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ドストエフスキー
  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1984.12
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:18cm/212,4p
  • 利用対象:一般
  • 国内送料無料
  • フィルムコート不可
新書

紙の本

ドストエフスキー (岩波新書 黄版)

著者 江川 卓 (著)

ドストエフスキー (岩波新書 黄版)

464(税込)

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みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

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紙の本

新書版で「ドストエフスキー」と表題されていればこれはドストエフスキーのひととなりをを概説したもので、これからその作品群を読み始める人のためのいわば入門書かと思われがちである。

2006/03/28 12:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

あるいは一般教養として、この世界史的な文豪をちょとかじっておこうと手に取る人も多いだろう。だがその当ては完全にはずされる。
一昨年のこと、『罪と罰』を読むこと三度目でありながら、相変わらず咀嚼できずに喉元に異物感を覚えながら、江川卓の『謎とき「罪と罰」』にある重要なヒントを得てストンと胃袋におさまった安堵感を覚えたことがある。
著名な識者の価値観で説かれたドストエフスキー論を読むのもひとつの読書ではあろう。ただ、その場合はドストエフスキーそのものと向き合うのではなく、むしろドストエフスキーを素材にした識者の人生観や世界観を味わうことになろう。ところが江川卓には自分が咀嚼したドストエフスキーの味わいを「わかりやすく」解説する姿勢はない。読者がどう咀嚼しようが読み手の自由な精神で味わうのに役に立つ「材料」を提供してくれるのだ。この書はドストエフスキーと直接向き合おうとする読者のためにある。
昨年は二度『悪霊』を読んだ。一般には悪霊の化身・スタヴローギンすなわち無神論的革命主義者の自滅を描き、現実におこった社会主義革命の終焉を予言しているなどといわれているのだが、私にはどうしてもそんな読み方はできなかった。読むほどにスタヴローギンに親近感を覚え、またわが国の今の精神状況との似通った印象が深まるのだった。江川卓の「謎ときシリーズ」には『悪霊』がないため、本著を選んだのだが、目からうろこが落ちるというのはまさにこういうことを言うのだろう。
著者はロシア語の原典を詳細に研究し、ドストエフスキーの表現する「単語」「文節」「語り」「人物名」「表題」などに様々な隠喩、文豪の思い入れが含まれていることを分析している。ドストエフスキーの主要作品を例に挙げて、、そこにある多義的な意味と文体の背後にあるロシア・ギリシャ神話、ロシア民話、古今の文学、時事問題などを要所要所で具体的に説明し、その重層的小説世界の魅力を浮き彫りにする。この時代は国教であるロシア正教と西欧近代思想と一体になったカトリックの対立構図があり、そこに邪教とされたロシア固有の宗教観念が根強く存在したところから、特に聖書とロシア神話・民話からの隠喩が読みとる上でのキイポイントとなっているようだ。
たとえば、目からうろこの『悪霊』であったが、それは「よく知られているように小説『悪霊』には二つのエピグラフが付せられている」と私のようなエピグラフなど無関心でいいい加減なものにはこの部分の著者の解説にギクリとさせられた。ルカ福音書の引用が反キリスト者の惨めな末路を象徴していることはわかるとして、プーシキンの詩の抜粋が反キリスト者であるロシアの神々に対する愛着・郷愁であることがここで紹介された資料とその分析でなるほどと知ることになった。そしてこのプーシキンを挿入するまでの劇的なプロセスを見せられれば、悪霊の意味する二重構造性がそのままドストエフスキーの内面の葛藤であることに気がつかされるのだ。
市場原理主義の横行に業を煮やして武士道精神とか惻陰の情に回帰したい心情はわからないでもない。しかしあまりにも短絡に主張し過ぎるこの現代の精神状況はどうかとも思う。こじつけではないよ。革命の時代は終わってもいまなおドストエフスキーの時代は続いている。両者ともに悪霊だからだ。
ドストエフスキーの作品を読んだことのある読者ならば本著によってこのような新たな発見を必ず得ることができよう。そしていっそう深みのある自分自身の読書を楽しめること、間違いない。
また、本著で分析されるいくつもの作品は粗筋も書かれていないため読んでいない人にとってはそれこそ消化不良なのだが、ただしこれから読んでみたいと読書欲を猛烈に増進させる効用がある。
わたしも今年は『カラマーゾフの兄弟』に挑戦しようと思っている。

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