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商品説明
プラモデルメーカーとして長い歴史をもつタミヤが、現存するスケールモデルのすべてをカラー写真で箱絵とともに紹介。1巻はミリタリーミニチュア、戦車、フィギュア等、全350点以上を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
消費者をなめるのもいい加減にしろ!
2007/03/08 00:10
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一連の田宮本(『田宮模型の仕事』、『タミヤニュースの世界』、『田宮模型をつくった人々』、『高荷義之プラモデル・パッケージの世界』)の中で、本書を含む「田宮模型全仕事」は、おそらく最悪のものなのではないか。便乗商法の見本。買ってはみたものの「なんだこれは!まるで田宮総合カタログそのままじゃないか!!」と怒りの声をあげた人も多いはず。ここまでやるかと思うほどの安直なつくり。なんの工夫もない。なんの付加価値も無い。ただただ田宮模型の完成品の写真(カタログからひっぱってきただけのもの)が総合カタログまんまの配列で淡々と並べられている。ただそれだけ。編集の能力のない奴が担当すると、こういうものが出来てしまうという悪い見本のような本。消費者を馬鹿にするのもいい加減にしろと叫びたくなったのは私だけではあるまい。
紙の本
タミヤはかっこいいか?
2003/03/31 07:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:渡辺恭弘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、内容が薄いと思った
タミヤの全仕事がこんな薄いはずがない!! もっとギチギチに濃いはずだ!!
それは私の思い込みか それともタミヤに対する信仰心か
冷静に見ればきれいにまとまっているしすべてのミリタリー関連のアイテムは全て網羅されている
1体1体に対するカタログ写真とパッケージイラストとコメントをびっしり並べタミヤニュースや絶版プラモやコレクターズアイテムを間に挟んだ優等生的な構成である
しかし私のタミヤに対する思い入れを満足させるにはほど遠い
タミヤに対する尊敬と憧れ
周りがロボットのプラモを作るなか、1人緑の成形色の戦車を作ったあの時のタミヤから感じた大人の匂い
街行くお洒落な女の子が着ていたタミヤのTシャツ
真っ白な背景のパッケージ
いや、タミヤへの憧れはあのロゴへの憧れか
赤と青の背景に白の星が2つ。そういえば星条旗に似ている
ではタミヤへの憧れはアメリカへの憧れか
どうも違う
タミヤへの憧れはその誠実な仕事振りに集約される
子供を馬鹿にしていない商品全体のパッケージング。きまじめなタミヤニュースの語り口
どこか融通の利かないくそ真面目なイメージ
それがタミヤへの尊敬と憧れ
本書はそんなタミヤの魅力が詰まっている優等生的良書である
紙の本
ストレスの溜まった大人も、キレる子供もプラモデルを作ろう。
2000/08/30 00:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:牛尾篤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに出た、田宮模型全仕事
1巻目はミリタリーモデル、アーミー。本書に登場するのはタイトルどおり、陸軍の主役、戦車と歩兵達である。
ページを開くごとに、懐かしのキングタイガーやロンメル戦車が、次々と登場する。それにしてもここに写された戦車や兵士は、たかがプラモデルと思えないリアルさと重厚感を備えている。
モデラーといわれる、模型作りに関しては、プロ級の人達が作ったこれらの作品はすでに趣味の領域を超えて、工芸品のごとき美しさに達している。2〜30年前、日本全国の模型屋のショウウインドーの中には、町のモデラー達が腕をふるった自信作が飾られ、少年達のプラモデル熱に火をつけたものだった。
私も小中学生の頃、休日ともなるとプラモデルを作りまくっていた一人である。テレビゲームなどは無かった当時、プラモデル作りは男の子のロマンを掻き立てる、数少ない楽しみの一つだった。
プラモデル作りにかけて名人級のクラスメートの家に遊びにいくと、ガラス戸棚の中に35分の1スケールの戦車がずらりと並んでいる。密かな嫉妬心と羨望の眼差しでそれらを眺め、自分が作った戦車の着色の、あまりのアバウトさを嘆いたものである。相撲、野球、プラモデル作り。一つ特技があれば、一応仲間から一目置かれた、なんとものんびりした時代だった。模型を組み立てる事によって、カッターやハンダごての使い方も上手くなった。
ナバロンの要塞という映画を観て、ドイツの戦車を作り、テレビドラマのコンバットの影響で、アメリカ兵のセットを作ったりした。日本の物は残念ながら、戦車の種類も少なく、日本兵セットは手に軍刀といった出で立ちで、これじゃあアメリカに負けるわけだと、子供心に妙に納得した。
此処で誤解を避ける為に言っておきたいのは、ミリタリーの模型を作ったからといって、決して戦争賛美者などにはならないという事である。
歴史の教科書で、戦争について紋切り型の勉強をするより、模型の箱に付いている解説書を読む方が、戦争の恐さが解ったりするものなのだ。戦車に対面するのならやはりミニチュアの方がいい。
校長先生、PTAの皆様、きれる子供に再びプラモデルを与えて下さい。 (bk1ブックナビゲーター:牛尾篤/イラストレーター・画家 2000.08.30)