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ぼくはレース場の持主だ!
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
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  • カテゴリ:小学生
  • 発行年月:1972.11
  • 出版社: 評論社
  • サイズ:21cm/228p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-566-01156-9

紙の本

ぼくはレース場の持主だ! (児童図書館・文学の部屋)

著者 パトリシア・ライトソン (作),M.ホーダー (絵),猪熊 葉子 (訳)

ぼくはレース場の持主だ! (児童図書館・文学の部屋)

1,728(税込)

ポイント :16pt

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紙の本

現実はどこまで現実か?

2005/01/28 21:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くおん - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学生のころ、架空の土地や物件を売買する「モノポリー」というボードゲームに熱中したことがあった。売買の交渉が醍醐味のゲームであり、世界大会まであるという。ゲームとはいえ、進行するにつれて資産が膨れ上がる勝者と破産に追い込まれる敗者がはっきりとわかれるので、大抵はいい思いができず、だいぶ苦々しい思いをしたことを覚えている。
 『ぼくはレース場の持主だ!』に登場する少年たちも、街の公共建築物を想像上で、頭の中だけでそれぞれ買い占めたり、交換したりして遊んでいる。例えば、「八千だすなら公共図書館売ってやってもいいぜ。」という具合に。その少年たちの中で、アンディ・ホデルだけはこの遊びのことをうまく理解することができなかった。そのため、彼の家の近くにあるレース場で瓶拾いをしていた老人から、このレース場を3ドルで売ってやると言われたことを真に受けて、自分が本当のレース場の持主だと強く思い込んでしまうのだった。
 通常は気づかないことだが、私たちはいとも簡単に空想の世界と現実の世界を行き来している。ゲームの世界を満喫したり、冗談で笑ったりできるのはこの能力のおかげだ。(ただし、現実世界に根を下ろしての行き来でないといけない。ファンタジーの世界に迷い込むことは時に危険をもたらす。)アンディはこの世界の行き来がうまくできない少年と言えるだろう。作品の冒頭には、アンディが今では他の少年と違う学校に通っていること、そしてアンディを含むみんなが、アンディはみんなと違ってしまったことを知っていることが書かれている。
 この作品には、アンディを助ける心強い仲間と、彼らを見守る大人たちが登場する。少年たちは、アンディの思い込みは誤りだと、なんとかして理解させようと苦心する。一方、大人たちはアンディをレース場の「ボス」として扱ってくれるために、彼が傷つくことやパニックに陥ることはないが問題の根本的な解決には至らない。少年たちと大人たちのそれぞれの善意には心あたたまるのだが、だんだんと見ていられない状況になってくる。これがどう解決されるのかは読んでのお楽しみだが、「お見事!」という結末なのでご安心を。
 作中には「障害」の文字やアンディの状態を表す病名・診断などは一切出てこない。だから、子どもがこの本を読めば、アンディはちょっと頭がわるい、まぬけな男の子と思うだけかもしれない。でも、私はどうしても障害(作品に書かれていることだけから想像すると「精神遅滞」)を持った子どもを主人公とした物語として読んでしまう。ただそれは、物語のおもしろさを味わうことを否定するものではない。
 近年、障害者・障害児の生活世界がどのようなものかをできるだけありのままに伝えてくれる自伝や専門書が増えてきた。(私は、『そだちの科学』において滝川一廣氏がこの作品を取り上げていたのを読んで、自分も読んでみようと思った。そうでなければ、ずっと見過ごしていた作品かもしれない。)これらは、障害の特徴記述的な説明だけではつかみきれない生の世界を伝えてくれるため、障害の理解に大変役立つ。そして、リアリティに富んだ物語ほど読みものとして面白いものだ。
 訳者あとがきに「ライトソンは、『現実とはどれほど現実的でありうるのか?』という問題を主題として扱ったのがこの作品であるといっています」とある。この主題だけを見れば極めて哲学的だ。『ぼくはレース場の持主だ!』は、あまりに自明なために埋没している人の精神の不思議を子ども向けの本で意図的に扱いながらも、知的な遅れを持つ子どもの生活をいきいきと描くことに成功した稀有な作品と言えるだろう。このような作品を1968年に書いたパトリシア・ライトソンには敬意を払うし、この作家が1986年の国際アンデルセン賞受賞という形で評価されていることに、世界の児童文学の頼もしさを感じる。

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