- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.4
- 出版社: 山梨日日新聞社
- サイズ:19cm/235p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89710-507-2
紙の本
人間と情報 (山梨大学公開講座「情報」シリーズ)
私たちの生命に関わる遺伝子情報や脳と神経系で処理されている情報の仕組みと、人間だけに与えられている言語や文化と情報の関わりを総合的にとらえる。【「TRC MARC」の商品...
人間と情報 (山梨大学公開講座「情報」シリーズ)
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商品説明
私たちの生命に関わる遺伝子情報や脳と神経系で処理されている情報の仕組みと、人間だけに与えられている言語や文化と情報の関わりを総合的にとらえる。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
人間と情報 | 鈴木嘉彦 著 | 3-30 |
---|---|---|
環境ホルモンと情報系の撹乱 | 鈴木嘉彦 著 | 31-60 |
生命の情報 | 山県然太朗 著 | 61-74 |
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紙の本
遺伝子情報や脳と神経系で処理されている情報など,人間と情報の原点を多様な角度から探る
2000/10/06 15:20
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
情報化時代といわれる現代で,ともすると社会的に影響の大きいメディアに登場する情報だけが「情報」であるように錯覚してしまう。本書では,まったく新しい切り口で,人間の生命活動を支えている遺伝子情報,脳や神経系で処理されている情報の仕組み,人間だけに与えられている言語と情報のかかわり合いを総合的にとらえ,「人間と情報」の原点をあらためて確認しようとする。
この「情報」には,近年注目されている環境ホルモン--ダイオキシンやPCBなどによる“奪われし未来”--問題がある。これは体内での情報伝達系をかく乱する化学物質に起因している。また,今年1月にヒト・ゲノムの30億個の塩基配列が明らかになった。この遺伝子情報から疾病発症,家系解析などを解読。今後,多大な問題が発生し,人間の生命活動の基礎となる情報がクローズアップされるだろうと指摘する。
本書は,情報化社会といわれる21世紀に直面して,新時代に生きる手がかりとして,6人の執筆陣が多様な角度から問題解決への糸口を探っている。時宜を得た好著である。
(C) ブックレビュー社 2000