- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.5
- 出版社: 小学館
- サイズ:22cm/349p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-09-626060-6
- 国内送料無料
紙の本
往生考 日本人の生・老・死 国立歴史民俗博物館国際シンポジウム
かつて人びとは「老い」にプラス面を見出し、老いを楽しみ、そして死を受け入れてきた。日本人の死生観の形成や、変化の変遷を明らかにし、「老い」の価値を再考。98年国立歴史民俗...
往生考 日本人の生・老・死 国立歴史民俗博物館国際シンポジウム
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商品説明
かつて人びとは「老い」にプラス面を見出し、老いを楽しみ、そして死を受け入れてきた。日本人の死生観の形成や、変化の変遷を明らかにし、「老い」の価値を再考。98年国立歴史民俗博物館COE国際シンポジウムを単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
老いを生きる | 宮田登 著 | 8-19 |
---|---|---|
現代社会と老いの文化 | 関沢まゆみ 著 | 20-25 |
老いの表現史 | 小峰和明 著 | 26-42 |
著者紹介
宮田 登
- 略歴
- 〈宮田〉1936〜2000年。神奈川県生まれ。神奈川大学教授などを務めた。著書に「冠婚葬祭」他。
〈新谷〉1948年広島県生まれ。国立歴史民俗博物館民俗研究部教授。
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紙の本
2000/5/28朝刊
2000/10/21 00:17
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「おい」という言葉には、二つの異なった意味があるという。「若い」に対する「老い」は下降イメージが強いが、「生い茂る」のような「おい」には「育つ」という上昇イメージがある。そして「『老い』を『生い』に変えるのは一人一人、個々人の努力の結果にほかならない」。国立歴史民俗博物館の国際シンポジウムをまとめた本書は今年二月に亡くなった民俗学者、宮田登氏の魅力的な序章で幕を開ける。
本格的な高齢社会を迎えるなかで、「老い」や「死」をどう考え、人生に「生きがい」を見いだせばよいか。三つのテーマを、日本各地の民俗例から、研究者たちが報告する構成だ。日本人の死生観がどう形成されてきたか、臓器移植に象徴される現代の医学と宗教など、一般にも関心の高い問題が平易に提起されている。歴史的な習俗に、はっと目を開かされる例が多い。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000