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次は死霊に挑戦だ!
2019/01/28 14:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後文学の傑作であり難作でのある「死霊」の作者である。なかなか「死霊」を手にすることは荷が重いように思われて、この作品を読んでみた。短篇集なのだが、作者があとがきで書いているように主題は「存在」である。作者は存在を「闇」「宇宙」「夜」「夢」「暗黒」の中に見出そうとする。夜型の体質の者は「殆どひたすら、見渡しがたいほど遥か彼方の混沌と虚無へ顔を向ける」のだという。まさしく、彼は夜型の人である。たびたび宇宙の話の中に「ヴィーナスの帯」や「円盤」が登場するのだが、これらが何を意味しているのかがわからない。再度、ゆっくりと読む必要がある