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竜のはなし
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 11件
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  • カテゴリ:幼児
  • 発行年月:1983.12
  • 出版社: 戸田デザイン研究室
  • サイズ:32cm/1冊
  • 利用対象:幼児
  • ISBN:4-924710-15-6
  • 国内送料無料
絵本

紙の本

竜のはなし

著者 宮沢 賢治 (作),戸田 幸四郎 (画)

竜のはなし

1,728(税込)

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紙の本
セット商品

戸田幸四郎絵本傑作集 8巻セット

  • 税込価格:13,824128pt
  • 発送可能日:7~21日

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みんなのレビュー11件

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評価内訳

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紙の本

出版社からのオススメ

2003/11/02 03:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:戸田デザイン研究室 - この投稿者のレビュー一覧を見る

賢治童話の知られざる名作。
多くの出版物のある賢治童話ですが、この作品の絵本は唯一これのみという珍しい作品。
壮絶なまでの“強靱な優しさ”を前に、子どもが釘付けになったという読者からのお手紙を多くいただいていります。
賢治世界の象徴的な一篇です。
本物の感動を。

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紙の本

今の日本に欠けている大切なものを教えてくれる類書ない絵本

2005/03/13 13:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

 むかし、あるところに住んでいた一匹の竜は、力が強く、恐ろしく、激しい毒を持っていました。竜を見たあらゆる生き物は、見ただけで気を失ってしまったり、毒気にあって死んでしまうほどでした。あるとき、その竜が、良い心を起こして、もう悪いことはしないと誓いました。

 その後の竜の生き様(死に様)は、体中の皮膚がひりひりするほど心身に堪えます。わずか22ページ、言葉数も少ない絵本ですが、皮膚感覚として、また、視覚的に非常に衝撃的な印象を残します。宮澤賢治のファンの一人として、「賢治さんが伝えたかったことの核ではないだろうか」と直感的に思いました。

 戸田幸四郎さんの絵に渾身のパワーを感じます。戸田さんは「あとがき」で「生きものを愛し自然を愛し、まことの道のために、生きつらぬいた賢治の思想の大事な一面を端的に浮き彫りにしている作品ではないでしょうか。」と述べています。
 宮澤賢治の世界は、一面的なアプローチでは理解が届かないほど深遠な世界です。戸田さんは「賢治の思想の大事な一面」そして「現代社会にこそとりもどさなければならない賢治の精神」として、『竜のはなし』を描いています。
 一冊の絵本を描くために、どれだけのエネルギーと資料を駆使されたことであろうか…戸田さんの目に見えない努力に思いを馳せました。宮澤賢治作品集の中では『手紙一』という題名だった作品を『竜のはなし』と改題して絵本化した戸田幸四郎さんのただならぬ気迫を感じる絵本です。

 「わが愛する幼な子たちを、情熱的に育もうとしている若きお母さんたちに心をこめて申し上げたい。」と呼びかけて、児童文学者の花岡大学さんが語る『絵本の解説「賢治童話」の「やさしい心」』に心を打たれました。
 花岡さんは、賢治が文学化しようとして書き続けた精神を「あるべき精神」や「捨身の心」、「やさしい心」として分かりやすい言葉に置き換えています。そして、『竜のはなし』をすべてのものを文学的に受け取るナイーブな、やわらかさを持った幼児期にこそ読むべき絵本として推奨しています。
 「このあまりに類書ない宮澤賢治の絵本をとりあげ、その作品のなかにみなぎる「やさしい心」のなんたるかを、幼児たちと、いっしょにめんめんと話し合いながらまちがいなく、つかみとっていただきたい」と力説する花岡大学さんの言葉が私の心の奥底まで響きました。

 この絵本には、まず大人である私たちが自分の人生(生き様)をかけて、また精神作業をかけて向き合うべきでしょう。その人の生き様は、死に様に通じるとも言われています。「このおはなしはおとぎばなしではありません。」という賢治さんの声が聞こえてきそうです。
 ナイーブな心を持った子ども達の方が、この絵本の良き理解者であるかもしれません。子ども達と話し合いながら、子ども達から教えれられることも多いのではないでしょうか。大人である私たちも真っ白な心で向き合うべき絵本だと感じます。今の日本に欠けている大切なものを教えてくれる類書ない絵本としてお勧めの一冊です。

まざあぐうすの「ほのぼの文庫」はこちらです。

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紙の本

「この話はおとぎ話ではありません」。宮沢賢治の真意を理解しているのか?

