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猫の地球儀 その2 幽の章(電撃文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 43件
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  • カテゴリ:中学生 高校生 一般
  • 発行年月:2000.4
  • 出版社: メディアワークス
  • レーベル: 電撃文庫
  • サイズ:15cm/259p
  • 利用対象:中学生 高校生 一般
  • ISBN:978-4-8402-1487-2

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文庫

紙の本

猫の地球儀 その2 幽の章 (電撃文庫)

著者 秋山 瑞人 (著)

猫の地球儀 その2 幽の章 (電撃文庫)

572(税込)

猫の地球儀 その2 幽の章

572 (税込)

猫の地球儀 その2 幽の章

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みんなのレビュー43件

みんなの評価4.4

評価内訳

電子書籍

昔から大好きなラノベ

2018/11/09 13:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ずっと愛読しております。もう手に入らないものと思っていたものが読めるのには感謝の一言。
痛ましすぎる経験や記憶を経てそれぞれが悟ること。自分が相手になにをみているのかということ。途中起こることは悲惨ということばに尽きるけれど、その後幽が焔の言葉を受けて取った行動、そしてさらにそれを受けた焔の気持ちに、「そうなんだろうなぁ」と、文字や短文では語りきれない物語の結果が見えると思う。ライトノベルでは唯一の、ずっと好きであろう作品。

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紙の本

知ってしまったからには選ばなくてはならない。それが悲しい

2000/11/09 02:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KOOO - この投稿者のレビュー一覧を見る

 敵として、友人として二人は出会った焔と幽、どちらも自分の夢を叶えるということがどれだけの他人の犠牲の上に成り立っているか理解はしていない。いや、頭ではわかっているはいるけれど本当に理解しているわけではない。そんな二人が悲しい事件の中でそういった事を理解させられていく。
 自分の夢のために他人を犠牲にする。地球へ行くということは、そこまでして叶えるべき夢なのだろうか?皆の心の支えである大集会の教えを否定し、地球へ向かう事は正しいことなのだろうか?自分の夢というものはどれだけの価値があるものなのだろうか?
 幽へ、読者へ、いくつもの問いが投げかけられる。

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紙の本

どっちを選べばいいんだろう?

2000/08/05 02:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ユヴスケ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 君には夢があるとしよう。えっ?、そんなもん無いなんて無下に言わないでさ、少しは何かあるでしょ? ビル・ゲイツになりたいとかイチローになりたいなんて大げさでなくても、あれが食べたいとか、ゲームをしたいとか、彼女と付き合いたいとか。そんなもんでも良いのさ、夢なんて。
 ついでじゃないが、君には力もある。その夢を現実にするだけの才能があるとしよう。もちろん、努力も必要だ。飯も食わず夜も寝ず、なんて言うと大げさだけど、時には昼飯を食い損ねたり、一日二日は徹夜をしたかもしれない。君はそれに打ち込んで、とうとう実現可能な所にまでこぎ着けた。
 でも、そこでハタと気がつかされた。君が夢を実現するためには、そこで誰かの夢を壊していやしないかと。君があれを食べたために誰かが食べられなくなったり、君と付き合ったために彼女にフラれた誰かがいるんじゃないかと。
 君の夢と、他の誰かの夢。どっちの方が価値がある? それに、どうやってその価値を決める? 古くからあるとか、多くの人が共感できるとか、みんなの為になるとか、それ無しでは生きていけない人がいるとか。君だけでなく、いろんな人がいろんな事を言い出すに違いない。でも、考えれば考えるほど、どれもが誰かにとって大切だってわかってしまい、どれかになんて決められないよね。
 この本は、そういったお話し。本当は、もっと切なくて、悲しくて、腹立たしくて、泣きたくなるような物語なんだけど。
 そうそう、最後になったけど一つだけ方法があるかも知れない。それは、みんなが夢を持たなければいいのさ。でも、焔にはこの方法は選んで欲しくないなぁ。

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紙の本

とても心に訴える

2005/07/25 22:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぬほがち - この投稿者のレビュー一覧を見る

猫の地球儀の完結編の第二部。
焔と幽。二匹の想いが交錯しぶつかり合う決戦のシーンは、息を呑みます。この小説の難点のうちのひとつとして「戦闘シーンが分かりづらい」が揚げられますが、最後の二匹の戦闘シーンは素晴らしい。カッコイイです。
なにより、テーマがいい。「夢を叶えること」って、とてもえらいこと。とてもすごいこと。そして、とても憧れる事。だからこそ、ついつい盲目になっちゃうんだよね。
「目的」が正しければ、「手段」は正当化される…。この言葉の間抜けさに、最後の最後でやっと気づく幽君。でももう、遅すぎたね。
最強のスパイラルダイバーであり、今まで涙一つ見せたことがなかった焔が涙した理由。そしてそれを見た幽を何を思ったのか。何を感じたのか。本当に、心に訴えます!!
ただ、オチが少しオチきっていない感じ。特に焔。最後なんだあれは!
処々に小汚い言葉遣いが見られたのも残念でした。女性としては、ちょっとマイナス点。
上記二点のせいで評価は4になってますが、やはり素晴らしい作品でしょう。あれらがなければ、最高傑作級です。まさか猫の話でここまで泣かされるとは思いもよらなかったです。

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紙の本

結末は悲しすぎる

2004/05/17 15:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Dandy - この投稿者のレビュー一覧を見る


幽(かすか)の生い立ちから物語は始まり、
ついに幽が地球儀へと向かいます。
読者に後半の展開を予想させるような文にちょっとがっかり。
なので、評価は4です。
魂の彼岸であると信じる地球儀に、
生きて行って見せると豪語した幽。
そんなことはできるはずがないと言う焔(ほむら)。
幽の友達になってあげるといった楽(かぐら)。
挿絵は少ないけれど最後の最後まで頭の中に鮮明な映像が浮かんできます。
何度もこの世界に浸りたくなりました。

