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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 11件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1981/07/10
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/318p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-714223-6
文庫

紙の本

その男 1 (文春文庫)

著者 池波 正太郎 (著)

主人公、杉虎之助は微禄ながら旗本の嫡男。十三歳で、大川に身を投げ、助けられた時が波瀾の人生の幕開けだった。幕末から明治へ、維新史の断面をみごとに剔る長篇。(佐藤隆介)【商...

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その男 1 (文春文庫)

税込 704 6pt

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商品説明

主人公、杉虎之助は微禄ながら旗本の嫡男。十三歳で、大川に身を投げ、助けられた時が波瀾の人生の幕開けだった。幕末から明治へ、維新史の断面をみごとに剔る長篇。(佐藤隆介)【商品解説】

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みんなのレビュー11件

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評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

大衆の視点で見た維新

2005/02/01 23:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:八ヶ岳ペンション亭主 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 池波作品と言えば、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『藤枝梅安』の3シリーズが即座に出てくるだろう。これに『真田太平記』を加えた4部作は池波氏を語る上でなくてはならないものだ。その代表作の影で、ひときわ異彩を放つ作品と言えば、私はこの『その男』と『男の秘図』、そして『男振り』を揚げる。
 本書『その男』は幕末物ではあるが、主人公は決して著名人ではない。しかし、その存在感は登場する西郷隆盛や桐野利明に決してひけを取らない。むしろ大きな時代の転換期で翻弄されながらもたくましく生きようとする、大衆の代表のように雄々しく生き抜く。
 池波氏の他作品の主人公、たとえば鬼平こと長谷川平蔵もそうだが、その多くは複雑な家庭環境で己の道を必死に見いだす者が多い。決して幸福とは言えない幼少期・青年期を持ち前の根性と、陰で励ます人情厚いのおかげでたくましい人間へと育つ。本書の主人公も同じである。他の作品とも似通った設定はあるが、決して同一ではなく。それぞれの個性がキャラクターの中で確立している。
 詳細は読んでのお楽しみだが、読後に爽快感に浸ることができることを保証しよう。

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紙の本

史実に沿った生々しい幕末の動乱と、立場を越えた人間の交流が魅力の幕末時代小説。激動の幕末を生き抜いた剣士・杉虎之助の生涯が、人の正常な営みを浮き彫りにする。

2010/08/26 18:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

【あらすじ】
旗本の嫡男として生まれた杉虎之助は、病弱で暗い性質から義母に疎まれ、その義母に丈夫な子が生まれると、杉家に廃嫡の気配が漂いだした。
虎之助は、十三の時、わが身を儚んで川へ身を投げたが、謎の剣士・池本茂兵衛に救われた。
しかし身投げ事件があったにもかかわらず、義母の仕打ちは変わらず、再び家を飛び出した虎之助が見たのは、五人の武士を相手に刀も抜かず、圧倒的な強さで倒した池本茂兵衛の姿だった。
* * *
六年後、茂兵衛に弟子入りし、諸国放浪から江戸に帰ってきた虎之助は、肉が付きがっちりとして腰の据わった体躯と凛と引き締まった口をし、別人のように生まれ変わっていた。
茂兵衛の用意していた家に住み、たびたび送られてくる金で暮らしていた虎之助は、ある時、茂兵衛から礼子という女を彦根まで送って欲しいという依頼を受けた。
薩摩の者に襲われながらも、礼子を彦根に送り届けた虎之助は、幕府隠密かもしれない茂兵衛や礼子の任務に関わったことで、幕末の動乱に巻き込まれていく。

【書評】
池波正太郎の作品には幕末を描いた作品がいくつかある。
本作品に登場する人物で言えば、幕府遊撃隊だった伊庭八郎を描いた「幕末遊撃隊」、人斬り半次郎と恐れられた薩摩藩士中村半次郎(桐野利秋)を描いた「人斬り半次郎幕末編」および「人斬り半次郎賊将編」、同じく薩摩藩士西郷隆盛を描いた「西郷隆盛」などがある。
これらの作品は、どれも幕府側、維新志士側に位置する主人公から見た幕末と人物の物語である。

