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紙の本
入門書として最適、プロならではの提言
2000/09/19 18:34
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投稿者:mau - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクション分野を中心に活躍する、一流翻訳者による翻訳論。
論じられている内容はしごく真っ当だが、章毎に編集者・大学教授・同業者・一読者それぞれとの対話形式を取っているのが画期的。対話者に応じて「優れた翻訳とは何か」の論点を微妙に変えており、その結果、日本語による翻訳出版の抱える問題点に、様々な角度から光を当てる形となっている。
なるべく英文例を挙げるのを避け、一般常識で納得できるように心がけた論旨展開には、ぱっと見のとっつきやすさとは裏腹に、長年プロとして携わってきた著者ならではの説得力がある。
章末の参考文献も充実しており、ブックガイドとしても活用できる、正にすぐれものの一冊。興味のある人には正に最適の入門書だろう。