紙の本
ベニスの商人
2001/04/30 02:01
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投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シェイクスピアの喜劇。
到着を予定していた、船の難破により、ベニスの商人アントニオはユダヤ人のシャイロックに借りた借金を返せなくなってしまう。ユダヤ人のシャイロックは借金をたてにしてアントニオの肉を要求する。そんな中、アントニオはポーシャ機知により救われる。
紙の本
法学部生にお勧め
2001/12/29 17:43
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投稿者:クリハ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アントニーオは借りた金を返済できなかった時には身体のどこからでも好きなところから一ポンドの肉を切り取ってもよいとする証文に判を押してしまう。その証文に基づいてユダヤ人商人シャイロックはアントニーオの心臓近くの肉一ポンドを要求する。
その要求に対して下された判決は……。中世のヴェニスの町を背景にシェイクスピアが描く裁判の場面は、法的思考能力を刺激された。
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子どもの頃、寝っ転がりながら『イワンの馬鹿』と交互に読んでいたためにまるで混同してしまっているみたい。
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『金を貸してやるかわりに、もし返済期間中に金を返せないなら心臓に最も近い体の部分から1ポンドの肉を差し出すこと』という人肉証文が有名です。
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シェイクスピアの劇作
内容も面白いが、これがつくられた当時の時代背景もうかかがえる。
高利貸しのユダヤ人が非常に悪者として、またキリスト教徒が慈悲深く描かれている。また最後に高利貸しがキリスト教徒に改宗させられているのもユダヤ人からしたら非常に屈辱的であろう。
驚きは解説にあった。
この物語はシェイクスピアが考えたものではなく、もともと1300年代にあった3つの話をつなげたような内容らしい。しかし、今でも古典として多くの人に読まれれるのは、劇作として非常に完成しているからであろう。
古典はその内容だけでなく解説部分で多く背景にあるものなどを理解することができるのでこちらも一見の価値あり。
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肉裁判のくだりと、バサーニオが恋人ポーシアに求婚する際の箱選び、そして見事ポーシアを娶る権利を得た後に彼女から貰った指輪のこと、この三つの要素からなっています。シャイロックが悪者として描かれていますが、現代ならばむしろ彼が哀れでならないという解釈もできます。何しろユダヤ人であることだけで「ジュウ」などと悪口を言われていて、さらに金貸しであるために罵られる。復讐のためにアントーニオの肉を取ろうとするも、逆転裁判で借金は帳消しになった上に罰金まで支払わされ、しかもキリスト教に改宗させられる。しかしシェイクスピアは、シャイロックが人肉裁判をするに至ったのはユダヤ人だと差別されたからだという解釈をしています。劇中のどんな悪者にだって、そうなった原因がある。シェイクスピアは16世紀という昔にあって、すでにそれを描いていたのですね。
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大学の経済学史の授業で扱われたので購入。
シャイロックやアントーニオなどでこの頃の経済活動がよくわかる。
また、話の内容ももちろんおもしろい。
特に人肉裁判の下り、シャイロックが自分がいままでキリスト教徒に差別を受けてきた怒りをぶちまける長台詞は一読の価値あり
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図書館で借りて読了。
正義感が強く情に厚いヴェニスの商人、アントーニオは、友人のバッサーニオに頼まれて、悪名高いユダヤ人の高利貸し、シャイロックに1ポンドの己の肉を担保に金を借りる。バッサーニオは意気揚々と莫大な財産を持つ魅力的な貴婦人、ポーシアに求婚に向かうが、アントーニオの商船は難破し、財産をなくしてしまう。嬉々と1ポンドの肉の支払いを迫るシャイロックに、果たして裁判は…。
シャイロックとポーシアが目立っていて、アントーニオやバッサーニオが少々薄かったような。
いくらいけ好かない奴にしてもシャイロックがちょっとかわいそうにも思えるのだけど、これは現代の価値観で見ているからで、当時の常識だと当然の運びかつ痛快な物語なのかな。
とりあえずポーシア無敵。
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あまりにも有名ですね……。でもやっぱり「有名どころ」は傑作です。ポーシャのことを「かっこいい」と思ったことがあったんだなあ、こんな人になりたい、などと。(そのついでに法衣にも憧れた)。こぞの雪いまいずこ。
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ハムレットほどの美しさはなかったけど、話しの展開は面白かった。裁判でのポーシアのくだりは好きだなぁ。よいよい
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戯曲の台本。やはり劇場で観てみたい。
人によって悲劇か喜劇かの評価が180度違うものになると思う。
シャイロックは本当に悪人?商人たちは本当に正義なのか?シェイクスピアの創作意図はわからない。
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この年になって初めてシェークスピアを読んでみる。
演劇として見た方が、その面白さがより伝わるのかもしれない。
発表当時には、テンポの良い展開が面白かったのかなぁと思う。
ユダヤ人vsキリスト系の構図が、話しのベースになっていたことは興味深かった。
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ユダヤ人の商人が、舞台の去り際まで悪役を演じ切る、その様が好きです。時代背景はさておいて、作品の登場人物として、頭から尻まで一貫した立ち位置を保つ彼の姿に心惹かれました。
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喜劇であるためか、導入部分も魔女の予言や亡霊の告白をともなわないのでさいしょは多少たいくつだった。が、三幕あたりからやはりおもしろくなった。金貸しを言い負かすための屁理屈も好きだ。
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そんなに。解説にもあったけれど、俺はユダヤ人を悪役として見れなかったのでかわいそうになった。
箱選び、肉切り裁判、駆け落ち、指輪の紛失。4つの事件からなっていたが、特に感想なし。演劇そのものを観れば、違うのかもしれないが。