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松本清張全集 28 天保図録 下
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1973.11
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/471p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-509280-0
  • 国内送料無料

紙の本

松本清張全集 28 天保図録 下

著者 松本 清張 (著)

松本清張全集 28 天保図録 下

3,356(税込)

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松本清張全集 66巻セット

  • 税込価格:223,7302,071pt
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評価内訳

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紙の本

現代を髣髴とさせる権力群像に瞠目!後に巨匠と呼ばれる清張の初期の歴史小説だがまさに面目躍如の傑作である。

2010/12/18 22:40

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『天保図録 上』で登場し、鳥居耀蔵の手下どもを散々やり込めた颯爽の旗本・飯田主水正とその仲間たちの活躍はなりをひそめる。

中核は天保改革そのものに絞り込まれる。

天保の改革とはなんであったか?それがなぜ失政に終わったか。
水野忠邦の理想したところ、彼の失脚になにがあったか?
詳細な歴史分析を背景に有能な官吏・水野という人物の苦悩をドラマチックに描く。
水野だけではない。
特に出世主義者・鳥居耀蔵のマキャベリストとしての一貫性、
金座を主催する後藤三右衛門の世襲政商としてのパーソナリティ、
大奥第一の実力者・年寄姉小路の(大奥モノといえば色恋がらみの手練手管が常套なのだが、彼女はそうではない)人脈を活かした政策干与、その女帝気質など
歴史の中の人間ドラマとして現代に通じる多彩な人物をいきいきと描き出している。

天保の改革の目的は財政を立て直し、社会不安を克服し、結局は幕藩体制を維持することにあった。
だが経済の発展が幕藩体制を壊すベクトルであったことでこの改革は破綻する。
その本筋を踏まえながら、水野失脚のきっかけを印旛沼干拓事業の頓挫と上知令の撤回という二大事件に象徴させ、これを詳述して、小説としての面白さを際立たせている。

印旛沼干拓事業の目的を水田の開発、江戸への水運の便宜、さらに外国船による江戸湾封鎖に対する防御にまで発展させた展望を水野忠邦にもたせ、しかしながら当時の掘割技術では不可能であった事実を皮肉に絡ませる。そして経済的には意味のない大官製事業がもたらす、政治家、役人、事業者への不当不正なカネの流入をカリカチュアライズする。
この作品が連載されたのは1962年(昭和37年)から1964年(昭和39年)である。その後、本格化する日本経済成長の原動力となったのが土木・道路など公共投資であり、その裏の構図も今の私たちはよく知っている。清張がこの時点ではっきりとこの構図を予見していたことは驚くべきことだと思う。

上知令(あげちれい)事件というのは私のまったく知らない史実だった。
大名・旗本領のうち江戸と大坂10里四方の地を上知(あげち)させて幕領に編入、ほかに代替地を与えるという幕領再編により、外国軍事力へ備えを強化しようとするものである。幕府直轄の軍事基地創設なのかも知れない。水野忠邦よるこの上知令は成立するのだが、大坂周辺の農民も反対の声をあげるなかで、関係の領地をもつ老中や三家の内(特に紀伊家)からもの強硬な反対があって、撤回せざるを得なくなるという、政権としては大失態である。まさに幕府の権威は地に落ちた。この逆転劇を画策するのが年寄姉小路であるのが小説的面白さだ。
しかし、軍事基地についてはどこかの国の政府も馬鹿なことをしでかしたという記憶は新しいなぁ。

水野忠邦の愚痴、これも秀逸だ。
「印旛沼開墾で国防上も江戸市民の生活にも測り知れない利益がある。だから幕府の資金を莫大につぎ込んだのだ。ところがあとの交替者は金を使ったのは前任者の過ちだという。
上地にしても外敵を防衛するための必須なのだがそんなことは大名連中の考えにはない。寸尺の土地を取り上げられるのが、日本の滅亡よりも苦痛なのである。
市民の生活を圧迫しないよう幕府財政の建て直しはどうしてもやらなければならなかったことだ。そのためには統制もやむをえない。それは市民の福祉を狙えばこそだった。ところが統制が始まれば今度は苦しいとか息が詰まりそうだとかいう。当分は苦しかろう。しかし、今によくなる。歯を食いしばって我慢してくれ。と民衆に説きながら、おれはここまで改革してきた。すると彼らは今度はやりすぎだと非難する。権力で統制するのはけしからぬという。世の中とはそんなものだ。要するに、みんなが自分だけのことしか考えない。
失脚者にはなにをなすりつけても平気なのだ。いや一緒に政権を担当した御用部屋の連中が、その共同の責任から逃れるため、あらゆる罪状を作って、追い落としをかけてくる。………」

とても、昭和30年代後半の作品とは思えない、その現実感!

同じような悲哀をかこつお偉いさんの何人もが目に浮かぶのだ。

だから今読んでこそ清張の凄さに驚嘆するのだ。

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