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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:1980
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:32cm/61,6p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-8340-0736-7
紙の本
宇宙 そのひろがりをしろう (かがくのほん)
著者 加古 里子 (ぶん・え)
宇宙はいったいどれほど広く、その果てはどうなっているか? 巨大な宇宙の広がりをテーマに望遠鏡やロケットの歴史、星の進化とその一生、宇宙有限論までを紹介した科学絵本。【本の...
宇宙 そのひろがりをしろう (かがくのほん)
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商品説明
宇宙はいったいどれほど広く、その果てはどうなっているか? 巨大な宇宙の広がりをテーマに望遠鏡やロケットの歴史、星の進化とその一生、宇宙有限論までを紹介した科学絵本。【本の内容】
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著者/著名人のレビュー
9月12日は、宇宙飛...
ジュンク堂
9月12日は、宇宙飛行士の毛利衛さんがスペースシャトルで
初めて宇宙へ飛び立った事を記念して「宇宙の日」として定められました。
もう30年も前、『だるまちゃん』シリーズで有名な加古里子さんが
様々な思いを込めて描いた、科学絵本です。
なんと、はじまりは蚤のひとっ飛びの話から。
(蚤のジャンプ力というものは、人間に換算するとビルの高さまで
ひょいと飛び上がるのに相当するんです。)
自力で高くながく飛べる生き物との比較から、人間のもっと高く、
もっと遠くという途絶えることのない追求。
どのような技術で宇宙へと飛び立ちって行ったのか。
見開きで一段階ずつ説明をしたら、ついに私たちの目線をのせた宇宙船の出発です。
光の速さで遠く、遠く、より遠く。太陽系を超えて、ページをめくるごとに遠く。
果てのない宇宙空間が、明確な説明で1冊の絵本の中に広がっていきます。
こわい、と思う人もいるかもしれない。
面白い、と思う人もいるかもしれない。
みたい、と思う人もいるかもしれない。
小学校初級から大人まで、と裏表紙に書かれています。
【折々のHON 2010年9月12日の1冊】
紙の本
モノを面白い視点で認識することができる
2001/04/05 19:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松山真之助 - この投稿者のレビュー一覧を見る
■ <ワン・チョット>
「様々な物を同じモノサシの上に並べてみると、面白い発見が…」
■ <モウ・チョット>
今日は、大人も楽しめる楽しい絵本をひとつ。
シャトルから眺める地球上には、人口が爆発しそうな人間のほかに、さまざまな生き物がいる。そして、それらの飛ぶ距離や速さなどを比べてみると結構面白い事実がわかる。
たとえば、ノミ(ヒトノミ♂)。体長2mm、飛び跳ねる高さは25cm、飛距離は40cm。体長2mmを人間の大きさに変換してみると(身長2m近い人を想像すれば)ざっくり1000倍。だから、おおざっぱに言えばノミの飛び跳ねる高さや距離の cm を m に置換え(100倍)、さらに10倍すれば丁度いい。人間の大きさに変身したノミ人間(?)は、新宿のビル郡をとびこえる高さと距離になる。そう考えると凄いことだ。
本書は、こういう比喩的な「つかみ」が視覚的にできる工夫がされていて動物や、モノを面白い視点で認識することができる。虫や動物、鳥、山、空の上の構造、人間の作り出した乗り物などを、同じスケール状で見る「発見」はとても楽しい。歴史的な広がりと、地球規模の空間域の広がりが、新鮮な興味と驚きを引き出している。
やがて視線はどんどん高く遠くなり、「おとのかべ」「ねつのかべ」「じゅうりょくのかべ」をつきやぶって宇宙空間へ乗り出していく。
地面でノミの跳ぶ高さをみていた視線は、やがて、空へ、成層圏へ、太陽系へ、銀河系へと移り、…知らないうちに宇宙へと連れ出される。夜空をみると宇宙には星がごまんとあふれているような感じだが、太陽系から1光年(約10兆キロ)の様子を書いたページを見ると、なーんにもない宇宙空間(実はうすいガスやチリがあるのだが)にポツんと浮かぶ我が太陽系が何とも小さいな存在であることを認識する。
宇宙を感じる絵本だ。