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はなのすきなうし
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 38件
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  • カテゴリ:幼児 小学生
  • 発行年月:1980
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:21cm/1冊
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:4-00-115111-1
  • 国内送料無料
絵本

紙の本

はなのすきなうし (岩波の子どもの本)

著者 マンロー・リーフ (おはなし),ロバート・ローソン (え),光吉 夏弥 (やく)

はなのすきなうし (岩波の子どもの本)

691(税込)

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みんなのレビュー38件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

暴力的なニュースがあふれる時代だからこそ

2017/01/30 05:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る

スペインを舞台とする本書が書かれたのはスペイン内戦の9ヶ月前(1936年)、
日本語の翻訳が出たのは第二次世界大戦の9年後、
そんな小さな絵本が、今も版を重ねて読み継がれています。
作者のマンロー・リーフ、絵を描いたロバート・ローソンはアメリカの作家です。
スペインではフランコ将軍の存命中は「平和主義者の本、戦闘拒否の物語」として禁止され、
ナチス・ドイツでは焚書の対象となったそうです。
2017年の現在、暴力的なニュースがあふれています。
そんな時代だからこそ、子どもばかりでなく中学生、高校生も大人も、
時々はこの本を手にとって、フェルジナンドと一緒に花のにおいをかいで過ごしたいものです。
モノトーンで描かれた絵が、とても魅力的です。牛も花も、とてもよいです。

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紙の本

はなのすきなうし

2017/04/23 13:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なな - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙からなんかあたたかくていい絵です。
お話もいい本です。
私の母がすきな本だったのでよく読んでくれました。

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紙の本

心温まる話です

2017/05/26 14:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者のマンロー・リーフの別の絵本が好きで大人になってからこちらの本も読ませて頂きました。
世の中には戦って正義を勝ち取るという考えが多くみられますが、この本の主人公は心優しい牛で、争うこともなくハッピーエンドを迎えます。
幸せとは勝ち取るものなのか、それともまったく別のところにあるものなのか、大人になってからでも考えさせられ楽しめる本でした。

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紙の本

跳んだりはねたりする他の子牛たちから離れ、ひとり座って花の匂いをかいでいる子牛。戦争を拒否する姿勢に通じる…と、おっと理に落としちゃいかんね、絵本は。

2001/09/07 11:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 <おさるのジョージ>や<くまのプーさん>などと同じ作りの昔なつかしい絵本シリーズの1冊。知名度は落ちますが、読んでもらった子どもには、胸に深く残る本なのではないかと思います。

 スペインの闘牛が舞台になります。動物愛護の意識が高まるなか「あんなもの」という非難の的にもなっている闘牛。しかし、依然として<フラメンコ><パエーリャ><ガウディ><ピカソ><アルハンブラ>などと共にスペイン文化の代表格。子どもたちの頭に、知識としてしまっておいて悪くないものの一つかと思います。

 フェルジナンドという名の子牛がいます。他の子牛たちは、跳んだりはねたり、頭を突っつき合ったりして遊んでいます。でも、フェルジナンドは、ひとり座って花の匂いをかいでいるのが好き。牧場の端のコルクの木の下がお気に入りの場所です。お母さんは心配しますが、息子が決して淋しがっているのではないと知って安心します。
 
 フェルジナンドは大きく強い牛に成長します。牧場で育った牛たちの憧れはマドリードの闘牛場。華々しく闘ってみたいものだと思っていますが、フェルジナンドは相変わらず花の匂いが好きです。

 ある日、男たちが闘牛用の牛をさがしにやって来ました。ここぞとばかりに牛たちのアピールが始まります。フェルジナンドは、どうでもいいとコルクの木の下へ向かいます。草に腰かけようとしたとき、うっかりと、くまん蜂をお尻にしいてしまいます。

 びっくりした蜂は、いやというほどフェルジナンドのお尻を刺したのです。気でも違ったように暴れ回るフェルジナンド。それを男たちが見つけて狂喜乱舞します。マドリードの大闘牛にもってこいの牛を見つけた…と。

 車で運ばれるフェルジナンドは、大闘牛に湧くお祭り騒ぎの町の様子を眺めます。興奮のなか、いよいよ闘牛の始まりです。剣や槍で牛を怒らせる役割の人たち、カッコいいマタドールが入場して、いよいよ牛の出番です。勢いよくスタジアムに駆け込んだフェルジナンドは、大喝采を浴びました。
 しかし、すわりこんで匂いをかぎ始めます。闘牛場の観客席には、見物の女の人たちがいっぱい。みんな髪にきれいな花をさしていたのでした。

 黒いインク1色の力強いペン画です。添えられた文字だけが僅かにセピア色。白地をたっぷりとった、すっきりとした絵が、目鼻だちがくっきりとしたスペインの人たちの印象と重なり合って「いい表現だな」と思わせられます。
 大人なら、あれこれ深読み、裏読みできる内容でもありますが、蜂がもたらした偶然の面白さが起伏ある楽しい展開になっていると指摘するに留めます。とても好きな絵本です。 

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紙の本

よくもののわかったおかあさんが登場する とても温かいお話

2009/02/18 16:07

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんとも温かみを感じる表紙です。
身体の大きな牛が上目づかいで花を口にくわえています。

この牛こそ、主人公のふぇるじなんど。
ものがたりの舞台は、すぺいん。
ふぇるじなんどは、子牛のころから花が好き。
ほかの子牛たちが毎日飛んだり跳ねたり、駆け回ったり、
頭を突きあったりして暮らしている中、
いつも一人で、草の上に座って、静かに花の匂いをかいでいるのでした。

心配したのはふぇるじなんどのお母さん。
ひとりぼっちでさびしくないのかしら?と思い、ある日、息子に聞いてみるのです。

「どうして、おまえは、ほかの こどもたちと いっしょに、とんだり、はねたりして あそばないの?」

ふぇるじなんどは答えました。
「ぼくは こうして、ひとり、はなのにおいを かいで いるほうが、すきなんです」

このときの、ふぇるじなんどのお母さんの振る舞いがとっても素敵なのです。

「そこで、おかあさんには、ふぇるじなんどが さびしがって いない ことが わかりました。
-うしとは いうものの、よく ものの わかった おかあさんでしたので、ふぇるじなんどの すきなように しておいて やりました。」

よく ものの わかった おかあさんだなんて…。
いいなぁ、ふぇるじなんどのおかあさん!
花の匂いをかいでいる息子一人をおいて、その場を立ち去るおかあさんの、りりしい表情、どうどうとした身体。
惚れ惚れするほど、素敵です。
そのページをじっくり見ていると、お母さんの首からぶら下げている大きな鐘がまるで鳴っているようです。

おかあさんたるもの、こうでなくっちゃね。

物語はまだまだ続きます。
一匹の蜂の仕業で、ふぇるじなんどは闘牛へ連れ出されてしまうのですが…。

最後の最後の一行で、にっこり笑顔になること、間違いなし。とても温かいお話、でした。

フェルジナンドもちょこと登場します。
見つけてみてくださいね。

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2012/01/24 01:56

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2004/10/01 16:35

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2005/12/18 22:36

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2005/04/06 08:19

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2005/07/05 00:58

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2005/12/02 14:45

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2006/01/15 04:54

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2009/10/25 14:06

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2009/03/02 22:45

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2009/01/04 07:47

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