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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.4
- 出版社: 長崎出島文庫
- サイズ:19cm/293p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-931472-14-1
紙の本
火山 雲仙普賢岳がもたらしたもの
火山噴火のしくみ、火山災害の種類と実態、火山性堆積物の有効利用、宇宙と空から見た雲仙火山災害、土石流の漁業への影響や、火山災害と子ども、避難生活とメンタルヘルスなど雲仙普...
火山 雲仙普賢岳がもたらしたもの
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商品説明
火山噴火のしくみ、火山災害の種類と実態、火山性堆積物の有効利用、宇宙と空から見た雲仙火山災害、土石流の漁業への影響や、火山災害と子ども、避難生活とメンタルヘルスなど雲仙普賢岳大噴火を総括する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
あの雲仙普賢岳噴火がもたらした影響を,社会経済面,生活面,心理面,さらには防災対策の変遷などを物語る
2000/10/06 15:20
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本列島は休火山を含め,多くの火山があり,雲仙普賢岳に限らず,各地で活発な火山活動が続いている。1990年11月17日に雲仙普賢岳が約200年ぶりに噴火し,1991年5月に溶岩ドームが形成され,火砕流が発生。同6月3日には43名の犠牲者を出す惨事となった。
本書は,長崎大学の全学教育で行われている「火山と災害」の講義テキストであり,この災害を風化させずに,学生をはじめとする一般市民にあまねく伝えることに力点が置かれている。
全体で11章から成り,1〜4章では火山の概要,噴火のメカニズム,火山災害の特徴などを扱い,理学的視点で火山学の全体像を示す。5章では昨今,広く普及しているリモート・センシング技術の観点から解説した火山のモニタリング,10章では復興のあらましが記述される。5,10章の執筆者は土木工学分野の第一人者であり,技術面,防災対策に明るい。
他の章は災害がもたらしたものを取り上げ,漁業を含む社会経済的側面,健康面・精神衛生面,子供達への深刻な影響を報告している。豊富な写真,図表は理解の一助になる。
(C) ブックレビュー社 2000