サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

  1. hontoトップ
  2. 本の通販
  3. 社会・時事・政治・行政の通販
  4. 社会思想・政治思想の通販
  5. 柘植書房新社の通販
  6. エルネスト・マンデル 世界資本主義と二十世紀社会主義の通販

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 未評価 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.4
  • 出版社: 柘植書房新社
  • サイズ:21cm/372p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8068-0436-3
  • 国内送料無料

紙の本

エルネスト・マンデル 世界資本主義と二十世紀社会主義

著者 ジルベール・アシュカル (編),岡田 光正 (ほか訳)

20世紀後半のマルクス主義と社会主義に深く関わる問題を提起し続けたエルネスト・マンデル。その思想をさまざまな角度から総括した国際シンポジウムの報告およびマンデル自身の論文...

もっと見る

エルネスト・マンデル 世界資本主義と二十世紀社会主義

税込 3,850 35pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

20世紀後半のマルクス主義と社会主義に深く関わる問題を提起し続けたエルネスト・マンデル。その思想をさまざまな角度から総括した国際シンポジウムの報告およびマンデル自身の論文を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

エルネスト・マンデル(一九二三〜一九九五) ジルベール・アシュカル 著 3-25
マンデルと社会化への道 ロビン・ブラックバーン 著 26-37
マンデルの革命的ヒューマニズム ミシェル・レヴィ 著 38-57

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価0.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

20世紀後半の最大のマルクス主義者の一人の業績を批判的に概観

2000/07/10 20:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木力 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1991年暮れのソ連邦の解体以降、マルクス主義とか、社会主義とかの声がほとんど聞かれなくなった。大新聞にマルクス主義の観点から現代資本主義を論ずる論客の論文が掲載されることはめったにないし、テレビとなるともっと絶望的に稀である。反面、それほど程度が高くないことが一目瞭然の反マルクス主義の物書きの言説は大手を振ってまかり通っている。こういった現象は、たしかに少なからず世界的に見られる。しかし、近年よく世界の主要諸国を経巡っている私の個人的経験によれば、日本ほど極端ではない。今日の日本の異常な閉塞感は、こういった思想の画一的あり方と無縁ではない。

 本書が扱っている主人公であるエルネスト・マンデルの名前を知っている者は、わが国では40代以上の人には少なからずいるかもしれない。が、40歳以下の人はほとんど知らないに違いない。ところが、欧米世界ではきわめて有名なマルクス主義者として知らない知識人はほとんどない。まず、戦後資本主義論の1、2の名著『後期資本主義』(1972年刊)を世に問うた経済学者として、さらにトロツキイ派の国際組織=第四インターナショナルの第一の指導者として。

 本書は、おそらく戦後最大のマルクス主義者の少なくとも一人と規定できるマンデルの人物像と業績を批判的に議論して成った論文集である。この種の書物にありがちな、「教祖」をただただ崇拝するといった趣も、あるいはたんに党派的に罵倒するといった雰囲気もまったくない。この人物の等身大の生き様や、思想的業績を批判的に開かれた目で検討しようというのが共通に見られる姿勢であり、きわめて好ましい。

 マンデルは1923年4月4日、フランクフルトのユダヤ人家庭に生まれた。だが、両親がすぐベルギーのアントワープに居を移したので、そこで成長した。13歳の時に、スターリンがロシア革命の指導者たちを裁こうとしたモスクワ裁判を批判し、被告を救済しようとする運動に父親がかかわっていたことからトロツキズムの意義に目覚め、15歳の時には創設まもない第四インターナショナルの隊列に正式メンバーとして参加する。ただちに反ナチ・レジスタンス運動に挺身、終戦まで3度逮捕され、3度ともともかく命を奪われることなく、監獄から逃れている。しかし彼が兄事したアブラム・レオンは、アウシュヴィッツの強制収容所のガス室に消えてゆかざるをえなかった。戦後は、専門的に経済学を学ぶかたわら、第四インターナショナルの活動を続けた。多くの著作を介して青年たちに大きな影響力を及ぼし、1995年7月20日に心臓病のために亡くなった。

 編者のアシュカルは、マンデルをエンゲルスと比較し、類似性を指摘している。ヨーロッパの主要語すべてを自由に話し、深い学識をもち、政治的判断にすぐれ、探偵小説史までをも書いたマンデル。こういった人物は日本人にはいないだろう。少なくともマルクス主義者にはいなかったことは間違いない。

 ほかに、マンデルの世界資本主義論の特徴、トロツキイのソ連論との相違点、ナチズムの理解などについての多様な論考が収録されている。中でも、カトリーヌ・サマリの「マンデルと社会主義への過渡期論」は、ソ連論として出色の出来映えで示唆に富んでいる。

 マルクス主義とは結局、資本主義への批判の思想的武器にほかならない。現代の日本でマルクス主義が不振であるとは、すなわち、資本主義の担い手を緊張させる批判的思考が存在していないのと同義である。これでは、資本主義のあり方を安易な低い水準にとどまらせることにしかならない。現代思想の閉塞を突破し、21世紀に生きる思想を模索する手段として、本書はかけがえのない知的道具となりそうである。 (bk1ブックナビゲーター:佐々木力/東京大学教授 2000.7.11)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。