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親子共有の秘密ってステキ!
2005/05/28 08:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:江川あおい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダニィは父子家庭で、話上手なお父さんが大好き。でも、ある夜お父さんがいないことに気がついて、お父さんからショッキングな告白をされてしまいます。どうにかその罪悪感を取り払うことになったのが、憎まれ役の存在。これがまた全身から毒気をプンプン出していて、村中の嫌われ者。それからダニィはひょんなことから、お父さんの秘密に加担することになるのですが…。私の父がこんなユーモアと、子どもの心を忘れていない人だったら、どんなに楽しい子ども時代が送れたでしょう??この本の終わりの、作者からの伝言「たいくつな父さんは願い下げ!」が全てを物語っています。最高に楽しい話でした。
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ぼくと父さん版「毎日が夏休み」はまさに珠玉の一冊
2001/08/02 15:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな親子関係って理想だなぁ、と心から思わせてくれる素晴らしい小説という点では『パパ・ユーア・クレイジー』とも同じ系列にあるこの話。父さんとぼくの二人家族は息もピッタリでとても仲良し。お母さんは病気で亡くなってしまったのだけど、この父さんは母親役まできちんとこなす、本当に素敵な人なのです。
でも単にいい人なだけではありません。実は、いやらしいにせ紳士ヘイズル氏の領地からキジの密猟を企ててしまうほどの勇気と、密猟者を狙う森番の裏をかくのが大好きというスリル狂の面も持っているわけで。
物語はぼくと父さんが知恵を出し合って200羽のキジを失敬し、ヘイズル氏が主催する「キジ撃ち祝賀パーティ」を台無しにしようと試みる過程がメインなのですが、このわくわくすることといったら!! そしてそのために学校を休ませてくれる父さんはなんて魅力的なのでしょう。永遠に続く楽しい夏休みのようです。
父さんの友だちであるお医者さんやタクシーの運転手さん、牧師さんのキャラクターも丁寧に描かれていて、ロアルド・ダールの作品の中でも特に“愛”を感じられる物語です。こどもだけでなく、親となる年齢の大人たちこそ読んでおきたい珠玉の一冊です。