対して、本書は幕末の動乱に巻き込まれながらも、官軍賊軍関係なく伊庭八郎、中村半次郎、西郷隆盛らと交流する、中立的立場の主人公・杉虎之助の目を通して、幕末の動乱を描いた作品である。

この作品の魅力は、架空の人物である虎之助を通して描かれる史実に沿った生々しい幕末の動乱の様相である。
(史実に忠実とはいえ、西郷隆盛の膨れあがった陰嚢を収めた皮袋の挿話があるとは思わなかった)
そして、その虎之助が池本茂兵衛と関わり合ったことから始まる薩摩藩士との暗闘、それがきっかけで知り合った伊庭八郎、中村半次郎、西郷隆盛との立場を越えた交流、礼子との短く濃厚な夫婦生活といった、虎之助が生き生きと動き回るフィクションが、読者の心を掴む。

特に、幕府隠密かもしれない池本茂兵衛を師に持つ虎之助と、人間的魅力に溢れた薩摩藩士中村半次郎との交流が、物語を盛り上げる。
中立的立場にいるとはいえ、虎之助の師は幕府側であり、半次郎は敵対勢力の薩摩藩士である。
その立場を越えて交流する二人は爽やかであるが、二人の間に見え隠れするお秀の存在が、二人の関係を何やら奇妙なものにしていてユーモラス。

このような中村半次郎との交流が多く描かれているのは、本書を描くために温めてきた取材ノートから、先に生まれたのが「人斬り半次郎 幕末編 賊将編」であるからだろう。
この作品でも、中村半次郎は人間的魅力に溢れた人物として描かれており、本書と合わせて読むと幕末の濃厚な物語が楽しめる。
ちなみに、この作品には虎之助は登場しないが、お秀が登場して本書同様、半次郎を振り回している。

そして中村半次郎改め桐野利秋との交流に、本書三巻『開化散髪処』という章がある。
明治新政府が発足し維新戦争が終結したのち、髷の時代は終わると確信した虎之助が始めた散髪屋に、以前親しくしていたものの、師の仇かもしれない桐野利秋がやってきて、微妙な関係ながら旧交を温めるという挿話。
この作品が発表される前に「黒幕」にも『開化散髪どころ』という短編が収録されている。
これは、主人公やストーリーこそ違うものの、桐野利秋がかつて闘った相手の営む散髪屋だと知らずにやってきて、二人の交流が始まるという物語。
この物語にある挿話の幾つかが、本書の虎之助と桐野の交流の中に描かれており『開化散髪処』の原形となっているようだ。
幕末の闘いでの恨みを晴らそうとする主人公に、桐野が「むかしの喧嘩を根に持つのか」と一喝する場面は爽快で、桐野のさっぱりとした気性がよく表されている。


ところで、物語の最後には、思わぬ人物が登場して、読者を驚かせる。
この意外な登場人物と、物語の途中にたびたび入る虎之助の後の述懐、そして二人の交流の挿話によって、虎之助が実在の人物のように思えてくるが、実在の人物ではないとのこと。
しかしモデルとなった人物が三人いるという事だから、この最後の思わぬ人物と虎之助の交流の様子は、実際にあったことなのかも知れない。

これらの闘いにまみれた物語を通し、思わぬ人物を登場させて、池波氏が語りたかったのは、『人の正常な営み』のように思える。
それは、池本茂兵衛が幕末の動乱に虎之助と礼子が関わらないように願い
『さわがしい世の中へ巻き込まれてはいけないよ。こんなばかな世の中に、お前のようないい若者が血眼となってはいけねえのだ』
と言った言葉につきるように感じられた。
そしてそれは、戦争を体験した池波氏の思いでもあるような気がした。

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幕末好きならぜひ

2017/09/12 15:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mio - この投稿者のレビュー一覧を見る

史実と小説を織りませて書かれた超大作です

不遇な生い立ちの主人公が動乱の幕末~明治を生き抜く、涙あり、人情あり、
大物との絡みあり。

池波先生の渾身の一作ではないでしょうか

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2009/03/28 10:36

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2009/04/08 01:10

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2012/02/06 04:01

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2010/10/08 11:15

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2013/04/21 17:30

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2014/11/05 17:53

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2017/06/25 19:52

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2019/03/29 19:42

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