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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発行年月:1979
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:34×13cm/1冊
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-8340-0456-2
紙の本
つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ デンマークの絵本)
著者 イブ・スパング・オルセン (さく・え),やまのうち きよこ (やく)
ある晩、おつきさまはつきのぼうやを呼びました。「ひとっぱしり下へおりていって、あのつきをつれてきてくれないか」 おつきさまは池の中にいる、もうひとりのおつきさまが気になっ...
つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ デンマークの絵本)
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商品説明
ある晩、おつきさまはつきのぼうやを呼びました。「ひとっぱしり下へおりていって、あのつきをつれてきてくれないか」 おつきさまは池の中にいる、もうひとりのおつきさまが気になってしかたがなかったのです。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
「月」という題材はよ...
ジュンク堂書店新潟店さん
「月」という題材はよくあるかと思う。しかし、これは絵本に限ってのことなのだが、本書ほど興味を引かれた月の絵本はなかっただろう。すごいのだ。見た目が。絵がものすごく派手だとかではなく、文字通り「見た目」がすごいのだ。まずは驚くと思う。少なくとも私は驚いた。「こんな形のものもあるのか」と、絵本という媒体の自由度に思わず感心してしまった。本書を数ページめくっていただければご理解していただけるだろうが、この形状はストーリーに必要不可欠のものなのだ。そうでなくとも面白い作品には違いないのだが、この形状だからこそ、よりリズミカルにストーリー展開がなされているのだと私は思う。私のように興味をひかれた方はためしに一度本書を手に取って数ページ開いていただきたい。そうすれば、つきのぼうやは意外にも身近にいるのだと、気がつかれることだろう。
児童書担当 渡邊
紙の本
絵柄もストーリーもすてきな絵本
2016/11/25 09:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichigo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分がこどものときから、2世代に渡って読んでいる大好きな絵本です。
本の縦長の形を活かし、お空から月の坊やがやってきて、お月さまにお願いされた友達を探す・・・というお話。
お空から地上、そして海の中へと冒険していくのですが、絵柄とストーリーの可愛さにほのぼの。子供は細かく描き込まれた絵を見るのが楽しく、読み聞かせている親自身も楽しみながら読める絵本です。
紙の本
本棚に入れるのはちょっと苦労します
2023/11/12 10:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校の図書室にありました。本棚に入らないので横に置かれていました。気になり手に取り読み始めるとなるほど、空から地上に降りてくるという高さを表すためにこのような細長い絵本になっているのですね。空からの旅を味わえます。
紙の本
この際、収納のことは忘れて!
2001/03/27 16:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
タテ長の、収納に悩む絵本です(笑)。
夜です。おつきさまがのぼりました。ふと下をみると、池の中におつきさまが映っています。おつきさまは、その「もうひとりのおつきさま」が気になってしかたありません。そこで、つきのぼうやに「もうひとり」をつれてくるように頼みました。
つきのぼうやは元気よく、カゴをさげておりていきました。雲をつっきり、飛行機のそばをかけぬけ、渡り鳥の群れのなかをおりていきます。凧にであったり、風船にであったり、えんとつそうじのけむりの中を通って、顔がすすだらけになったりします。
おつきさまのいう「もうひとりのおつきさま」はどこにいるのでしょう?
つきのぼうやがいろいろなものに出会いながら降りていくようすを、タテ長のカタチがとても効果的に表現しています。ひゅーっと勢いよく降りたかと思うと、ゆらゆらゆっくり降りてきたり、その時間の流れをうまくとらえています。
日本での出版から20年以上、オリジナルでは40年ちかくたとうというのに、ちっとも古くさく感じられない小粋な絵本です。
収納には困っちゃうけど、この季節にはついつい手にとってしまう1冊です。
【B◎◎KRACK】 No.51 2000/09/13発行
紙の本
可愛い
2018/10/31 13:22
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
縦長で細長くて、本棚でとても存在感がある絵本です。
シンプルなお話で、主人公が可愛くて何度も読みたくなります。
夜の読み聞かせに合います。
紙の本
高さ
2016/12/09 06:27
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投稿者:Katsu - この投稿者のレビュー一覧を見る
縦長の本なので、月と水底の落差を感じさせます。
高度別にいるものを、描き分けているのも関心。
紙の本
縦長の形状を上手に利用した絵本
2001/10/08 00:44
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投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
空のおつきさまは池に映った自分の姿を見て下のほうにも別のおつきさまがいると思い、つきのぼうやを使いにやります。つきのぼうやは水の中で手鏡を拾ってかえります・・・。おしゃれな絵もさることながら、1ページに幾つもの情景を織り込む手法は、まるで縦長の絵巻物を見るような気分です。シンプルな話の筋と、絵本の形状を最大限に活用した空間と時間の描写はなかなか新鮮です。
紙の本
地上の月
2019/05/07 16:33
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投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
つきのぼうやがお月さまが見たと言う、地上の月をカゴに入るため、地上へと降りていく。
結局、手に入れたのは・・・。
空の上のお月さまが満足して良かったね!
紙の本
何これ?
2016/11/27 16:55
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投稿者:手紙 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何とも珍しい、縦長の本。
ある時、お月さまは「つきのぼうや」を呼んで池にうっつたお月さまを呼んできておくれと、言います。
(無理難題の使い走り)
うっかり蹴飛ばされる星が可笑しい。
煙突の煙で顔が黒くなるところも!
紙の本
またおいで、月のぼうや!
2001/09/27 20:41
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投稿者:渡辺順子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たて35センチ、横13センチというかなり縦長の絵本。その本の形が空の高さを表現し、月のぼうやが空から地上までやってくる、ゆったりとした浮遊感を感じさせてくれる。
おつきさまは、ある日ふと、地上を見ると池のなかにもうひとりのおつきさまを見つけます。それが気になったおつきさまは、つきのぼうやをおつかいにだすのでした。ふんわり空から地上におりてゆくつきのぼうや。うっかり星をけとばすと、その星は流れ星となり飛んでゆきます。そして、もう一人のおつきさまがいるかもしれない池の中へとびこむと、たくさんの魚たちがよってきました。さて、つきのぼうやは池の中で何を見つけ、おつきさまにどんな報告をすることになるのでしょう。
毎晩私たちの地上を照らすお月さま。そんなお月さまにも、広い空でひとりぼっちなのではなく、こうしていたずらっぽい顔をした、ぼうやがいるのだと思うとなんだかうれしくなってきます。空から地上へ、そして海へもぐるまでの間に、さまざまな自然現象や動物たちとの出会いを北欧出身の作者が独特なやわらかい線で表現。思わずつきのぼうやに会いに月へ行ってみたくなります。