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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.5
- 出版社: 筑摩書房
- サイズ:20cm/445p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-480-86058-4
紙の本
ドラゴンフライ ミール宇宙ステーション・悪夢の真実 下
著者 ブライアン・バロウ (著),小林 等 (訳),寺門 和夫 (監修)
有人宇宙飛行史上、もっとも危険な米ロ共同ミール・ミッションの恐るべき実態と、両国から見放され、最悪の事故からの自力の脱出を企てるクルーたちの絶望的な孤独と奮闘、奇跡的生還...
ドラゴンフライ ミール宇宙ステーション・悪夢の真実 下
紙の本 |
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- 税込価格:5,170円(47pt)
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商品説明
有人宇宙飛行史上、もっとも危険な米ロ共同ミール・ミッションの恐るべき実態と、両国から見放され、最悪の事故からの自力の脱出を企てるクルーたちの絶望的な孤独と奮闘、奇跡的生還を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ブライアン・バロウ
- 略歴
- 〈バロウ〉ニューヨークの『ヴァニティ・フェア』誌特派員。『ウォール・ストリート・ジャーナル』元記者。共著書に「野蛮な来訪者」がある。
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紙の本
宇宙計画の生臭い実態を描ききった傑作
2000/07/09 06:51
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投稿者:松浦晋也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロシアの宇宙ステーション「ミール」に搭乗したアメリカ人宇宙飛行士の記録。宇宙開発に興味のある読者のみならず、広く文化全般に関心のある方にお勧めできる本だ。
地上約400kmの軌道を周回する「ミール」を巡って展開するのは、2つの生活習慣、2つの技術システム、2つの官僚機構のいがみ合い——つまるところ2つのアメリカとロシアという2つの文化の全面的な衝突である。その矢面に立たされたのは、狭いミールの中で異人種と鼻面つきあわせて4ヶ月以上を過ごす宇宙飛行士達だった。特
に、船内火災という危機的な状況に直面したNASAのリネンガー飛行士を描く部分は、リネンガーのエキセントリックな性格とあいまって、「事実は小説より奇なり」を実感させてくれる。
多少、受けを狙ってきつめの形容を多用したか、と思わせる部分も見あたるが、終了間もない宇宙計画の生臭い実態を、内部事情も含めて描ききったことを評価したい。