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全体主義の起原 新装版 2 帝国主義
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 5件
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  • カテゴリ:一般 研究者
  • 発行年月:1981.7
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:21cm/290,18p
  • 利用対象:一般 研究者
  • ISBN:4-622-02019-X
  • 国内送料無料
専門書

紙の本

全体主義の起原 新装版 2 帝国主義

著者 ハナ・アーレント (著),大島 通義 (訳),大島 かおり (訳)

全体主義の起原 新装版 2 帝国主義

5,184(税込)

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全体主義の起原 3巻セット

  • 税込価格:15,228141pt
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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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紙の本

カフカが当てこすり、ドストエフスキーが神秘化する「運命(偶然性)の支配」に対し、偶然性から人間を守り、秩序を与え、《世界》を作る「共同体」そして「政治」の姿。第二部の主題「帝国主義」に対する分析の過程で垣間見えるアレントの考える「共同体」の理念・理想が示唆に富み、興味深い。

2012/01/18 22:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中堅 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書、第二部では、「帝国主義」が俎上に載せられる。「帝国主義時代とは、通常1884~1914年に至る30年間を指(P.1)」す。第二部は、帝国主義時代のもう少し後、第一次大戦を経てパリ講和会議とヴェルサイユ条約(1919年)後、条約が認めた「民族自決権」が東欧・南欧諸国にもたらした「無権利」の人間たちの群れの発生までを論述する。

本書で定義される「帝国主義」とは、「政治権力の範囲を、それに応じた政治体を新たに創設することなしに拡大すること(P.21)」を目的とする。
資本主義経済は、「国民経済の枠内では生産的な投資も適切な消費も不可能(P.43)」な《余剰資本》と、永久失業状態に陥れられた《人間の廃物》を生み出した。その解決策として、国内で処理不可能となった2つの要素《余剰資本》と《人間の廃物》を合わせて海外に輸出し、被支配者への無関心と隔絶を特徴とする「官僚制」による支配を行うこと、これが「帝国主義」の端的な定義である。
上記のような帝国主義政策は、海外(アフリカ及びインド)に領土を見出すことができたイギリス・フランス等の国々では、外交上の成果(領土の膨張)を得たものの、ドイツ・オーストリア等、帝国主義的野心を抱きながらも大陸の諸国家に囲まれた国々においては、失敗に終わった。しかし、「帝国主義の方法と支配観念の諸結果(P.163)」は、逆に、帝国主義政策の実際の成果を上げられなかった国々において広まり、法制度の軽視(≒反国家主義)及び人種主義的なナショナリズムの蔓延をもたらし始める。
そういった状況で、第一次世界大戦が勃発しヨーロッパ全体を疲弊させた。そして、平和条約で「民族自決権」をすべての民族集団に認めることによって、混迷はさらに深まる。新しい国々(ポーランド・チェコスロバキア等)は、1.住民の均質性及び2.土地との強固な結びつきという「国民国家」の要件を欠いていた結果、「一連の小型の多民族国家(P.242)」となり、「少数民族(その国々での少数派)」を生み出すことになった。結果、政治・経済の不安定は多くの難民を生み、「無国籍者」の大量発生を引き起こす。それはつまり、「国民国家の崩壊(P.251)」を告げ、「人権の喪失」という危機を生み出す。

以上が、本書の論述の流れであるが、教科書的なそういった「あらすじ」とは別のところにアレントの面白さはある。それは表立っては示そうとはされないが、対象を批評するときに垣間見えるアレント自身の理念、「こうあるべきだ」という理念・理想である。それが私には、小説家フランツ・カフカについて述べるところで強く感じられた。
「カフカの小説の中心主題の一つは(中略)何らかの恐るべき暗い必然性に巻き込まれるという不幸の中に人生の意味が啓示されるとする宿命迷信に結びついた誇りに対する風刺だった。(P.203)」
こんな風にバッサリと、「不条理」を切るカフカ読者を私は知らない。カフカは不条理につまづく人間を描き、それを読む人は、そこに人間の不幸・苦しみを見て、それでも強く生きる姿勢を読み取ったり、「人生や社会の本質」を見たりするのが凡そ一般的な読み方ではないだろうか? だがアレントは違う。彼女にとって、そもそも人間は自然の与える偶然(人種・身分・財産の違い等)から守られねばならず、それを守るのは「共同体」であり、その共同体は、「自分の住む世界の創造と変革に絶えず関与して(P.117)」生きる、「およそ行為し得るためには協力しなければならない(P.216)」と自覚した公的・政治的人間自身によって作られると考える。それゆえに「諸民族の政治的自発性と創造性が圧殺される(P.203)」陰惨な官僚制支配の状況を見ていたであろうカフカが、「日常生活において偶然の支配に(中略)委ねられてしまった人々が不回避的に抱く宿命への迷信(P.204)」を知悉しており、それゆえにカフカは自らの小説によって「風刺」を行った、とアレントは考えるのである。

アレントにとって「不条理」とは、人間がこれまでも、そしてこれからも戦っていくものであって、それ自体に「意味」を与えたり、考えたりするものではないのである。むしろ、そういった「不条理」から人間を守るための「共同体」をいかに守っていくか、良くしていくかを考えるのがアレントである。へこたれてばかりの私にとっては、こう正論ばかり聞かされると本当に耳が痛いのだが……(苦笑)。しかし、何かについて討論する時、相手の立場が明確であれば、例え自説にケチがつこうと実りのある結果になるのと同じように、「死すべき人間からある共同体に不滅性を与える(P.39)」ことが政治原理の任務であると見抜く字義通りの《保守》政治哲学者ハンナ・アレントを読むのは、やはりためになるし、面白いのだ。

次はいよいよ最終、第三部「全体主義」に向かう。

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2010/05/12 01:43

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2016/01/11 21:19

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2013/02/18 21:53

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2017/09/01 21:56

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