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商品説明
薬物依存の歴史、覚せい剤など各薬物別の精神神経障害、薬物乱用・依存治療と治療共同体・自助グループ、薬物乱用と非行・犯罪病理等、薬物依存に関する幅広い情報をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
薬物依存の歴史や薬物による精神神経障害,法的な問題など,薬物依存に関する幅広い情報をまとめる
2000/09/14 00:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
精神医学各領域の最新情報を提供する「精神医学レビュー」は1991年刊行以来,毎年2〜5冊のペースで発行。本書はこのシリーズのNo.34となる。薬物の乱用・依存の歴史と現状,薬物をまん延させる社会的背景,薬物が心身に及ぼす作用や障害,薬物依存症の治療法・治療薬・治療施設,諸外国の現状,薬物による非行・犯罪病理などについて,医学者,薬理学者,心理学者,医師,民間の研究員らそれぞれの分野の専門家20人が論文形式で執筆する。
医療面に終始するのではなく,薬物依存をめぐって幅広く言及しているのが特徴。巻末に掲載された4人の医師のディスカッションでも,薬物依存という概念(現在は薬物中毒という表現は使わない)が定着しない理由,依存と依存症の違い,覚醒剤の入手ルート,精神保健福祉法の問題点などが自然な言葉で語られる。全体的にとてもていねいに作られた本。精神医学に従事する人だけでなく,一般読者にも薦めたい。
(C) ブックレビュー社 2000