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商品説明
【谷崎潤一郎賞(第36回)】一人の引きこもりの青年が体内に共生虫を飼っている。絶滅をプログラミングされた種を終宿主とする共生虫は、絶滅必定の人類の、新しい希望とも言える。引きこもりの人々を題材に、偽の社会的希望に満ちた現代日本を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
村上 龍
- 略歴
- 〈村上龍〉1952年長崎県生まれ。武蔵野美術大学中退。小説家。76年「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞受賞。著書に「Kyoko」「JMM」「誰にでもできる恋愛」ほか多数。
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紙の本
引きこもり
2001/12/23 00:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カノン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代における社会現象となりつつある引きこもりや幅広く普及されだしたインターネットが題材。痛々しい世界。ただ、村上龍のいつもの独特の文章が生かされていない感じがする。
紙の本
ミステリーコーナーより
2001/02/06 14:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:香山二三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学2年から引きこもりをしている青年ウエハラは女性TVキャスターに惹かれ、パソコンを買って彼女のホームページに書き込むようになる。そこで昔見た奇怪な虫の話をしたところ、メールの秘密管理グループから虫の正体を教えられる。その「共生虫」を体内に飼うのは神に選ばれた者だという啓示を受けたウエハラはさらに暴走を始めるが……。妄想とネットの魔力をリンクさせ、閉塞社会の破滅を予感させる異色のサイコ犯罪小説。
紙の本
「ひきこもり」を主題にしているが
2001/02/15 15:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体が「限りなく透明に近いブルー」ほど引き締まっていない。「ひきこもり」を主題にしているが後半部分は訳がわからない。毒ガスで人を殺すのも非現実的。
紙の本
「引きこもり」の体裁を借りて
2000/07/23 09:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:加藤四郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「引きこもり」という社会現象に材を取り、主人公がリアルを獲得していく過程が緊迫感のある筆致でかかれている。小説としての面白さはあると思うが、「引きこもり」という題材が十分生かされているとはいいがたいようだ。青年の暴力への衝動と戦争への憧憬、現代社会の欺瞞など、作者の長年の主題が時流に乗って書かれただけだという感じがする。そもそも「引きこもり」を社会的に捉えようとする意志が感じられない。村上龍のファンなら申し分のない出来かもしれないが、「引きこもり」についてしりたいというなら、斉藤環著「社会的引きこもり」、田口ランディ著「コンセント」をお勧めする。