊細なタッチでえがいている。
 ファシズムというのは単に権力によって押しつけられるものではなく、風変わりで異端な人を普通の隣人たちが抑圧する体制なのだ。「君が代」を歌わぬ中学生をPTAがいじめる風潮は、戦前のファシズムと似ていないだろうか。
 ルイズは大杉栄と野枝というアナキストの娘として生まれ、父母の死後、祖父母を親がわりとして福岡の田舎でそだつ。姉妹の名前は、魔子は真子に、エマは笑子に、ルイズは留意子にかわった。
 「アナキストの娘」であるが故にうける差別やいやがらせは、大正デモクラシーがついえ、ファシズムの空気がはりこめるにつれてはげしくなる。姉妹は、大杉の娘であることを負い目に感じ、ひたかくしにしようとする。
 傷痍軍人と結婚し、父母を殺した甘粕元憲兵大尉が権力をふるう満州へわたる。父の思想を理解したわけではないが、現地人への差別と、それを当たり前と感じる日本人を生理的に嫌悪する。
 終戦とともに、父母は英雄あつかいされ、「大杉の娘」であることが評価される。だが、間もなくレッドパージがはじまり、「大杉の娘」であるが故に、夫は電力会社をクビになりかけ、それまで生きがいにしていた組合活動をやめて御用組合に移り、酒とギャンブルにおぼれ、借金づけの生活におちいる。定年を期に離婚し、夫はまもなく自殺するかのように死んでしまう。
 ルイズが父母をひたかくしにしたのとちがい、長姉の魔子は「大杉の娘」であることを堂々と表明してきた。一見、明るく豪放にみえたが、本当の心の内はみせないまま、不倫相手と貧しい暮らしをおくったうえに死んだ。次姉のエマは逆に自分の存在そのものを消してしまうような生き方だった。
 ルイズは、社会意識のかけらもない自分に劣等感をおぼえ、安保闘争の高まりとともに、極貧の暮らしをささえながら勉強をはじめる。
 社会の現実を前にして、自分自身が独り立ちして立ち向かう気持ちになったとき、ようやく、「お父さん」「お母さん」と素直に呼べるようになったという。

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