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紙の本
光源氏の退場
2017/02/15 09:37
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投稿者:冒頓単于 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじ
光源氏は、柏木が女三宮に横恋慕して通じたことを知り、因果に恐れおののいた。女三宮は、真相を知った光源氏の態度に耐えきれず、薫を出産した直後に出家した。更に、紫上の病状が悪化し、遂に亡くなった。光源氏は、自身の行動が紫上を追い詰めていたことを悟り、出家遁世を志した…
第4冊には、若菜下・柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻・匂宮・紅梅の9帖が収められている。
柏木帖では、柏木が女三宮に横恋慕して通じたことが光源氏に知られてしまい、あっという間に衰弱し、親友の夕霧に、妻の落葉宮の面倒を見るよう頼んで、死んでいった。この夕霧は、父親と違って生真面目な性格だったが、夕霧帖に入ると、親友の未亡人・落葉宮にのめり込んでいく。そして、雲居雁は怒って実家に帰ってしまった。真面目な人が一旦女性に走ったら手に負えなくなるというのは、今でも云われることだが…
最大の見どころは、御法帖の紫上の死である。その後光源氏は、最愛の人を亡くした悲しみで、心に穴が空いたような状態になっていった。
一説によると、幻と匂宮の間に「雲隠」帖があるとされているが、真偽の程は不明である。内容は、光源氏の出家と死を描いたものらしい。
最後の2帖(匂宮・紅梅)は、光源氏の死後の話で、薫(女三宮の子)と匂宮(今上帝と明石中宮の三宮)が主要な登場人物になる。これ以降は、この2人が活躍する。