2005/12/26 03:24

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ニッキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

素晴らしい作品ですがあえて苦言を呈してもよろしいでしょうか。
世界の誰よりも強い竜が釈迦になる話。現題は「手紙一」。人の生きる道を立派に説いている。
作品はともかく新聞の書評やこの絵本の末尾の解説に疑問を感じます。
何かの一つ覚えのように「子供達に強い優しさを!」。
では同じ宮沢賢治の「よだかの星」はどうですか。あれは決して強い存在ではないはずですが。強く優しく。すべての人がそうであれば人間がいびつである意味はないのでは?
宗教。「金や名誉や虚しい色恋沙汰より尊きは愛!正義!」
…本気で親と話し合ったことがあります。「貧乏、地位なし、愛されないを馬鹿にするなと言いながら道徳心の乏しい人間は要らぬ?テストでいい点を取るのと同様優しい心や厳しい道徳心も能力でしょう?能力のない人間を神は棄てるのですか?」「本当に価値のあるものは持たなければならない。神が認めるのは当然」…私は宗教を棄てました。
宮沢賢治の「ひかりの素足」。わけもなく「地獄行きだ」と鬼どもに責め立てられ神のごとき存在と思われる「光の足の人」すらも救い上げながら「お前たちは罪人」と断言。しかし納得の行く理由は何も書いていない。「強く優しく」。あの子供達はそうあるための生贄だったのでは。
アンデルセンの「人魚姫」も私は好ましく思えません。原作では「泡になって天国に行って終わり」ではない。彼女は死後何百年も人間の子供達に尽くし続けます。「いい子を見つけると彼女はもっと早く天国に行けるのですよ」と説いているのだから良書。しかし彼女がなぜそのような苦しみを与えられねばならない?「人間でないから普通は天国に入れてもらえない」らしい。
アンチ人魚姫とも取れる「赤い蝋燭と人魚」を書いた小川未明に敬意を表します。電車が走り始める。線路が泣いている(負傷した線路と月)。人間中心の世の中に変わって行く日本を憂いていたようです。そして赤い蝋燭と人魚では人魚の方が人間より『人の心』を持っており…破壊的結末を迎える。破壊したかったのはあくまで愚かな発想であり人間や村ではないでしょう。
強い優しさ。それを保つ代償に罪なき存在を貶めるのであればそんなものはいりません。
「小さいうちにこういうことを教えておかねば社会に迷惑をかける人間が育つではないか」。その通り。結局教えるしかない。しかしちょっとお尋ねします。
あなたたちが必要としているのは「社会に貢献できる道徳的で優しい人間が育つこと」ですか。社会の役に立たぬ無力な人間を排除する無慈悲な者達とあなたたちとの決定的な違いは何か教えて下さい。
優れた人格や豊かな精神優しさ…それも所詮能力としか思えません。必要です。ただしカネや学力と等価値くらいで。
まともな優しさや道徳にすら時に無慈悲さや愚鈍さを感じます。
宮沢賢治談「この話はおとぎ話ではありません」。この言葉の意味を考えてみて下さい。名作童話に「くだらない子供だまし」など存在しません。彼自身子供のために尽力し数々の童話を書いた。それでもあえて「これはおとぎ話ではない」と言う真意は?
私は「子供達に強い優しさを!」と書評を書く人々は誤解している、いや穢しているとさえ思います。
道徳や優しさは何のためにある?社会のためであればなんと虚しきことか。
※自サイトレビューより加筆修正

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2009/01/17 21:31

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2012/06/14 18:15

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2014/05/22 10:07

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2009/03/18 20:56

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2012/11/22 08:55

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2010/03/23 11:44

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2014/06/11 08:22

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