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紙の本

もしも猫の話でなかったなら、読んでいてとても気恥ずかしい思いをしたことだろう。

2003/09/15 10:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人類は滅んだのかどこぞに去ったのか不在の、「トルク」と呼称されるスペースコロニーには、コケとネズミとゴキブリと知能ある猫たちが残されている。猫たちは、今や「天使」と呼ばれ半ば伝説となった人類の遺物であるロボットや機械などを使用しつつ、独自の社会を形成している。そんな未来、そんな世界で、二匹の業に取り付かれた猫が出会う。誰よりも強くなりたかった、そして、実際に「最強」の称号を獲得したばかり焔と、体制側である大集会からは異端・反社会的存在とされている「スカイウォーカー」の名をあえて受け継ぐ幽。
 幽は、自力でシリンダーを脱出し、この時代では「地球儀」と呼ばれる地球に行く夢に取り付かれた一種のマッドサイエンテストで、その目的のため、周囲からは一目置かれる焔の存在を利用するため、焔に喧嘩を売り、最強のはずの焔を易々と破ってしまう。
 再戦を望み、幽の周囲をうろつきはじめる焔。着々と「地球儀」行きの準備を進める幽。二匹の周辺をうろつく焔のファンの子猫・楽、「スカイウォーカー」を弾圧・粛正する側の教団でそれなりの地位にあるらしい、そのくせ、奇妙に二匹の動向に理解がある謎の老猫・霞、猫たちに使役される個性的なロボットたち……などが絡んで、物語は、哀切な印象を残す結末へと進行していきます。
「夢」という言葉が作中では多く使用されていましたが、「夢を持っている」、というよりは、むしろ「業に捕らわれている」と呼んだほうがいいかと。「闘うこと」の執着する焔も、犯罪組織と手を組んでまで必要な部品を調達して「地球儀行き」に邁進する幽も、「第三者には理解不能な欲求に突き動かされている」という点、自他の区別なく多大な犠牲を強いて、払って、それでも実現したい何事かの欲望をがある、という点では、正しく同じ穴の狢……。
 そうした、突っ走りがちな猫たちの行動を理解し、見守りながらも、「社会的な秩序維持」の観点から批判もすることを忘れない、老いた僧正・霞の視点を配置するあたりのバランス感覚は、いろいろな意味で均衡がとれたセンスだと思う。というより、ある程度年齢がいった読者なら、主役格の幽・焔よりも、ある程度突っ込んだ事情を承知した上で、なおかつ異議を唱える霞の「論理」の方に「重み」を感じるのではないかな。

酩酊亭亭主

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紙の本

「夢をかなえる」てことは・・・

2000/11/25 10:56

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コウちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビジュアル系小説「猫の地球儀」2部作の後編。
「スカイウォーカー」幽は、いよいよ自分の夢を実現するための行動を起こす。
「スパイラルダイバー」焔は、自分の存在意義を取り戻すため幽に再戦を挑む。
そして動きだした「教団」。「教団」は、幽の傍にいた神楽を狙う…。

 それぞれのネコたちは、自分の考えのなかで必死に生きて夢に向かおうとする。それが他者の夢や生き方や、時には命までもを食いつぶしているとは考えず…。

 多くの場合、自分の夢は他者の何かを奪っている。何かになりたいと願えばその席に別の者は座れない。何かが欲しくて手に入れれば他の者はそれを持つことは出来ない。本人にとって喜ぶべきことが他者にとってもそうとは限らない。本人の正義は、そのほとんどが他者にとってのそれではない。
 (今更、言う事でもないが)夢とはそういったものなのだろう。そして夢をかなえようと努力するものは、夢の本質を理解しなくてはならない。頭だけではなく心や体で…。
 それでも夢をかなえようとするのか?かなえる価値があるのか?ストーリーは、そんな疑問を投げかけてくる。
 ネコが主人公だが、その可愛らしさに隠された重みのあるストーリーは、結構考えさせられてしまう。幽の夢。焔の生き様。神楽の願い。それぞれに価値があり、それぞれに何かを奪っていくのだろう。
 (ところで、「第37代スカイウォーカー」の第37代って誰が数えているんだろう? クリスマスはきっと忘れているだろうし??? 「教団」に資料でもあるんだろうか?)

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紙の本

これほどまでに切ないSFがあっただろうか

2000/07/10 03:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タニグチリウイチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 泣けるSFは数あるけれど、これほどまでに切なく、重苦しい気持ちにさせてくれるSFがあっただろうか。『猫の地球儀』2部作の後編「幽の章」は、他者が不幸になることを分かっていながら、それでも自分の思いを貫き通そうとする行為への、憧れと反発が同時にわき上がって心をグサリと突き刺す。
 知性を持った猫だけが暮らす宇宙ステーションに生まれた宗教は、宇宙に出ること禁じていた。幽(かすか)はそんな教えに逆らう”スカイウォーカー”として、「地球儀」と呼ばれる地球への渡航準備を進めていた。
 いよいよ旅立つ直前。前編「焔の章」からの因縁を晴らすべく、幽はロボットを操り戦う「スパイラルダイブ」のチャンピオン、焔(ほむら)との戦いに臨む。その最中、焔や幽の知り合いだったメス猫の楽(かぐら)に、スカイウォーカーを探す教団の暗殺者たちが襲いかかった……。落涙と数々の余韻を残したエンディングに、続きへの期待が膨らむ。

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2004/10/07 23:48

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2004/12/13 20:58

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2004/12/31 12:25

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2005/09/02 18:47

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2005/11/11 16:50

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2005/12/28 19:34

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2006/03/19 00:44

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