サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

ブックオフ宅本便ポイント増量キャンペーン ~4/15

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 10件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1981
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/395p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-322401-4
文庫

紙の本

テス 上 (岩波文庫)

著者 ハーディ (著),井上 宗次 (訳),石田 英二 (訳)

テス 上 (岩波文庫)

税込 1,067 9pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

紙の本
セット商品

テス(岩波文庫)セット

  • 税込価格:1,88117pt
  • 発送可能日:購入できません

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー10件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

美人すぎる乳搾りの悲劇

2021/10/11 07:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

19世紀イギリスの農村で生まれた美少女の厳しい運命。運命といっても、すでに産業革命が進行中で、封建制度もなくなっている合理主義の時代に、抗うことのできない不思議な力、神の与えた試練といった説明では、読者も登場人物ももはや納得しない。では誰が悪いのかといえば、やはりそれは分からない。王様や貴族に買われるとか玉の輿とかいうことはないし、農民も土地や生産手段を自分で保有し、経営も多角化していて、経済的にひどい困窮に陥ることはないにしても、貧富の差はやはりある。悲劇の根源を見据えるには、そういう世の中と人々の意識の変化をとらえる必要があるのだが、人物たちの生活や心理の緻密な描写によってそれは成功している。そういう分析や批評のための、20世紀的な技法や文体が先駆的に使われていることによるのだろうか。
少女の悲劇は、彼女を誘惑する身勝手な男と、真の愛情で結ばれる牧師家の息子の間で起きる。青年がブラジルに渡って農場を始める(ひどい目にあって戻ってくる)展開や、農村で働く似たような境遇の少女たちの友情や社会観、自由恋愛を当たり前のことのようにみなす人々も現代的だし、二人の逃亡劇のスリリングさ、その舞台になる森、草原、廃城などの美しさ、荘厳さも素晴らしい。これらも19世紀に現れた様々な文学手法の集大成と言えないだろうか。
大都市間は鉄道ができているが、隣の村へ行くのに馬車や馬が調達できなければまる一日かけて歩くのだが、その時間も、自然と一体になり、故郷を想い、果てし無く思索に耽る時間であり、そういう失われてゆく時間へのノスタルジーも感じるのは、現代人が読むからだろうか。
インフラの近代化が進み、人々の信仰や階級意識も少しづつ変容していく中で、物も人も流動性が高くなり、美人に降りかかる面倒は増大する。これが21世紀になると何でもかんでもネットで拡散されてしまうようになり、リスクはさらに大きくなったわけで、今のわれわれにそれを予感させるような説得力とスピード感もある。時代に追われた二人が、様々な誘惑に抗いながら愛を貫こうとする生き様には、やはり打たれてしまう。あと映画版は未見なのだが、さぞかしいい画が撮れるんだろうなあと思うような話です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。