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商品説明
SFから有人宇宙ステーションまで、波乱万丈の狭間で人間達が繰り広げた涙ぐましくも楽しい営み。20世紀最大の人類の夢を、ロケットを軸にして系統的に追う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
野田 昌宏
- 略歴
- 〈野田昌宏〉1933年生まれ。学習院大学政治経済学部卒業。SF作家・翻訳家・研究家。日本テレワーク株式会社代表取締役社長。著書に「「科学小説」神髄」「銀河乞食軍団」ほかがある。
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紙の本
20世紀最大の“夢の系譜”であるロケット開発史を,人間味あるエピソードを織り込みながらたどる
2000/10/06 15:22
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投稿者:渡辺 保史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロケットが20世紀の科学技術の象徴であり,人類の宇宙進出は新しいフロンティアの開拓である——と多くの人々が素朴に信じていた時代は過ぎ去ってしまったとはいえ,宇宙ロケットはいまだに圧倒的な「夢」の源泉であり続けている。
本書は,テレビ番組制作会社の代表にしてSF作家でもある著者がつづった,そんな20世紀最大の夢の系譜である。ツィオルコフスキーやゴダード,オーベルトといった先駆者たちに始まり,米ソのロケット開発競争,そして現在建設中の国際宇宙ステーションまでの歩みを丹念に追いながら,人間の想像力が技術と結びつくことによって新しいフロンティアへの手がかりをつかんでいく過程が,ディテール豊かに描かれている。
単なる技術史ではなく,開発者たちの人間臭さを感じさせる逸話や,著者自身が取材の過程で体験したり実感したことが随所に織り込まれ,まったく飽きさせないのはSF作家の面目躍如といったところだ。
(C) ブックレビュー社 2000