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紙の本
日本のタブー、ハゲ問題に迫る
2000/11/08 17:13
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投稿者:平山いそよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
知り合いの頭に突然カツラが乗っかってたとしても、多くの日本人同様、私も見なかったことにする一人である。理由は簡単。だってハゲはタブーだもん! そんな欺瞞が日本のハゲ問題をますますアンタッチャブルにすると断じ、思う存分ハゲを語り倒したのが本書。なぜ理不尽にもハゲさん(著者命名)はもてないのか。それは「ハゲはすけべ」と大多数のOLが思っているからで、ならば、その根拠を探り、不当な疑惑なら晴らしましょうと縦横無尽にフィールドワークするちなみオネエさんに拍手。脂ぎったものを忌み嫌う文化とばっちり説あり、戦前の天皇制教育説あり、あらビックリと楽しむうちに、ハゲを排除する女性の無意識の意識や日本特異の文化が透けてくる。ハゲを嫌う女子供の価値観に反撃した『ハゲてもいいかな』(中村堅太郎/洋泉社)に励まされ、モテなくてもいいさと強がる男性、およびお見合い前の女性はとくに読みましょうね(ハゲ遭遇率高し!)。わが内なるハゲと冷静に向き合うために。