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2017/06/28 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供も、楽しめ、大人も楽しめるほん。作者が、意図してることを、感じながら読み進めると、作者の凄さに気が付ける。おもしろかった!
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待っていた復刊。馬もギャングもサボテンも岩山も…躍るようなエネルギーあふれる傑作ウエスタン絵本。ラストはクリスマス場面。
2001/11/07 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ちいさいおうち』『せいめいのれきし』『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』など、バートンさんの絵本づくりの多彩さ、面白さには驚きと感謝が絶えない。その創造力の幅を示す1冊がこの絵本だと思っていたが、手元に置いておく機会を逸していたため、見たいときは図書館で見るという不便を強いられてきた(児童書の古書って欲しい本は数が出回らないんだよね)。めでたいこの度の復刊である。
復刊ばかりがもてはやされて新しい作家が出てきにくいというのも考えものだけれど、作家や出版社の心意気がびんびん伝わってくるような古い本を手に取ると、何が消えるべきで何が読み継がれるべきなのは歴然としてくると思う。
たとえばこのブック・デザイン。絵はスミ(黒)1色で描かれている。全体がマンガのコマ割風に処理されているのだが、その絵を囲む枠の役割を果たしているページの地色が、いわゆる折ごとに変化していくのだ。
ちょっとわかりにくいか…つまり、1〜4ページはうこん(うんこではない)色、5〜12ページはサーモンピンク、13〜20ページがカーキ色という具合に、ページの色が変わっていく。地の色をその特別な色のインクで刷っているわけですな。この色はただきれいに見せるだけのものではなく、お話の起承転結の展開にどうやら結びついていて、クライマックスになると鮮やかな濃いピンクとなり、続く大雨の危機シーンではペパーミント色になり、一件落着のラストでは黄土色になるという具合。
カラフルな色枠のなかにコマ絵がレイアウトされているというしゃれ方なのである。
もうひとつ凝っているのは前と後にある見返し部分である。ここには、本文全ページのラフスケッチが縮小されて載っかっている。いわゆるシュリンクというやつだ。本文を単純に縮めたのでは絵柄がつぶれてしまう。だからだろう、わざわざ見返し用にラフスケッチ風に描いてあるところに感激する。子どもは手塩にかけて育てなきゃだめなんだよねと、マメな意匠に教えられるのだ。
バートンさんの絵本は、意地悪な見方をすると白人主義という意味においてアメリカ的なところもあるから、扱いに注意する点もあると思うが、この絵本も良い意味でも悪い意味でも実にアメリカンである。
ところは西部、その名もサボテン州が舞台。主人公のキャリコは知恵のあるたくましい馬で、育ての親であるカウボーイのハンクに忠誠を誓っている。隣接する悪土地帯からやってきた悪漢一味による牛泥棒事件、クリスマスのお祝いを積んだ駅馬車の強奪事件がキャリコの工夫と大活躍で見事に解決される…というのがあらすじだ。
力強い馬のギャロップ、蹴り上げられる砂塵、わだちをつけて疾走する駅馬車に飛び交う銃弾。テクニックに熱意と魂がこもると、こんなすごい世界が絵本で描けるんだなとほれぼれしてしまう。バートンさんが切り拓いた活劇は、読み手次第で一日何回でも上演可能なのである。
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2019/01/24 09:46
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもスッキリする映画をみたような感覚でした。
ところどころ、難しい言い回しがあって大人でも読むのに戸惑ってしまう箇所がありましたが、楽しい作品でした。