介護概論 改訂３版 （新・社会福祉学習双書）

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投稿者：ブックレビュー社　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　2000年4月の介護保険制度スタートとともに社会福祉士や介護福祉士が脚光を浴びている。本書は全国社会福祉協議会の中央福祉学院が実施している「社会福祉主事養成過程」のテキストとして発行されたものである。「新・社会福祉学習双書2000」として全21巻刊行されている内の第17巻にあたる。福祉の専門職を目指すための専門学校などでも教科書として使えるだろう。
　内容は5章からなる。第1章は「介護の働き」として介護の定義に始まって，原理・原則や心構え，背景となる法律についても説明している。第2章は本書の大半のページ数を割いており「介護技法」として食事の介護や排泄の介護など具体的な技法の解説に入っている。専門学校などの教育現場で使うほかにも，自習参考書としても使える配慮がなされている。第3章は「介護活動の過程」，第4章は「介護関係維持のための技法」として介護保険制度におけるケア・マネジメントやケア・プランの実際を解説している。第5章は「在宅・施設介護の実際」として，実例をいくつか挙げてケーススタディーに取り組んでいる。
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