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緊急深夜版 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブック)

著者 ウイリアム・P・マッギヴァーン (著),井上 一夫 (訳)

緊急深夜版 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブック)

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紙の本

新聞の使命を信じる記者による事実解明

2010/04/18 16:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風紋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 発行部数50万部のコール・ブリティン紙の記者サム・ターレルのもとに、匿名の密告が入った。リチャード・コードウェルは、やくざの情婦と交渉がある、という情報であった。
 コードウェルは、4期にわたる現市長一派の腐敗を衝き、市政改革を錦の旗印に決起した弁護士だ。
 怪訝な思いで取材していくうちに、その情婦の殺害容疑でコードウェルが逮捕された。

 事件発生の頃に付近を通りかかったコグラン巡査は、現場から逃走した怪しい人物を目撃したが、この報告を上司のスタンコ警視は握りつぶした。
 サムは信頼するカーシュ編集局長に相談し、コグラン巡査と接触を図る。
 しかし、コグラン巡査は、証言を約した直後、亡くなった。コグラン巡査が死去したホテルを管轄する警察署は、他殺の疑いを抱くが、なぜかスタンコ警視たちは強引かつ一方的に自殺と宣言する。

 サムは、別の証人コニー・ブラッカーから事件の全貌を明かにする証言を得て、緊急深夜版の原稿を書きおろした。
 しかし、コニーは何者かの手で連れ去られてしまった。サムは茫然とするが、社内におけるある電話のやりとりが耳に入って謎が氷解する。
 コニーを救出するべく、そしてコードウェルの冤罪をはらすべく、切迫した状況のなかでサムは行動に移った・・・・。

  *

 ウィリアム・アイリッシュ『暁の死線』からマイクル・クライトン『タイムライン』まで、残された時間が刻々減っていくところに生じる緊迫感がサスペンスをうむ。本書にもこうしたサスペンスの要素があるが、主眼はあくまで、権力の妨害をはねのけて事実をあばいていく点にある。本書は、正統的なミステリーだ。
 ダシール・ハメット『血の収穫』のコンチネンタル・オプは、隠された事実をあばくと同時に、腐りきった町の浄化を実力行使した。
 本書の主人公は新聞記者だから、最終的な目標は直接行動ではなく、事実を大衆とともに広く共有する点にある。事実を知った大衆は、しかるべき行動に移るであろう、という期待がある。

 わが三好徹も探偵する新聞記者を好んで描いたが、三好作品の主人公は、必ずしも常には、真実を大衆とともに広く共有しない。たとえば天使シリーズの場合、主人公は、事実を積極的には隠さないが、積極的には伝えないことで、結果として真実について沈黙することがしばしばある。事実は、真実の一部にすぎない。
 本書の原著は1957年に刊行された。マッカーシズムが一応終焉を迎えたのは1954年の暮だ。
 新聞の使命、多数の正義を愚直に信じる主人公に、ちょっと感動を覚えないでもない。

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