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紙の本
使いやすさ抜群。
2003/03/25 13:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松井高志 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主に江戸時代に書かれた文芸作品や歌舞伎台本・古典落語を読み、観て、聴くとき、分からない言葉遣いがあると、私がまず使うことにしている辞典。
以前('88年・'94年ごろ第二版)、白水社から古今東西の文学作品に出てくる比喩表現を3500くらい集めた「比喩表現辞典・レトリカ」というのが出て、「たしかに心意気は買うが、比喩表現を読んだり書いたりするときにいちいち辞書を引くヤツもいないわけで(いますか?)、3500程度では古今東西の比喩表現をカバーしきれているとも思えないし、なんだか企画倒れかなぁ」と思いながら、ついつい買ってしまい、未だにちゃんと読んでない(つまりこれは、辞典ではなく、前から後ろへ順序よく読むふつうの「読み物」なのだ)。
この「江戸語の辞典」はそういうものではなく、少なくとも個人的な使い勝手を言うなら、広辞苑などよりもずっと検索しようとする語がヒットする場合が多く、優秀だと思う。近世のさまざまな読み物1000冊から30000語を集めている。文庫版で扱いやすい大きさであることも利点。定価3200円が高いか安いかは、使う側の事情次第だろう。巻末に出典一覧がある。