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紙の本
中核VS革マル 下 (講談社文庫)
著者 立花 隆 (著)
かつては高揚する学生運動をささえていたはずの中核と革マル。だが、果てしないその対立は、鉄パイプによる内ゲバ殺人へとエスカレートしていった。世界の社会運動の歴史においても稀...
中核VS革マル 下 (講談社文庫)
中核VS革マル(下)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:1,397円(12pt)
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商品説明
かつては高揚する学生運動をささえていたはずの中核と革マル。だが、果てしないその対立は、鉄パイプによる内ゲバ殺人へとエスカレートしていった。世界の社会運動の歴史においても稀にみる激烈で凄惨な両派の内部抗争の局面を、戦後の学生・労働運動の流れに遡って詳細に跡づける衝撃の実態レポート。
かつては高揚する学生運動をささえていたはずの中核と革マル。だが、果てしないその対立は、鉄パイプによる内ゲバ殺人へとエスカレートしていった。世界の社会運動の歴史においても稀(まれ)にみる激烈で凄惨な両派の内部抗争の局面を戦後の学生・労働運動の流れに遡(さかのぼ)って詳細に跡づける衝撃の実態レポート。【商品解説】
目次
- 第六章 うち続くエスカレーション
- 第七章 ルールなき戦い
- 第八章 戦局の新展開
- 第九章 軍事的均衡の崩壊
- 終章 最後に笑うものは誰か?
- あとがき
- ●中核・革マル両派の抗争略年表
- ●参考文献
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紙の本
全共闘運動=暴力革命による体制転覆=民主主義の否定=逆らう奴は皆殺し
2007/06/11 16:01
12人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまだに全共闘運動を懐かしがっている奴がいる。「もう少しで革命を成就することが出来たのに」「あの頃の若者たちは熱く燃えていた」「みな純粋だった」。。。バカも休み休み言えとはこのことだ。全共闘運動とは何か、それは暴力革命の肯定であり、民主主義の否定であり、何よりも恐ろしいのは「正義は我が頭上にあり」として、逆らうものは皆殺しにする、その暴力による国家支配、国民支配が、その本質だったのである。左翼はいまだに「国家権力による国民監視」だの「自衛隊による国民支配、戦前への回帰」だのを警告し恐怖を煽る。しかし、自衛隊が一度たりとも国民に銃を突きつけ日本政府の意思を強要したことがあったか?あったという話を私は寡聞にして聞いたことがない。しかし、本書に出てくる「中核派」「革マル派」は自分たちの思想に従わない連中を皆殺しにしようとした。日夜国民を監視し、払暁、ターゲットの住居にバールをもった数十人の男が乱入し、なかにいる人間を文字通り皆殺しにすることを繰り返していた。それでも飽き足らない連中は、日本を飛び出し、パレスチナに飛んで、そこで機関銃を仕入れ、イスラエルの空港で罪の無いイスラエル国民に向けて機関銃を乱射し、大量虐殺を行ったりした。あるいは「あさま山荘」に立てこもり、内部で血で血を洗う殺し合いをしつつ、治安維持のため出動している公務員にして国民の味方の警察官に向け銃を乱射し、そのうちの何人かを射殺したのである。これらを日本国民は、当時の日本の大学生は、高校生は、中学生は、そして小学生は、みんな見ていたのである。そして左翼とは何か、全共闘とは何か、その本質を見抜いてしまったのである。本書が書かれた後、全共闘運動はもちろん左翼そのものの社会的影響力は急速に失墜していくが、それには理由があったのである。日本社会党が消滅し、総評が解体し、国労動労が解体されたのには理由があったのである。国民は、ただ「しらけた」わけではない。左翼の本質を理解したため。左翼が垂れ流す「左翼音頭」に、これ以上「騙されないぞ」と心に決めただけなのである。こうして小泉純一郎は、国民の歓呼の中で5年5ヶ月も政権の座に君臨することが出来、自衛隊をあっさりと海外に派遣することが出来たのである。こうした一連の日本の現代の歴史の流れを理解するうえでも、本書は必読であろう。いいか、諸君。いまだに共産主義への未練を断ち切れない輩が垂れ流す「猫なで声」に耳を傾けてはならない。奴らはいざとなったら平然と異論を唱える人間の命を奪い、家族を壊すことに躊躇しない連中だ。左翼は正義を信じている。正しい世の中を作ろうと懸命なのである。げに「正義」と恐ろしい思想なのである。