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此岸の家(河出文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1982.4
  • 出版社: 河出書房新社
  • レーベル: 河出文庫
  • サイズ:15cm/212p
  • 利用対象:一般
  • フィルムコート不可
文庫

紙の本

此岸の家 (河出文庫)

著者 日野 啓三 (著)

此岸の家 (河出文庫)

346(税込)

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評価内訳

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紙の本

幻視の絆

2012/01/11 23:47

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み進めると、なんて気持ちの悪い男かと思う。記者として単身赴任したソウル駐在の間に知り合った女性と、日本に帰国後に結婚するという顛末についての4篇。妻が知人もいない日本に渡って来て、不安と孤独に苛まされていく様子を描いているが、その妻に対して救いの手を差し伸べるようでもなく、身内のことを書いているようで実は赤の他人を客観的に書いただけのようだ。彼にとっての妻は、仔細を観察できる他人でしかない。彼の関心事は、彼の考える妻としての義務を果たしているかどうかと、小説の題材として利用するということだけだ。少なくとも小説としてはそういう体裁になっている。
前妻と別れたのにも相当な軋轢があったと思うのだが、それらはここの作品からはまったく省かれている。彼の人間像が見えて来ない、無機的な、昆虫のような男に見える。もしかするとこうした古めかしい明治的感性を刷り込まれた男達が、戦後の高度経済成長を支えた一般的な姿だったのだろうか。文学のために人生を踏み違えたりはしなかった、エリート達の心象風景とはこのようなものだったのか。
とはいえ、戦後経済を成長させた人々というのは、新しいテクノロジーで世の中を変え、世界に新しい販路を拡げていった革新者達であって、保守的な人間に出来ることではなかったはず。では彼は、凡庸でどこにでもいた男達の一つのカリカチュアなのか。
妻の方も朝鮮戦争で傷を負っていて、不安定な暮らしや厭なしがらみの残る故郷から豊かな日本に逃れたい気持ちも、結婚の動機にあっただろう。
そういった様々な困難が、主人公には降り掛かってくる理不尽な現実、人生の不条理のように見えているのか。他者から見れば、国際結婚という事態の前に彼の人格が露出することになったわけだ。それでも年月を経て、生活を積み重ねていき、二人の間の情感も育っていくようでもある。それもまた人生の不思議だ。
4編目の「遺しえぬ言」では、彼の広島の実家の父と母の物語。気がつけば、彼らもまた戦争で多くのもの失い、それから見知らぬ土地での不安に満ちた暮らしを送ったのだ。すると世代は変わっても、自分の不安と他人への不理解が、綿々と連鎖し続けているのか。僕らにとっても不可避な現実なのだろうか。
結婚を反対された両親とはほぼ断絶状態にあったが、これも齢を重ねて徐々に和解し、彼自身の子供に対する視線もまた断絶の連鎖を断ち切らせる予感を孕んではいる。だがそれは希望というよりは夢想の世界だろう。彼は未来の家族像、人と人の繋がりを幻視したのかもしれない。
韓国、ベトナムと駐在し、国境と文化の壁を乗り越えての結婚もしたが、一方で東京と広島の壁の前で為すすべ無く立ちすくんでいたのもまた彼の姿だ。そんな頼りない人間の見た夢に未来があるのかも、不確かなことに思えてしかたがない。

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