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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.5
  • 出版社: 東海大学出版会
  • サイズ:21cm/222p 図版5枚
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-486-01516-9

紙の本

ウミウシ学 海の宝石、その謎を探る

著者 平野 義明 (著)

最近、ウミウシという名前を聞いたことのある人が増えているが、ウミウシがどういう生物かということは案外知らない人が多い。体の構造、食性、誕生から結婚までの一生、進化の過程な...

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ウミウシ学 海の宝石、その謎を探る

税込 2,750 25pt

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商品説明

最近、ウミウシという名前を聞いたことのある人が増えているが、ウミウシがどういう生物かということは案外知らない人が多い。体の構造、食性、誕生から結婚までの一生、進化の過程など、ウミウシの謎に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

平野 義明

略歴
〈平野義明〉1951年生まれ。広島大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。千葉大学理学部海洋バイオシステム研究センター助手。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

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紙の本

ウミウシの世界は驚きに満ちている

2000/10/16 19:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:平野 義明 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小さな一冊の本で、限りなく奥の深いウミウシの世界を語り尽くそうなんて、どだい無茶な話なのかもしれない。なるほど、これまでそんな本はなかった。だが、私はあえて、その「暴挙」にでた。「奥が深いって?たかがウミウシだろ」、もしそう言う人がいたら、その人にこそ、この本を読んでもらいたいと心から願う。

 よく尋ねられる質問 に「ウミウシは何を食べるんですか」、「ウミウシはどれくらい生きるんですか」というのがある。実は、どちらも一言では答えられない。これらは、ちょうど「哺乳類は何を食べるのですか」「哺乳類の寿命はどれくらいですか」と尋ねているのに等しいからである。哺乳類には、われわれヒトもいればウマもいる。空を飛ぶコウモリもいる。ウマもコウモリも同じものを食べるとか、小さなネズミと巨大なクジラが同じくらいの寿命をもっているとは、誰も思わないだろう。ところが、「ウミウシは」というときには、およそ「哺乳類は」と問うのと同じくらい多様な世界を対象にしているのだが、多くの人にとっては、ウミウシはウミウシ、色や模様が違っても、みな似たりよったりの生き物に映るらしい。

 そんな多様なウミウシワールド(後鰓類の世界)。
 
 まずは、一般にウミウシと呼ばれるものについての巷の混乱を鎮めるべく、最初の章で、いろいろなウミウシを整理しながら紹介した。そうしてから、続く2つの章で、彼らのくらしや一生について話を進めた。

 海底で出会った一匹のウミウシ。「どこから来たの?何をしてるんだい?」と思わず尋ねたくなる。そんな湧き出ずる好奇心に答えたかった。食べた餌から自分の防御物質を得る化学者ぞろいのウミウシたち。海藻食いの仲間には、葉緑体を取り込んで光合成を続けさせるスーパーパワーの持ち主もいる。ウシのようにゆったりと暮す姿、その姿からは想像もつかない子供時代。子づくりのための独特な行動の数々。ウミウシの世界は驚きに満ちている、それを伝えたかった。

 どんなに面白いことであっても、とりとめもなく「個別の話」を続ければ、いずれ皆さんを深い眠りの淵に誘ってしまうだろう。かと言って、不用意に一般化してしまっては、ウミウシワールドの多様性の妙を存分に味わってもらえなくなってしまう。そこで、打ちたてた執筆方針は、「細心の注意を払い、大胆に要約する!」ことであった。話をわかり易くするために、偽人化した語り口も許していただいた。

 最終章には「ウミウシへの道」を設けた。これは私の大きなこだわりである。ウミウシが巻貝の仲間であることを知っている人は増えてきたが、多くの場合、それは何の説明もなしに頭ごなしに教えられた「知識」ではなかろうか。これは、巻貝そのものがわからないと、本当には理解できない。そこで、バイという巻貝を解剖し、ウミウシとはどこが似ていて、どこが違うのか、そのあたりのことを詳しく解説してみた。ウミウシたちは、たんに貝殻を捨てて裸になっただけではない。祖先である巻貝類から、さまざまなウミウシのかたちが生まれた、その進化の道程にも思いを馳せていただければと思う。

 本書のどこかで、これまで私のところに寄せられてきたほとんどの質問に答えられていると思う。だが、ひとつ答えられなかったものがある。それは、「ウミウシって眠るんですか」という、小学生からの質問であった。残念ながら、今の私にはこれに答えられない。まだまだ謎の多い、素晴しきウミウシの世界。この本が、皆さんとその世界を繋ぐ、小さなかけ橋になれば幸いである。

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2006/01/07 22:37

投稿元:ブクログ

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