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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1993.10
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/316p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-11401-6
文庫

紙の本

トレント最後の事件 (創元推理文庫)

著者 E.C.ベントリー (著),大久保 康雄 (訳)

トレント最後の事件 (創元推理文庫)

税込 682 6pt

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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

現代推理小説の黎明を告げる本格ミステリ

2002/04/21 03:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 
 恋愛を主軸とした物語的な興味が盛り込まれ、探偵側から事件を描いていくミステリの形式美に乗っ取って描かれ、そして、優れたトリックを有することも含め、この作品は、後年の本格ミステリ黄金期へと繋がる《記念碑的な名作》とされている。
 
 そのような重要な作品が、英国ミステリ界というよりは、英国文壇の巨人と呼ぶべきG・K・チェスタトンに捧げられているということも何かの因縁かもしれない。作者は、彼の親友であり同じく著名な作家であった、E・C・ベントリーである。
 
 
 黎明を告げる名作として評価が高い『トレント最後の事件』だが、本格ミステリの行く末を黎明の時点で既に予測していた、嘆いていた、楽観していた、とも思われる作品でもある。この点が他の追随を許さない作品となった、最大のポイントでもあるのだ。そしてさらに、この作品は、優れた本格ミステリではあるが、完璧な本格ミステリではない、と結論することまでが可能である。
 
 ベントリーが、この作品以前の推理小説から新たな境地を開く役割を自ら担ったわけではないだろう。友人チェスタトンから『木曜の男』を贈られた返答として、自分にできうる限りの優れたミステリを書こうとしただけで、他の意図はなかっただろう。だが、結果として、『トレント最後の事件』という作品は、記念碑的な作品として評される名作となった。それは何故か。
 
 完璧な本格ミステリではなく、しかし、本格ミステリの新たな次代を切り開いた作品として評価される名作となっている──実に不思議なこの作品の秘密は、旧来のミステリを痛烈に皮肉った、自虐的な風刺と諧謔的な名探偵の存在にある。最も重大な秘密に触れてしまう恐れのある部分なので、多くを述べることはできないが、《謎解かれるべき秘密が探偵だけのものではなくなった》という点に、本作のすべてが収束されていると結論することができるだろう。
 
 つまり、《謎解かれるべき秘密が探偵だけのものではなくなった》──ミステリにとっては破壊的ともいえる状況が、既に現代本格ミステリの黎明期に存在していたのだ。このことには、非情に大きな意義があると考えられる。現代的なミステリが、ミステリを構成する最小の諸要素の解体からはじまっている、とすることも可能かもしれない。
 
 ここでの破壊的とは、叙述形式や倒叙形式を創案したというようなことを指すのではない。探偵が真相を知る前に、読者が既に真相を知っている倒叙ミステリなどは、獄中からの告白日記などの形式によって、探偵が謎を解くという今となっては当たり前の形式が固められて、今、ミステリと呼ばれる小説が生まれる以前から存在しているとも考えられる。
 
 破壊的とは、他の登場人物たちよりも、そして読者よりも、少なくとも一秒、あるいは一文字以上、真相を早く知っているはずの探偵が存在しないミステリのことを指す。これまでの《探偵世界》との決定的な乖離があるのだ。
 
 この乖離は、ベントリー一流の批判精神によって生まれている。優れた作品を著す作家には、物を疑う精神が必要ということだろう。
 
 
 破壊が存在してこそ新たな物が生まれる余地があるなどとはいわない。だが、ベントリーという稀有な才能が、形あるものは必ず崩れるという真理を必然として体現させた作品を著し、旧来のミステリを良き土壌として存在させ、後進のために新たな広大で自由な領域を用意したということは、後の作家たちが活躍したことから考えても、歴史的な事実といえるのではないだろうか。
 
 『トレント最後の事件』は、だからこそ傑作なのだ。
 

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紙の本

推理小説を皮肉る

2004/04/13 06:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明けの明星 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「本書は推理小説というよりは推理小説を皮肉ったものであるということに気付いた読者は少ないようである。」と作者E・C・ベントリーはこの本について言っています。
どういう点で皮肉っているんでしょうか。僕は以下の点においてだと思います。
1、探偵が超人探偵ではないこと。つまり、恋愛もし、間違いもする。
2、最後の節の題が「完敗」となっていること。
この作品について、「推理小説に恋愛要素を持ち込んだので画期的だった」という評価がよくされますが、それはピントがずれた見方です。もっと適切に言うならば、探偵が容疑者の一人に恋をする、ということが決定的に画期的なのです。事件の関係者同士で恋愛があるというのは、当然これ以前の作品にもあったでしょう。この作品におけるトレントは、事件に超越的な態度をとる従来の「名探偵」に対する皮肉なのです。
2については、結末に関することなので書きません。読めば何が皮肉なのかわかると思います。これも決定的な皮肉です。
たしかに謎解きとして見れば、不足した点も見られますが、作者の意図を充分に汲めば、名作といわれるのは当然だと思われます。彼の友人チェスタトンは、天下の逆説家なので、ベントリーがやりたかったことがよく分かったのでしょう。チェスタトンはこの作品を高く評価しています。また3番目の皮肉として、この推理小説が小説としても優れていることを挙げなければならないでしょう。不自然でないほどの心理描写、簡潔な情景描写。訳文で見るかぎりとても読みやすいので、もとの文も良いのだと思います。

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