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紙の本
心地よい雨の音。
2002/06/16 05:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきな - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ぴち ぱた ぽん」という 繰り返される雨音。
なんてすてきな響きなんでしょう! 声にだして読むと
雨音のドロップスを くちの中でころがしているような感じ。
何度読んでも うれしくなります。
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おいけの あめふり ぴちぱたぽん
はたけの あめふり ぴちぱたぽん
かえるが おみせを だしたとさ
おみせに だしたは なんなのさ
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語呂がよく やさしいことばが続いていきます。
ことばに寄りそうように 絵が流れていきます。
まるで巻物をみているよう。
たっぷりと水分をふくんだ筆で 描かれた絵からは 雨の匂いがします。
おとなになると雨の日は、なんとなく気分が暗くなったり
出かけるのが億劫になっていました。
出かけても 知らず知らず はや足で歩いていたり、
車をつかったりして 雨を避けていました。
雨の日のたのしみ方を この絵本はもう一度わたしに教えてくれました。
いそがしく過ごしてばかりいると、
ちいさな出来事に鈍感になってしまいますね。
ほんの1分、耳をすまして雨音を聴いてみるだけでもココロが潤ってきます。
傘をさして「ぴちぱたぽん」と口ずさみ、かえるが鳴く方向に
お散歩してみたら、いつもの風景が違ってみえました……。