紙の本
子供にとって適度なお化け絵本
2001/06/14 10:52
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投稿者:松井泰 - この投稿者のレビュー一覧を見る
見せ物小屋をやっている男が、人づてに聞いたひとつ目のお化けを小屋の目玉にしようと捕まえに行く。見つけて捕まえようとしたところ、町の人に捕まえられて御用。みれば、みんなひとつ目。『2つ目なんて怖いねえ』と見せ物になりました。という因果応報、勧善懲悪系の話で、教育的によい。やわらかい感じのマチエールの絵で、子供にとって適度なお化け絵本。
紙の本
ちょっとかわいそうな主人公
2002/07/15 20:02
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
見世物小屋の見世物師のお話です。
めずらしい見世物はないかと探していると、旅人からひとつめこぞうに会ったという話をききます。
そこで、見世物師は教えられた場所に行き、ひとつめの女の子を見つけます。
そして、そのままさらおうとしてしまいます。
でも、女の子がさわいでしまい、逆につかまってしまって……。
せなさんの物語にはめずらしく、悪いことをしようとする者が登場してしまいました。
でも、おまぬけさんです。
つかまった上に、とほほ、な結末がまっています。
せなさんの描く人物は、やはり憎めません。
大きな木の下に、女の子がぽつんと立っている貼り絵が、とてもすてきです。
たくさん葉がおいしげる感じが伝わってきて、さわさわと葉のざわめきまで聞こえてきそう。
せなさんにはめずらしく、主人公がちょっとかわいそうな目にあってしまうお話ですが、貼り絵のほうは、いつもながら、とてもすばらしいです。
紙の本
因果応報
2019/11/03 16:03
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
インチキ見世物屋さんが、自分本位で一つ目の子供をさらおうとして・・・。
まったく、世の中は因果応報。
自分のことばかり考えてはいけませんね。
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小3の読み聞かせの時間に読んだ本です。
一つ目の女の子が見世物屋のおじさんにさらわれるシーンでは、「ゆうかいだぁ」なんてコトバが出たり、「追いかけてきた人はみんな一つ目??」なんて推理する子も。
追いかけられているシーンは黒のシルエットで書いてあるので、想いっきり想像しているんでしょう。
この本を読んだ時の日記はコチラ。
http://ameblo.jp/55madam-m/entry-10293328570.html
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「ひとつめのくに (せなけいこ・おばけえほん) / せな けいこ」を読む。子どもたちを暗に怖がらせることは意味がないけれども、そっと読み聞かせながら「怖い心」を自然に伝えていくのは必要なこと。リビングや枕元でそれができる一冊ですね。
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見世物師が珍しいものをネタにしようと一つ目のおばけを捕まえに行ったら逆に捕らえられて、一つ目の世界の見世物にされてしまったという話。珍しさというのは相対的なものであるという教訓。
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落語みたいで、おもしろかったのですが、5歳の娘には?? だったようです。2歳の息子は、ひとつ目がおもしろかったみたいです。
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娘3歳1ヶ月、息子5ヶ月時図書館にて借り
怖がりなくせにおばけ絵本好きな娘が借りたいーと
でもまだオチが理解できない。
ひとつめ?ふたつめ?って感じ。
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せな女史の作品は千切り絵、切り絵が楽しい。
この作品は“自業自得”を教えている。悪いことをしようとした者は、その業が自分に帰ってくるという。
子供にそれを教えるのはむつかしいけど。
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価値観の違いによって生まれるなんたらかんたらってなんか議論されていたように思う。ひとつ目にはふたつ目が珍しい。
悪いことをしようとするからだ!みたいなことを小さい頃読んで考えたような気がする。因果応報?
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インチキな見世物小屋をしていた「みせものし」……最終的には自身が「見世物」になってしまうという恐ろしいお話!
話に聞いた「ひとつめこぞう」を探しに行った「みせものし」が、あろうことかその子を誘拐してしまう! その時の「みせものし」の顔が悪い悪い!
一つ目の女の子の叫び声を聞いて、人々が追いかける追いかける! ついに捕らえられた「みせものし」が見たものは……目、目、目。どの顔にも、目は一つ。そう、そこは一つ目の国。
一つ目の国では、一つ目が当たり前。二つも目があるなんて、とってもとっても、と~っても珍しいのでした。
一つ目の国の見世物小屋で、二つ目の「みせものし」が見世物になってしまう……という……。誘拐犯の自業自得とはいえ、この逆転劇はゾッとしました。
一つ目を捕まえれば儲けられる! と思っていた人間が、捕まえられて儲けの種になる。そして、場所が変われば人間も「おばけ」になるのだという。愛らしい貼り絵とは裏腹に、刺激的な1冊です。
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810
4y6m
じ。160
1y11m
二人とも読みたがらないわ。読んでるとこ見たことない。読んだのかしら?お化けぜめは失敗に終わりました。
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幼児から読めるけれども、納得するのは小学生くらいからかな?
大人になるとじんわりと本当の怖さが分かるタイプの絵本。
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みせものし。
めずらしいものをみつけて、みせものにするつもりが…。
状況が反転するのがおもしろくて、爽快。
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子どもには難しいけど、大人は考えさせられる本でした。もう少し大きくなってから子どもに読んであげたいなと思います。