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商品説明
エコロジーはアメリカン・ドリームを超えるか? ニューヨークの過激な環境保護活動家たち。「人間以外」の生命に深い関心と共感を寄せる彼らとともに行動し、思索する中から生まれた体験的アメリカ文明論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
川端 裕人
- 略歴
- 〈川端裕人〉1964年兵庫県生まれ。東京大学教養学部卒業。日本テレビに入社し、海洋科学、自然災害などの報道を担当したのち独立。著書に「動物園にできること」「リスクテイカー」など。
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紙の本
ニューヨークのもうひとつの顔。それはセントラルパーク,ハドソン川にあふれる自然の息吹
2000/07/17 09:16
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニューヨークには世界中のあらゆるものがある。ニューヨークなら何でもそろう。情報の発信源であると同時に,それらを加工する技術にもたけた街。それがニューヨークの表の顔である。
そしてもうひとつは,世界中からやって来る人々を簡単に飲み込む懐の深さ。豊かに繁茂したサトウカエデやオークの森など,瑞々しい湿地に覆われたマンハッタン島の姿もイキである。だから,ニューヨークでは何が起こっても不思議はない。
著者は1997年の8月から98年7月にかけて,ニューヨークはコロンビア大学に研究員として在籍。そこで垣間見た環境保護活動家たちとの「人間以外」の生命をめぐる価値観や活動について真しに詳述した。つまり,体験的米国文明論の趣もある書である。
とはいえ,決して肩肘張って読むべきではない。著者自身が経験した「知的スリル」やおびただしい数のジレンマ,そしてちょっとばかりの生活上の冒険が満ちているからだ。予備知識は要らない。奇人変人の類の登場に驚かない心の準備はしておこう。
(C) ブックレビュー社 2000